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2004/05/25(火)
考えさせられたこと。
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ちょっと真面目なお話。
昨日、「あいのり」を見た。 場所は、アフリカ大陸ボツワナ共和国。
世界最大の大湿地帯をはじめ、豊かな大自然に恵まれたボツワナはその美しさから “アフリカの宝石”と呼ばれている。
ボツワナは、経済力の目安となるムーディーズで、日本よりも格上にランクされた国。 これほど経済が発展した理由はダイヤモンド。 ボツワナには世界最大級のダイヤモンド鉱山があり、ダイヤモンドの輸出額は世界一。 これが、先進国並みの経済の原動力となったのだ。
ボツワナの大学生は、とってもリッチ。 ベンツで通学する人もいるという。 そして、国からは毎月2万円のお小遣いが支給されている。
ただ、平均寿命は36歳。 40歳まで生きられれば、幸運とされている。 かつての平均寿命は72歳だったというが、 なぜここまで短くなったのか?
それは、AIDSの蔓延が原因である。 エイズを発症させるHIV ウイルスの感染者は、なんと20歳以上の40%にも達するという。 つまり大人の10人中約4人はHIVに感染しているという状況である。
学校のトイレやホテルのロビーなどで コンドームが無料配付されているが、 それはボツワナ政府のエイズ対策。
WHOの調査によれば、2010年までにボツワナの平均寿命は26〜27歳にまで下がると発表している。 大学を卒業してすぐ、平均寿命の年齢に達してしまうのだ。
感染者の多いボツワナでもエイズに対する偏見は根強い。 誤った知識が差別とエイズの広がりを生んでいる。
HIVの感染力は弱いので、性行為以外では日常の生活の中でうつる心配はない。 身のまわりにHIVに感染した人がいても心配する必要はありません。 HIVの主な感染経路は 1.性的接触 2.血液感染 3.母子感染の3種類である。
HIV感染者、サラさんは結婚後、HIVに感染していると判明。夫にその事実を告げたところ、即離婚。家を追い出された。 「私達は仕事にも就けないし、エイズというだけで私達は人間として扱ってもらえないの。私達はそれでも生き続けたい」 と、訴える。
AIDSの撲滅とともに、HIV感染者への差別を無くすこと。 そして、正しい知識が必要だと思った。 これはボツワナに限ったこと、AIDSに限ったことではない。
私はLONDONで人種差別を目撃し、大変ショックを受けたことがある。 駅のエレベーターに既に白人が乗っていて、私たちは迷わず入った。 しかし、黒人の人々は誰一人として入ってこない。 それどころか、乗っている人は「閉」ボタンをさっさと押す始末。 それは、小さなことだったのかもしれないが、私はかなり驚いた。
LONDONに住んでいた友達は、「日常茶飯事」と言っていた。 慣れは、怖い。 日常的に起こる差別をなくしていかなければ、世界平和なんて祈れないと思った。
私が、こういった問題を考える時間を持てたのは、先日見に行ったライブに出演していた『Avenge Indians』というバンドのおかげです。 Vo&Gの水岐さんのあのMCが無かったら、きっとTVを見ても 「ふぅ〜ん、そうなんだぁ」 と思うくらいだったでしょう。 本当に、ステキなバンドです。是非、ライブに足を運んで欲しいと思います!
今日の日記は、ちょっとレポートみたいになってしまいましたね(汗) でも、色々調べることができました。 まず、知ることが大切だと思います。 みなさんも、色々と考える機会を作ってくださいね♪
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