as a lily
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2004/12/31(金) 109
朝からバイト。ひらけんのコネで、渋谷のリズリサという店の手伝いをする。「パソコンのデータ入力」で志望して、電話で「値札を商品につける作業」といわれ、当日行ってみたら「汗だくだくで危ない仕事よ♪」と伝えられた。詐欺だろ。さっそく109に飛ばされる。舞台は屋上。福袋が詰まってるダンボールを積み上げて、ビニシをかける作業。屋上に有名ブランドのダンボールが7段にも積み重なってるのだ、しかもダンボールは靴跡と雪で汚れ汚れ。この中身を顧客が買うのかと思うと…。作業にはデザイナーか店員らしき女の子も参加、おぃ、パンツ見えるって。まぁ、裏を見ればアパレルもすっげぇ地味なのね。実は109に入るのもこれが初めて。店内を歩き回る俺は、かなり場違いだった(ーー;)

終了後、桝田んちで格闘技を観て過ごす。親父さんが打ってくれたそばをすすり、うとうとしつつ熱狂しつつ。でも、これは前座なのです。

2004/12/30(木) 思い描くということ
今日は親父と映画を見に行った。なぜ親父と…と思うかもだが、まー、それなりの仲なのである。それに親父は意外と映画やドラマが好きなのだ。見に行ったのは「ターミナル」、今のところ悪い評判は聞かない。「もう一回見に行きたい」という意見がでるほどだ。
いい映画だった。空港、という限られた場であれだけのネタを思いつくとこはすごい、やや大げさで強引な面はあるけど…。なにせほほえましい。ショーシャンクみたいな感じだ。色々批判を呼んでいる恋愛の部分は、描いた恋愛が失敗(無意味に見える)だったというより、恋愛を描いてまで「9ヶ月間空港で生活する」ことを演出したかったところに落ち度があると俺は考える。確かに「善人」とか、「法に触れるリスク」という理由だけでは9ヶ月間留まる、という理由にはならない。スピルバーグにとって、「待ち続ける」という表現には9ヶ月間という期間が妥当だったのかもしれない。それにこだわったことで、恋愛というこの映画では元々意味をなさない要素を「つい」入れてしまった、ということだろう。まー、ウンチク書いたけど、いい映画であることは変わりない。

ラストシーンでふと、思った。映画では、ストーリーに関わる色々なシーンが省略されている。おまけに、感動のラストシーンも、言葉で書いてみればちんけな場合が多い。じゃあ、なぜ感動するのか?「推し量る」からである。例えば台詞を吐いているキャラの心情を量ってみたり、キャラの歩んできた背景を思い返して想像して、共感する。映画を観る人は、そういうことを自然に頭の中でやってて、そこで感動が生まれる。って、誰でも知ってるか。
まぁ、そこでだ。すごい演出家というのは、効果とかストーリー云々だけでなく、人の「推し量る様」、いや「思い描く様」をどれだけ想像してシミュレーションできるか、で決まるのではないか。それを踏まえて、2時間にどう収めるか、を考えに考えてるのだと思う。まず自分が思い描く力(+思い描いたものを具現化する力)が強くなければならず、そして、他人を思い描かせる力が強くなければならない。2時間の映画で見えるものから、数十時間分の隠されたストーリー、感情、疑問、哲学を観客が引き出してくれるような作品を作る。こんな演出家がすごいのではなかろうか。

つまり、「思い描く力」というのはすごいのである。それが強ければ人は動けるし、思い描かせる基盤もしっかりあれば他人だって動かせる。思えば、俺が満足できた企画やイベントは、それらに対して俺が思い描いていたビジョンがしっかりしていて、仲間がそれに共感し応えてくれた、ということが大いに関わっている。俺が受身的だった場合も同様で、「思い描かされた」時はよく働いた気がする。ゴールを想像しただけで、にやにやしてしまうような、ドキドキわくわくしてしまうような、そんなビジョンを持った先輩・組織の下では、働ける。

そういう意味で、やっぱ経営理念とかビジョンは企業選びにすごい大事になるわけである。
っておい、結局就活ネタかよ( ´△`)アァ-

2004/12/29(水) Now you're not here
初雪だ。すぐ雨になってしまったけど、嬉しい。

今日松屋で飯を食ってたら、超懐かしい、いいメロディーが聞こえてきた。後で耳コピした歌詞をyahooにぶち込んで検索すると、swing out sistersの"Now you're not here"という曲だということが判明。ずっと前に放映された、「真昼の月」というドラマの主題歌だ。さっそくbear share使ってダウンロード。基本的には別れの曲で、すごく切なくて、でもどこか暖かくて、何度でも聞きたくなるような曲。同アーティストの他の曲はなんか普通にポップっぽくて好きじゃなかったけど、この曲は別格。最高っす。日本でも50万枚ほど売れたのだとか。

