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2005/06/20(月)
中盤の連動は世界基準、、だったら、、。
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コンフェデ杯グループリーグ第2戦の相手は欧州覇者のギリシャ。1戦目ブラジルに0-3と敗れているものの、堅い守備を切り崩すのは難しいのでは?そして高さで圧倒されてしまうのでは?との戦前予想があった。しかし蓋を開けてみるとライン裏に大きなスペースはあるし、プレッシングは中東よりも緩い。この相手ならタレント揃いの中盤がボールを支配出来る、、と、ワクワクしながらの観戦となった。確かにボールは支配できた、ゲームもコントロール出来た、、しかし、、、何度も訪れるチャンスをFWが決めきれない!!前半を終えて0-0、何だか嫌な予感がしていた。
後半になって大黒が投入される。玉田も優れた選手であることは疑いようもないが、Jでの得点を比較しても(玉田0、大黒10)勢いの違いは歴然。ドリブルなら玉田、ラインとの駆け引きなら柳沢が上だろう、、しかし大黒は得点出来るポジションにいる確率が高いのだ!!俊輔からのスルーパスを受けてゴールを決めたわけだが、まずはあそこに動いたのが素晴らしい。そしてゴール前での落ち着き、これが他の日本人FWとの違いなんだろう。大黒様の一発で日本は欧州覇者を撃破することとなった。
何より良かった(嬉しかった)のは日本が目指すべき方向性が、この試合で観られたこと。つまりは、、、「連動」、前に向かって推進する時の「連動」、守らなければならないときの「連動」、キーワードはこれだ!!ギリシャが怪我人を多く抱えていた&ブラジル戦の敗戦から精神的に立ち直っていなかった&そもそも力がないなど色々あるだろうが、、、それでも中盤の連携は世界に十分通用する事が解った(勿論コンディション次第だが)。アルゼンチンやブラジルと闘ってどうか?となれば、、んーーーーー難しいだろうとなるが、少なくとも欧州の中堅国とは対等以上に闘える。だったら問題は最終ラインとFWの決定力だけではないか???(といってもこれはデカイ問題だが)。
どうしたらいい?FWは久保(横浜)と高原(HSV)の復帰を待ってからでないと何とも言えないが、DFは早急に入れ替えを含めた再構成が必要だろう。対戦相手が決まってから微調整するにしても、まだ呼ばれていない選手を試すべきだ。私は名古屋の両DF、古賀と増川に期待している。それから闘う気持ちの強い闘莉王(浦和)、経験値も身体能力も高い松田(横浜)、鹿島の首位独走の原動力となっている岩政、、あたり。いずれも185センチを超える(松田は183だがヘッドは高い)、現代表のウィークポイントを埋められる可能性を持った選手達だ。
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