Zooey's Diary
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2005/10/30(日) 「東京奇譚集」
村上春樹の新作です。

「村上春樹ワールド」だな、というのが第一印象でした。
あり得ないことが極普通の日常の中にひっそりと潜伏する。
どこまでが日常で、どこまでが非日常なのか、その境界線の見極めがつかなくなっていく。読んでいる方は遊んでいるのか遊ばれているのか、それすらも分からなくなっていく…

最初は買う気なかったのです。
この薄さで1400円は高い、文庫になるかブックオフに落ちるのを待とう、と。でも第一章を読んでしまったら…我慢できなくなりました。 (私よくやるのです、書店で1章だけ読んでみて面白かったら買う、というパターン)
どうもあの章に騙されたような気がする…

最初の章はしごくまっとうな話で始まります。
米国のジャズバーでのエピソードから ゲイのピアノ調律師の話。
しかも村上がわざわざ一人称で この本のそもそもの成り立ちみたいなものを説明しているではありませんか。
…まさか最後に「話をする猿」が出てくるとは思いませんでしたね。

それにしてもこの短編集、村上春樹の隠れフアンとしてはちょっと不満です。もっともっと心の琴線に触れるような、春樹ワールドにどっぷりはまってしまってこちら側の日常にたやすく帰ってこられなくなるような、そんな作品を書いて欲しいものです。

2005/10/17(月) チャーリーとチョコレート工場、本と映画
ロアルド・ダールという人は、ブラック・ユーモアの効いた小説を幾つも書いています。「南から来た男」「おとなしい凶器」など昔ドキドキして読んだ覚えがあります。その人が、今評判になっている映画「チャーリーとチョコレート工場」の原作者なのですねえ。私の子供の頃にはなかったように思います。で、今更ながら買ってみました。

確かに面白いのですが…
後書きが非常に下品です。
翻訳の仕方は確かに上手いのでしょうが こんな言い方をしなくても…
特に、前翻訳者をけなすというのは 許せない。モノガキとしてあるまじき行為だと思います。

で、映画。
面白い!
ティム・バートン監督無茶苦茶遊んでるな、という印象です。
原作のユーモアに加えて映画や音楽のパロディ満載!
それになんといっても小人のウンパルンパ!
私は、小人というのでもっと可愛い姿を想像していたのですが
なんと浅黒くていかついオッサン顔なのです! そのオッサン顔の小人たちが、ビートルズやクイーンのパロディ曲に合わせてなんとも奇妙な格好で踊るのです…

映画を観てから、英語版の本も思わず買ってしまいました。
あの愉快な歌がどんな韻を踏んでいるのかどうしても知りたくなって。
まだ全部読み終わっていませんが、パラパラと見てみた限りではやはり相当遊んでますね…
例えば、18章の「チョコレートの川を行く」というところで
ワンカ氏の無謀な行動に子供の親たちが叫びだすシーン。

"He's balmy! He's nutty!
He's screwy! He's batty!
He's dippy! He's dotty!
He's daffy! He's goofy!・・・"

と延々と続いています。
ちなみに日本語版の訳は

「音痴! ちゃち!
 やけっぱち! うそっぱち!
 はれんち! 幼稚!
 イカレポンチ!厚顔無恥!」

とこっちも韻を踏んでいます。

日本語版を読むのは30分かかりませんでしたが
英語版の方はどれだけかかるか見当もつきません…
秋の夜長にゆっくり楽しむつもりです。

2005/10/16(日) 黒のビーズ
チェコビーズのブラックでネックレスとイヤリングを作りました。シックで結構評判いいようです。ブレスレットと指輪も作りましたが、一度には写真に撮れませんでした…


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