帰国してからDLした曲はもう200曲を超えた。いらないのは消去してるから実際はもっとDLしてるんだけどね。一曲3分もかからないのが魅力。

2004/12/22(水) 逆求人フェスティバル
というイベントに行ってきた。俺は全然システムを知らなかったのだが、つまり、俺が席に座ってると企業の人事や営業部長の方々が俺の前に座って、名刺交換。俺から5分のPRがあり、その後会話しつつ企業側のPRもあって、イベントも仲が続いていく、といったものだ。初めにエントリーシートを提出させ、出席学生も優秀な人に絞るので、企業にとってもいい機会ということになる。

俺は、逆にそこで本気になれず、準備も全然してなかったのでちょっと後悔した。まさか企業と一対一で話ができるとは思わなかったのである。それと知ってたら、…はいい訳だが、写真なりなんなり用意しておけばよかったかなと思った。しかし、プレゼンへのアドバイスももらえ、今まで全然知らなかった業種・ビジネスモデルとの出会いは非常に刺激になった。例えば主婦を狙った人材派遣会社とか、学生寮をビジネスにしてる東証一部上場企業とか…。この前スマステで、第三諸国で「豆腐」を作って売ってる元ホステスのおねーさんがいたが、俺もそういう人になりたい。新しいものをないところに持っていく。唯一無二。

終了後、直美さんと有楽町で飲み。相変わらずこの人は良くしゃべる。マシンガントークだ。でも、嫌味がないので聞いてて楽しい。結局終電逃したので、直美さんを見送った後漫喫で夜を明かす。

2004/12/16(木) のぶ会
桝田と、のぶさんにOB訪問をする。場所は恵比寿。いい店頼むよ、といわれ、生牡蠣一個500円もする高級オイスターバーを予約したろうと思ったらすでに予約いっぱい、しかも2店舗。なんなんだ…平日に、予算8000円以上の店がこうも簡単に満席なんて。やっぱ上層部に金が集まってるのか、それともそこにしか金の使い道を見出せない人が多いのか。

まぁしょうがないので、本屋でよさげな店を見つけてかたっぱしから電話をかけて、恵比寿西口の店を予約。
しかし、食に金をかけることのすばらしさを久々に感じてしまった。のけぞる!笑いが止まらない!結局相当食ってしまった、のぶさんのお金で…あぁ、最高っす。次は自分のお金で来ます。ってかフード業界もいいね、すばらしいね。こんな単純に人の感動を引き出すモノはなかなかないやろ。大衆居酒屋じゃなくて、こういうんだったら勤めてみたいな。人をのけぞらす快感…ってのけぞるのは俺程度か。
まー、色々しゃべった。商社の良し悪しもわかったし、俺の他己分析もしてもらった。桝田とのぶさんの見解が一緒だったのが興味深かった。

普通に終電逃して、のぶさんはタクシーで帰り、俺と桝田は渋谷をうろついて夜を明かした。

2004/12/13(月) ヨシケンさん
という人に初めてあった、たぶん俺の3代上のディレクターである。今日の就活セクションがしょーごの家で合宿で、そこに乱入、いや、ご参加されたわけである。しょーごの部屋で鍋を囲み、語る。男4人なのに、やけに部屋がムーディな空間になってるのがおもしろかった。

しかしこの人、見かけは真面目だがおもしろい人なのである。本人は年の功だと言ってたけど、俺がユーモアのセンスを6年後同じレベルで発揮できるとはとても思えない。
そして、彼は俺が思い描いているリーダーシップと、目標に向かう姿勢の理想系を体現していた。もちろんそれが唯一無二というわけではないが、俺に持っていないものを彼はもっている。
一番違うのは、彼は「言葉」の持つ重みをよくわかっていて、それに対する責任の負い方が徹底している。例えば、ドラマで「GP取るぞ」と円陣で叫んでる奴は沢山いるが、その発言に責任を取る奴はそうはいない。無責任に返事をする人も同様だ、俺も含めて。彼は言葉がいかにでも軽くなり重くなることを知っていて、その重さを保つことによって確固たるカリスマを獲得している。

