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2004/06/23(水)
山形さくらんぼ紀行
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季節外れの台風一過、山形に向かって出発です。 羽田空港では、強風の影響で機材遅れのために出発が遅れるとのこと。そしてその30分後アナウンスでは機材故障のため代わりの機材を準備中だそうな。結局1時間以上遅れて離陸することとなりました、ありゃりゃ。
お昼過ぎに東根市にある山形空港に到着。そしてレンタカーで隣の天童市に向かいました。まずは腹ごしらえに田舎蕎麦を食べたあと、知り合いの農家のサクランボ果樹園へ。 1年ぶりに、摘みとり作業中のおじさんにお会いしました。 昨日の台風は、風雨共にほとんど影響なく一安心だとのことです。繊細なサクランボは、雨に濡れると実がはじけてしまい、風が強いと実と葉が擦れて傷がつき、どちらも売り物にならないのだそうです。 「ここら辺のどの木でも摘んで行きなさい」(ほんとは山形弁、正しい山形弁がわからないので)と脚立と籠を用意していただいて、いよいよ楽しいサクランボ摘み開始です。 木によって多少味が違うので一番美味しい木から摘んじゃうもんね〜。甘くてジューシーなサクランボ「おおお美味しい〜!」、を食べながらせっせと籠に入れました。今年は2人で6キロ以上を摘む予定だったのでまるで農作業状態なのでありました。
次は日本酒のお話です。市内に水戸部酒造という酒蔵があり、今はここの純米大吟醸「氷室」の新酒が出る時期なのです。サクランボの次のお楽しみは美味しいお料理と共にこれ! 旅で揺られていない地元で飲むお酒はまたひとしおですね。昨年は、残念ながら出来が悪く(この経験は初めてのことです)味見にとどまったのですが、今年は例年のように満足満足、堪能してきました。
翌日は朝早く起きて愛宕山&舞鶴山までお散歩です。野鳥の声はたくさん聞けて耳は楽しめたのですが姿がなかなか拝めません。声だけだと誰だかわからないし^_^; 、なので野鳥のお土産がありませ〜ん。 よく春にニュースで見かける、人が鎧兜の装束を着て将棋の駒のなる「人間将棋」で有名な舞鶴公園や、愛宕神社などを歩いてみればてくてく往復2時間の行程でありました。
その後、天童温泉にある滞在のホテルをチェックアウトした後、上山市に向けて東北中央自動車を南下(新しく開通した高速道路らしいです)、目的地は蔵王温泉の露天風呂です。
大露天風呂という看板を頼りに到着してみると、川の横のお風呂は外から丸見え〜です。車中、夫からは「あそこは混浴なんだ」と騙されていたため「これはさすがに入れないでしょう」と少々不安になりながら谷を下りました。 お金を払うところで「女風呂は上流にあるよ」と係りの人から真実を知らされ一安心もつかの間、暖簾をくぐると入ってびっくりです。脱衣場が露天に面しており、湯気が立っている川を半分堰き止めて川半分が露天風呂になっています。 建物は入り口だけで川の上流が女風呂、下流が男風呂なのでありました。体を洗うような場所はなくもちろん石鹸やシャンプーは使えません。「これより先は源泉につき熱いので立ち入り禁止」なんて看板があり、3つの温度にわかれた広ーい本物の露天です。でも、女風呂はちゃんと外からは見えないようになっていました。 野鳥の声と木々のざわめきを楽しみつつ、たっぷり流れ込んでくる源泉は少し白っぽく硫黄の香りたっぷりです。「ここすご〜い!温泉好きにはたまらん穴場だ。」(実際もうすっかり有名なのかも、穴場かどうかは?です)と感動ひとしおの入浴でありました。一番熱いお風呂はほんとに熱くて私は3秒しか浸かれませんでした。 温泉の名前は「大露天風呂」(そのまんまです)、料金が管理協力金450円となっていたので町営か観光協会営か?おそらく公営なのでしょう。男女合わせて200人は同時入浴が出来るって書いてあったけど、私が見たところ女風呂50人、男風呂100人ってところでしょうか、それでも広い!
さあ、お風呂も堪能したところで空港へ向けて乗り遅れないようにダッシュ!帰途に着きました。
↓女風呂の一部です。右に見える水は川で上流から湯気がたっていました。
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