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2003/08/08(金)
京極新刊「陰摩羅鬼の瑕」発売!
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今日から5連休。それにあわせて4連勤したのでかなり疲れ気味。朝9時頃目が覚めてトイレ行ったけど、睡魔で歩くのもやっとだった。壁につかまらなきゃしゃがめなかったもん(笑)、やべえ。 二度寝して、14時に起きて、皮膚科へ。 買い物もちょこっと。マッドカプセルマーケッツとミッシェルガンエレファントのCD、プリンター用紙、たい焼き4個(私はクリームとチーズ、両親のお土産用にごまあんと小倉)、「多重人格探偵サイコ9巻」と、本日も買い物のメイン!京極夏彦「陰摩羅鬼の瑕」!!
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って訳で!! とうとう…京極先生の新刊「陰摩羅鬼の瑕」が発売されたよっ(泣)。 何年この日を待ったことやら…ううう…書き下ろしの京極堂シリーズ(や、正確なシリーズ名は本当はないんだけど)は、もう、98年の「塗仏の宴 宴の始末」以来なんだよねえ…その頃に丁度、京極先生の小説に出会ったのだけど。 京極夏彦という作家の紡ぎ出す文章は、私の中では一番「美しい」のです。日本に生まれてよかった〜!って感じ。 私は、日本語が大好きなのです。
だって、文章でもってあるひとつのことを伝えようしようとしても、語彙の選択はひとつではない。語彙だけじゃなくて、漢字・ひら仮名・カタ仮名の微妙なニュアンスの違いもあるから、沢山の言葉たちの中から作家が選んだ言葉は、意味を伝えるだけの記号ではなくて、個性ある独特の「表現」でしょう(だから、翻訳ものってあんまり好きじゃない。作家の言葉をそのまま受け取れないから)。
絵やマンガのように、視覚的に個性を表現できない文章の世界で、美しいと感じる文書に出会えるのって素晴らしい。 だって、読んでみないと判らないじゃん、文章は。
なんて、思っているのだけど、小説は、文章の美しさだけに価値があるのではなくて、勿論、ストーリーだって重要!いくら美しい日本語でつづられていたって、話の内容がなんだかなあ…って小説は、自分にとって価値は低いなあ。 「面白くない本はこの世に存在しない」と、京極先生も、京極堂も言っているけど…すいません、私はまだ、そこまで、本を愛せていない模様…。 まだまだだね。BYリョ―マ。笑。
そんなまだまだなワタシにとって、文書×ストーリーのコラボレーションに於いて、もっとも愛してやまないのが、京極夏彦なのであります。うふ。
そんなこんなで、普通に読んでも素晴らしい京極作品だけど、根が同人腐女子でよこしまなホモ好きの新巻鮭さん。 京極シリーズは、行間読み過ぎちゃって、大変よ!ってか、ラブラブなんだもんっ京極堂と関口くんが!!(笑) 何だかんだ憎まれ口をたたきつつも、関口くんの面倒を見ちゃう京極堂。そんな京極堂に甘えるダメダメ駄目人間の関口くん。一見、依存しているのは関口くんの方に見えるんだけど、実は、相手をより必要として依存しているのは京極堂の方…っていうふうに私には思える。そんなふたりの関係が大好きだ!! プラス、自分とは対極に居る、榎木津に憧れる関口くんと、関口くんを愛玩してる榎木津…って関係も好き! うう〜、もう、本当に、美しい文章で登場人物が個性的でストーリーが奇抜で面白い京極作品(その中でも京極シリーズ)に乾杯!完敗!!(寒)。
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待ちわびた新刊は、発売当日の今日ゲットしたばかりなので…実はまだ、60ページほどしか読んでいないし、榎さまなんて第一声をあげたばかりよ。頑張って読むぞ〜!4センチの厚みが嬉しいなっ♪
今日から5連休。「陰摩羅鬼の瑕」読む為休日とった…訳ではないけど(笑・通院+治療と偶然重なっただけ)、読書三昧!ビバ☆日記とホームページ制作と原稿もやんなきゃだ…けっこう忙しい連休が本日スタート。請う御期待!←何が?
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