とりあえず、カッコいい人に会いました。

2004/12/12(日) ピカソ展
東京現代美術館のピカソ展に行く。今日までだから、ギリギリだった。「躰とエロス」というテーマで、160点もの作品が展示されている。俺はある程度の数のフツウな作品があるのを期待したのだが(知ってると思うが、ピカソはまともに描くとめちゃめちゃ上手いのである!)、イっちゃってる作品ばっかり(笑) 

ピカソのイっちゃってる系でまずイメージするのは、福笑いのような、目だの口だのの位置をずらしたり、口や鼻など一部がすげぇでかかったり強調されてたり、といったスタイルだ。俺も小学校の美術の課題が「童話の世界をピカソスタイルで描く」だった。俺はガリバーを取り上げたがな。俺は単純におもしろおかしく描こうとして、ピカソスタイルを真似たが、そのときに思ったのは、ピカソスタイルで描くと感情のうねりが表現しやすい、ということ。笑顔なら笑ってる口元を強調したり、悲しかったら涙をやたらでかく描いたりと、表現したいことをのびのび描くことによって、その絵に感情のうねりが出る。
が、今回展示されてるものの多くは感情が伴ってないもののように思える。普通に肖像画だ。確かに上手い。まるで一筆書きで人を描いて、その各空間に一色ずつカラーリングしてるような。ルノアールのような繊細なタッチではないが、カラーのセンスは抜群だと思う。強い色を10色20色使ってても全然うるさくないし、見ていて気持ちがいい。…が、なんでこのスタイルなんだ?
ピカソはマリー・テレーズという17歳の少女に出会い、10年に渡って交際するうちに彼女の持つ顔、躰の美しさに狂い、それ以来描く肖像のパーツパーツが全てゆがみ始めたという。モデルはそうではなくとも、描くピカソ自身の感情はうごめいていた、そういうことなら説明はつく。しかし、俺にはどうもしっくりこない。やっぱあのスタイルは「ゲルニカ」のような感情が流れうごめいているようなシーンにこそ合うものだと思うし、なによりあのスタイルで描く女は美しくない。歪んでるだけならともかく、人として形を判別できないものもある、こんな絵に果たしてモデルは必要なのだろうか?想像でも描けるのではないか?

と、美術もろくに勉強してない俺がうんちく言ってもしょうがないが、そう感じた。展示そのものは相当楽しめた。↑のようなスタイルのみならず、デッサンや、彫刻、そしてやたら立体的なタッチの絵まであった。立体的なタッチの作品は更に人物の原型を留めてなく、まるで「ここにある野菜で人を表してください」っていう命題に答えてみた、といった風だった。タイトル見てやっと「あぁ、なるほど」と思えるか思えないかのわかりにくさ。

と、2時間ほど芸術鑑賞してお腹いっぱい。評論するつもりで絵を見てもまったくおもろくない、やっぱ普通に見てるのが一番だね。

2004/12/11(土) 淳飲み
おぉ、また起きれなった。ディベのヘルプに行く予定だった。前夜連絡が遅くて集合時間とかわかんなかったってのもあるけど、一応早起きぐらいはして置くべきだったなぁ…すでに遅刻が決定した状態で目が覚めてもどうも出かける準備も気が入らないし。まぁ、一応行った。1試合だけ見たけど、あんま助けになんなかったかな。

中途半端に抜けて、馬場で淳と待ち合わせる。こいつもトロントで知り合った奴だ。俺とは正反対で、ナンパの王道をいってる。気に入らなかったら文句も平気で言う。まぁ、それでもしっかりしてるとこはしっかりしてるし、いい奴だ。トロントで勉強した後ペルーやリマなど南アメリカを一人で旅行して、いざナスカって手前でパスポートと航空券を除く全ての荷物を強奪され、しぶしぶ帰国したらしい。6月にサッカー予選を利用して北朝鮮に行くことを心待ちにしてるのだとか。ユニークな男だ。

2004/12/10(金) 親子談義・・・中身
中身は自営業についてだ。親父は同業態の喫茶店を4店舗経営していた。立地は有楽町のビル街や銀座など、一等地。客もコンスタントに入っていた、が、親父は店を閉めた。
つまり、儲からなかったのである(人事的な問題もあったらしいが)。おまけに今は特に飲食系はフランチャイズが主体である。コストマネジメントによる徹底した低価格と、その価格に必要十分、いやそれ以上のメニューとサービスの提供。それに打ち勝つには?…生半可では生きていけないというわけだ。飲食店のみならず、アパレルでも同様のことが言えるだろう。ただ、特に飲食店は食材を毎日消化しなければいけないというリスクがあるだけに性質が悪い。更に、自営業は会社ではないため負債は全部自分持ちである。事業で多額の負債を背負うのは簡単だ。
だからお前じゃできない、という話ではない。それだけの覚悟と実力が必要ということである。また、「会社経営」という切り口でやればまた違ってくる。リスクは株主と分断になるし、経営者は「経営」という観点から携わればいい、つまり料理だなんだということは委任できる。休暇も取れる。和民など、居酒屋チェーンの社長は大体このパターンだ。
ただ、「経営」するだけで自分のやりたいこと、自分の創りたい世界を100%体現できるかはわからない。いや、100%体現したいのかすら確信がない。

