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2005/12/26(月)
風景
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・今日は、免許更新の手続きの為、鴻巣の免許センターに行ってきた。
駅から免許センターまではバスも出ているんだけれど、歩いて免許センターまで行くことにした。
風が強く、寒かったのに、なぜか歩きたくて、歩いた。
久しぶりにこういった回り道をしたなって歩きながら知らない町の景色を見て思う。
と同時に、こうした回り道をすることはカメラを持つ以前は考えられなかったなと、今思った。
この頃は、景色を見ることにさえ、意味を求めていたと後になって反省した。
それは、写真を撮ることと直結しているって事も後になって分かった。
知らない道を写真を撮りながら歩く。
最近、また「ジー」の調子が悪くデジカメなのに液晶がうつらない。だからノーファインダー中心で景色を撮った。
次々と目にうつるものに向けて、シャッターを切ってゆく。
写真を撮って、どんな写真が撮れたか気になるのも久しぶりだった。
初めてカメラを手にして、何も知らず、何も考えず撮っていた頃の感覚とまではいかないけれど、久しく忘れていた感覚で写真を撮ることができた。
帰りには、近所の土手に寄った。
この場所に来るのも久しぶりで、あの頃最もよく来て撮影していた場所だ。
冬は犬の散歩をする人も少なく、私が土手にいる間は誰一人とも会うことは無かった。
冬の土手は、どこかとても遠い国の景色のように思える。
遠いのだけれど、すごく通いなれている異国。
以前、モンゴルの友人を連れてきたとき、自分の国の風景に近いって言ってたっけ。
あの時も、今日みたいに北風の強い日だった。
シャッターを押す指先がどんどん感覚を失っていく中、シャッターを押す、そのことがすごく楽しかった。
風景はきっと
寂しい冬のそれと写ったし
暖かい洛陽のそれと写ったし
異国の馬が駆け回るそれとも写ったと思う
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