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2004/02/16(月)
「きみはペット」9巻♪
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小川彌生先生の「きみはペット」というマンガが大好きです! ドラマ化もされていた作品なので、今さら…という感じですが、本当に好き。 ってか、個人的にドラマはよろしくなかった…と、いう割に「今日はきみぺ見るから早く帰らなきゃ!」とか、外泊先のTVの映りが激悪(カラーなのに白黒になっちゃってるし、その上ざあざあだったんだよ!)でフテ寝したりしてたけど!(笑) 9巻を仕事帰りに購入&読んでうっきうきデス♪うふふ〜。
誰もがうらやむ高身長・高学歴・高収入の美人記者スミレちゃんが、ひょんなことから美少年「モモ」(昔飼っていた犬の名前から命名)を拾ってペットとして飼うことになり…?!
っていう話です。 「要するにヒモの話じゃん」と言うことなかれ! ドラマはかーなーりーヒモな感じだったから、そう思われても無理もないけど(苦笑)、原作読んだことのない方は是非!!
主人公スミレちゃんは、職場でも、彼氏の前でも、本当の自分をさらけ出すことの出来ない、本当は泣き虫で弱い女。でも、外見の所為か、クールで人間味のない完璧な女だと勘違いされている訳なんですが。 そんな彼女が、泣いたり笑ったり、飾らない本当の自分になれるのが、ペットの少年「モモ」の前だけ。 (モモ愛しい〜!小柄で可愛いのに、包容力があって、強くて…こんなペットが手放せる訳ないよ。むしろ、毒。依存性の高い毒だね!) そしてモモも、彼女が望む「モモ」でいることで、期待されたバレエダンサー=本当の自分のプレッシャーから解放されている。 でも、「勝ってるのに、負けてる気分」(すげえ、痛い台詞!好きー!!)。スミレちゃんが自分の前で本当の自分になれるのは、自分が人間ではなくて、男ではなくて、「ペット」としてしか見ていないからだって、判っているから。
そんな、モラトリアム。
このふたりの関係は恋愛ではないのだ…と思います。 依存、かな。 でも、依存しあうことって、一触即発で恋愛に変わるから。 そして、恋愛に発展したら、それはもう「スミレちゃんとモモ」ではない。ふたりの関係は、カタチを変えてしまう。 居心地のよい、幸せなモラトリアムは、永遠に続くことはない。 そんなこと、ふたりとも、とっくに気付いている。
ここ数巻でめまぐるしく急展開?!でクライマックスに近付いてるのかな? このふたりの関係はどうなってしまうのか? すっごい、気になる〜! スミレちゃんには、彼氏も居るし(香港に転勤した彼氏サイドも急展開!ひいぃ〜)、このふたりだけの世界の話ではないのですが…私個人的には、やっぱり、このふたりの関係の行く末が気にかかるところ。 「依存」という関係に弱い、ワタクシでした。 (京極堂と関口くんとかね!新巻鮭的ベスト・オブ・依存症カップル!大笑。)
面白いし、センスも良いし、素晴らしいので、オススメです…ってか、読んでくれ!ホモじゃあないけど!!(大笑)
今日は…日記っていうか、感想文兼オススメみたいな感じになってしまった…。 モモラブ!(まだ言うか)
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