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2003/10/09(木)
能ビギナー
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初めて“能”の生の舞台を観ました。 …と言っても能舞台で… という正式なものではなく、都心のビル内にある他目的ホールにて。 演出は会場の構造や“初めての人でも楽しめるように”という意図 から、ライティングも斬新なもの。 舞台の構造は、まるで ファッションショーのような感じ、といえば近いかな?
今回は何故触手が動いたか…というと演目が【土蜘】だったから。 ストーリーはわかっているし、入りやすいかな?と思って初観劇。 歌舞伎との違いに「ほぉ〜」「へぇ〜」といちいち感動してしまった。
圧巻だったのは蜘蛛の糸のスゴさ。 後見さんが捲かれた糸を処理 する訳でもなく、舞台の四方八方に飛び交ったままで能楽師さんは まさに“蜘蛛の糸に巻かれる”という状態。 舞台と客席が接近している為、お客さんも糸を大量にかぶってました。 能面は…表情が見えない分だけ、想像力がかきたてられて、観る側の 解釈でいろんな受取り方が出来そうだなぁ…。
写真は終演後、蜘蛛の糸を手にとって感動している私。 下は糸の手に持つ部分。 この紙の中に包まれているんですね! 歌舞伎のも同じものなのかしら?
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