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2005/06/29(水) 展示すること
・サークルの写真展を行って思ったことを綴りたいと思います。

「作品を展示することは、自分のおもいをせかいに発信することだ」

自分のおもいとは、考えであったり、主張、主義、思想だったり、誰かへのメッセージだったり、様々である。

それらを展示することは、せかい(つまり他人)に発信することに他ならない。

何も、自分と相手だけに伝える内容の事柄であれば、わざわざ場所を借りて、セッティングし、自分の作品をつくる必要もないし、一人で満足するようならマスターベーションとなんら変わりはない。


なにを言いたいかというと、

作品を展示するということは、


見る人がいることを意識しなくてはならないということだ。

人との関わりがあるということだ。


見る人は、友達だけでなく、近所のおばあちゃんやそこらのサラリーマンなどあげればキリがない。

そういった面識もない人たちに、どう自分の作品をみて、足を止めてもらい、自分の作品にこめたおもいをくみとってもらえるかを充分に考える必要がある。

そこで、作品がいい加減ではどうだろう。

自分本位の考えでつくった作品は自分がいいと思いがちだが、他人はそうは思わないことが多い。

他人が見たらどう見えるのかという視点で自分の作品を見る必要がある。


作品の良さ、完成度は、完成した段階ではまだ50パーセントほどで、もう半分は作品の展示の方法で決まる。

いや、展示のほうがウェイトが高いといっても過言ではない。

それほど、展示は難しく、まさに作品にとって命がけの作業なのだ。

だからこそ、作家は自分の作品がどうしたら見る人に見てもらえるかを命がけで考える必要がある。

わたしは、その部分が弱く、いい作品をつくっても、台無しにしてしまうことが多々ある。

作品をつくることとは、つくることから展示のしかたまでを考え、自己を表現することなのだ。そこまでで、初めて作品としての価値が生まれ、見る人にみてもらうことができると考えている。

これからも、つまらないところで自分に妥協せず、自分の作品に誇りを持ってせかいに提示できるように努力していきたい。


・写真サークル「DEJIVU」で展示している作品

『まぶたの裏の色』

A4サイズ六十枚で構成した作品です。


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