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2005/06/05(日)
運動会に参加して
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・実習先の小学校の運動会に参加した。
教師の準備は半端ではないことを体験した。
中でも、体育主任の先生は、毎朝早く出勤し、校庭にラインを引いたり、用具の点検を行ったりと休む間もないくらい準備をしていた。
学校が週休二日になったことに伴い、競技の練習の時間も少なくなり、そのなかでいかに仕上げていくのかが問題になっている。
特に表現(リズム表現、組体操)などは、何度も練習しなくてはならない為、時間がかかる。
教科の方も、おろそかにしてはならないため、現場の先生は本当にテンテコマイな状況。
しかし、運動会は、集団行動を学ばせる絶好の機会であるし、学級経営の視点からも、児童が一体となって目標に向かう為、努力を惜しまず成功させたい行事だ。
「入場行進も競技のひとつ」といった先生の言葉が心に残っている。
―徒競走で一等になることを目標とするのもよい。
―けれど皆で行う行進で、参加者全員が一等をとることを目標とすることも、達成するに値する目標ではないか。
自分の行動を抑え、他人に合わせること。
現在はこれを馬鹿にする風潮があると感じている、そしてかっこ悪いことであるとも。
しかし、他人の行動をよく見て、列を乱さないように、自分の行動を合わせるという行為は、気持ちがいいものである。
私に今回、それを再認識させてくれたのは、私が居させていただいている2年1組だ。
はじめは皆、当然バラバラであった。自分勝手に行動し、かぶっていた赤白帽子で、友達を叩く児童も沢山いた。
けれども、先生の言葉に児童も共感したのだろう。
―揃うことの美しさ、気持ちよさ。
一人では、決して味わえない、生きていく為に大切な体験だと思う。
よく晴れた空の下、気持ちのよい運動会だった。
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