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2006/02/27(月)
ネッスンドルマ
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トリノオリンピックが閉幕になりました。 開会式では、あのパバロッティがプッチーニ作の『ネッスンドルマ(誰も寝てはならぬ)』を朗々と歌い上げていて、感動。 実は開会式、興味がなく全然見る気もなかったのですが、家人から「何とかって言う有名なオペラ歌手が歌ってた」と聞き、VTRを流していたTV局を見ていたら・・・パバロッティでした^^ 70歳を超えたら歌わない、鼻歌も歌わないって言ってたのにな。(あ、まだ70前か?いや、過ぎたような??) パパがこの人の大ファン、もちろんベスト集とか持ってますよん。
それにしても、この歌を聴くたびに思い出すのは、何年も前のCM。コーヒーのCMだったと思うけど、テノール歌手の錦○健さんがこの『ネッスンドルマ』を歌っていて、あまりの下手さとどうしようもなく安っぽい演出にTVを壊そうかと思ったくらい。いや、多分日本ではトップレベルの方なんだろうけど、普段聴くのがパバロッティだのカレーラスだのドミンゴだったから余計にね・・・。
私は同じプッチーニでもトスカの『星は光りぬ』が好き。 でも、これまたトラウマ?が・・・。 何年か前のNHKニューイヤーコンサートで、名前は忘れたけど日本人のテノール歌手がこの曲を歌っていて、聞き終わった後すぐさまパバロッティで耳直しをしたことがあったのよ。
日本で歌っている日本人のオペラ歌手って、そこそこ歌える技量はあると思うんだけど、『魅せる力』が全くないと思う。アリア1曲の中にいろんなドラマがあるのに、最初から最後まで1本調子、楽譜通りに間違えず歌いました、っていう歌い方の人が多い気がする。でもって、そうじゃない人は海外へ行っちゃうんだよね。
今回のオリンピック、スケートで荒川静香さんのフリーの演技の中でも『ネッスンドルマ』のメロディがあったし、エギジビションではプルシェンコがやっぱりこの曲使ってたし。我が家ではここ数日『ネッスンドルマ』が鳴り響いてます。ある時はパバロッティ、ある時はカレーラス、またある時はマリオ・デル・モナコ・・・、幸せだわ〜^^
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