とりあえず、自分のビジネススキルとセンスを公私問わず極めていかないと、「食っていく」ことすら危ういと、そういうわけです。

今日はリンクアンドモチベーションのセミナー。まず新橋の日テレのビルにビビる…ってなんのことはないのだが。やっぱ人材コンサルだけあってしゃべる人しゃべる人みんなプレゼンが上手い。社長の話も専門家だけあって非常に参考になる。重要なのは、平均年齢?会場で偶然里美に会う。

里美に会えたついでにカレッタ汐留の都路里、という御茶屋さんにいく。目当てはパフェだ。抹茶、ほうじ茶、玄米茶の三種のアイスをメインに、いろんな和の味が積み重なっている。う、幸せ。高いけど。あぁ、高いなぁ、でも幸せ。

2004/12/08(水) 親子談議
今日は朝から新宿ヒルトンへ。グルメドールという外食企業の公演に出席。社長が直々にプレゼン、さすが社長なだけあって熱意が違う。逆に社長はみんなこうなのかも知れないがな。外食業界には興味出てきたけど、企業としてこれといった違いもないかもだし、選ぶのは難しそう…。そもそも、グルメドールって食ったことないが美味いのか?他にも6業態あったけど、どれも見たことすらない…イオン系列だからイオンにしか入ってないのかな?

品川でJR東海。すばらしいセミナー。一時間半でここまでコンテンツが詰まってるのは相当上手いと思う。仕事内容もおもしろそう。営業職も、法人回りとかせずに、プロジェクト立ち上げ&実行オンリーでできるらしい。企業内のネットワーク・インフラが広がってる証拠だ。

ここで、結局俺はどんな基準で企業を選びたいのか?ということだ。仕事内容だけではなく、昇進とか休暇とか、そういう面でだ。例えばJR東海は年功序列、終身雇用である。36歳でやっと課長代理。40代でやっと一握りの人が役員になれる。理由は?「JRが社会に対して果たす意義を本当に理解・共感した上で仕事に打ち込む、経営をする、にはそれだけの年月が必要だから」。古いとは思うが、理にかなってないとは少なくともいえない。少なくとも、自分の都合だけを念頭に入社を考えてる人の応募を減らし、JRのために、もしくはJRが打ち出している意義のために動ける人が集まることだろう。

応募者にとっても、その意義に自分の価値観を合わせることで「やりたいことを仕事にしている」という思いが味わえるかもしれない。つまり「企業の中に夢を見出す」わけだ。おまけにリストラはなし、休暇も取れる。仲間も沢山できるだろう。

起業・自営業を夢とすることは当然↑と違う。就職はコネのため、スキル向上のため、つまり自分のためだ。自分が描く夢(それは本当に自分の自分による自分のための夢でなければいけない、と俺は思う)にレールを敷くとして、そのレールを得るための就職、踏み台としての就職。金が要る、コネがいる、スキルがいる、仕事する意義は自分で決める、みたいな。今までの自己分析をした結果でもこーいう就職を俺は望んでいる風だった。

でも、2年までの俺は完全に前者だった気がする。大企業で、安定してて、休暇あって、やりがいもある。3年の後期ぐらいからだ、変わりだしたのは。一つは3年になってやっと「中心になって何かを自分で創りだす、組織を動かす」経験をしたことと、周りの連中の影響による。俺の周りは、というか俺の同期は断然後者的就職を望んでそうな奴が多い。ぎらついている。

ここで、俺の夢、もしくは志はどの程度のものなのか、ってことになる。前者のような就職がいいと思ってた俺が、後者に移る、これは自分にとって大きい。正直、自分を疑っている。本当の本当に自分の城を築き上げたいのか?単に周りの熱に影響されて俺も一時的に暖まっちゃってるだけじゃないのか?俺の描いてるゴールは、俺にとってどれだけ眩しいのだろう。成長したいって、何のために成長したいのだろう。

+親と相当語りました、今夜は。機会があったらまた書いていきたいと思います。

12月絵日記の続き


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