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2005/05/22(日)
「ミリオンダラー・ベイビー」
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私は軽い気持ちで観に行ったのです。友人に試写会に誘われてラッキー!と。今年のアカデミー賞4部門受賞作でもあるし、見逃すわけにはいかないとばかりに。 ボクサーを目指す女性と老トレーナーとの心の交流を描くスポーツドラマぐらいに思っていました。題名からしてサクセスストーリーかと。こんな悲しい話だとは知らなかった…。観終わった後しばらく立ち上がれないような感じです。 映画としては良く出来た作品だと思います。74歳のクリント・イーストウッドが監督・製作・音楽・主演とこなしていて、もう完全に彼の世界です。で、でもあまりにも悲しすぎる。ネタばれになるので詳しくは書きませんが、何もあんな終わり方しなくても…彼女あんなに頑張ったのに…という思いが拭えないのです。 後味悪いこと限りなし。唯一の救いはモーガン・フリーマンでしょうか。主役二人の友人であり、穴の開いた靴下を履き、おなかの出たランニング姿のボクシング・ジムの雑用係。彼の訥々とした語りで話は進行するのですが、その存在がなかったらこれはもっと救いのない話になっていたのは間違いありません。 「ミリオンダラー・ベイビー」http://www.md-baby.jp/
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