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2009/05/10(日) 「仕事」を創る・作品はつくらない
・「仕事」を創る という言葉をもらった。

今回の長野は、まさに「仕事」を創りに行ったのだと、この言葉をいただいた後に気がついた。
ここでの「仕事」とは機会という意味である。


「あなたの仕事はなんですか?」

と尋ねられた時、大抵の人は所得を得ているそれを答える。

しかし、真に自らに責任を持ち、何かを生み出している人(物質的なものだけではない)の答えは違う。


昔話に、ある労働者にあなたは何をつくっているのかと通行人が尋ねると「石畳」だと答えた。また違う労働者に同じ質問をしたところ、「城」だと答えた。またまた違う労働者に訪ねたところ「人と人との交流、それによってつくられるであろう文化」だと答えたという。


同じ仕事をしていても、目の前の仕事の見方がそれぞれ異なる。


ある料理人は言った、「私は料理を作っているのではない、私がつくっているものは人の笑顔だったり、幸福だったりその時間だったりする。それが私の「仕事」だ」と。


その中で、芸術を用いる芸術家と呼ばれる人たちはいったい何を生み出しているのだろう。そして、これから、何を生み出すことができるのだろう。


・先だってのアメリカ大統領選挙にあたり、バラク・オバマは芸術政策として「Barack Obama and Joe Biden: Champions for Arts and culture」というマニフェストをだした。メセナ協議会による訳文が次のサイトに掲載されている。

http://www.mecenat.or.jp/news/kmknews/special_obama.pdf


社会に求められる芸術をすることが正しい芸術かどうかはわからない。


ただ、芸術をする人間は、自分の芸術で何ができるのか、今一度自身に問い直し、自分の芸術でできることを社会に発信する必要があるのではないか。


私は、

「作品をつくっています」

という言葉だけは発したくない。


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