あばうと蹴球(アーカイブ)
hagipがTV観戦した試合、及びサッカーニュースについて感想を綴っています。
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最新の絵日記ダイジェスト
2005/08/24 セルティックは3バックにして遠藤を穫れ!
2005/08/23 ユニバーシアード3連覇。
2005/08/22 衝撃デビュー、次からが問題。
2005/08/21 ベンチ外の選手をなぜ?
2005/08/20 俊輔の交代は妥当だが、、

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2005/06/30(木) 圧倒的な強さと、、楽しさ!
コンフェデ杯決勝、ブラジルがアルゼンチンを4-1の大差で撃破し優勝を飾った。序盤に連続得点し完全にゲームをコントロールしてしまったブラジルの攻撃力が際立った試合。ボールポゼッションはアルゼンチンが若干上回ったが、そういうスタッツは余り意味がないのかな(苦笑)、、、と。守備陣は頂けないが、ロナウジーニョ、カカ、ロビーニョ、アドリアーノの新カルテッドの破壊力は十分で、これでロナウドが戻ってきてスタメンに入れるのか?、、と要らぬ心配までしてしまう(笑)。シシーニョという右サイドバックもカフーの欠場を感じさせない活躍を見せ、セレソンの層の厚さを見せつけた(しかも彼は2番を付けておらず第3の存在だった?)。

私たちの日本代表はグループリーグでこのブラジル代表と闘い2-2と引き分けた。アドリアーノやカカが疲労していた事もあって本当のブラジルを感じることは出来なかったが、それでも埋めがたい力の差を見せつけられた。しかしブラジルの本質は強さだけではなく、観る者を魅了する「巧さ」であったり、「楽しさ」だったりする。組織サッカーを批判するつもりはないが、観ていて楽しいサッカー=プレーする楽しさが伝わってくるサッカー、、という意味で、サッカー(いやスポーツ)の本質を見せられた気がした。日本にそれを期待するのは間違っていると思うし、出来るはずもない、、、。ただこれが国民性の違い???そして歴史の違いのなのかな?と感じさせられた。俊輔に何かを期待してしまう(特に私がそうなのだが、、)のは、ちょっとだけ彼がブラジルの臭いをさせているから?かもしれない。

2005/06/29(水) 中澤の横浜残留。
負傷でコンフェデ杯の日本代表を辞退した中澤が横浜にとどまる決心をしたようだ。彼にはドイツをはじめスコットランドからもオファーがあったようだが(報道されたボルシアは違った?)、W杯を優先し移籍を断念した模様。どうやら海外クラブに行くことで代表合流が遅れたり、確実に試合に出られる保証もない、などのリスクを冒さない考えのようだ(俊輔など海外クラブ所属者の助言もあったようだが)。まぁ今月で契約が切れる事で話題になったが、横浜との契約条項に1年後の見直し(海外からオファーが合った時の対応など)をしかり明記しておけば問題ないだろう。

W杯で活躍してからでも彼の場合は遅くない、それにDFなのでその国の言葉をある程度理解出来るようにならないと、、、。レベルアップが可能な選手(特にフィード面とか、、)ではあるが、他の日本代表DFと比較して絶対的なものを持っている為、今のパフォーマンスを維持してくれれば世界と十分に闘えると私は考えている。まずは、、、負傷箇所を直し、Jで存在感を見せつけること!!東アジア選手権は出るのかな???

2005/06/28(火) W杯イヤーの始動がアジア、、、?
コンフェデ杯も決勝(3-1決定戦も)を残すだけとなったが、この大会への参加資格を得るアジア予選がアジア杯である。アジア杯そのものが大会であり、予選という言葉が相応しくないのは解っている。しかし大陸王者が集う大会に参加出来る事は日本にとって(強化の面で)非常に有り難い事だ。日本が今後出場し続ける為には、基本的にW杯優勝(それは無理!)かアジア杯に優勝するしかない。

そのアジア杯、07年大会の予選が来年2月から始まる。日本は前回優勝国で予選免除なのでは?と思ったが、そういえばW杯のそれに習って前回優勝国の特権は剥奪されていた。そしてインドネシア、マレーシア、タイ、ベトナムの4カ国共催とあって、16ー4=12枠を1次予選(日本は免除)、最終予選で争う。その最終予選が来年2月から3.8.9.10.11月と4カ国ホーム&アウェーで始まるのだ。これはAFCが決めたレギュレーションなので何ともしようがないが、2/22、3/1というのはW杯前の重要な強化期間。W杯イヤー、日本代表の始動がアジア杯予選でいいのか?と正直なところ疑問だ。(サッカー協会平田専務理事が代表の始動をアジア杯予選と語った、、、)

もうW杯でのグループリーグ対戦国も決まっている2月、出来ればそれに見あった強化試合を(欧州のどこか季候の良いところで)やっておきたい。自国開催だった02年大会でも2回欧州遠征している、対戦相手はポーランド、ノルウェーとW杯で闘うベルギー&ロシアを強く意識していた。2/22.3/1は02年の始動と比べて早いが国内組だけでとりあえず、、という事なのか?アジアを侮ってはならないが(中東が1〜2入るだろうから)、アジアで闘っているスケジュール的余裕があるなら欧州合宿&試合をして(いつも問題になる)コンビネーションを高めて欲しい。

2005/06/27(月) 延長、、、PK戦。
コンフェデ杯準決勝2試合目はアルゼンチンvsメキシコ。この試合は稀にみる好試合で、守備の硬さがゲームを締めるという典型のようだった。かといって拙攻だったわけでもなく、私個人としては高いレベルの試合を堪能出来た。90分間は0-0,互いに退場者を出す(サビオラは意味のないラフプレー)激しい内容。延長戦前半にメキシコが先制、後半にアルゼンチンが追いついた。そしてPK戦、、、PKは公式記録上は引き分けとなる事からも解るように運がものを言う。結局はアルゼンチンがこれを制しブラジルと決勝で戦うこととなった。
ブラジルvsアルゼンチン、因縁の対決?やはり頂上決戦として相応しいものだと思う。、、、が、しかしメキシコの頑張りもまた評価に値する。以前のような延長ゴールデンゴール方式なら勝っていたわけで、、、どうなんだろ?ゴールデン方式もシルバー方式も廃止したから戦略として闘いやすくなったわけだが、観ている側とすればハラハラ感が少なくなった。プレーする側は、、どうなんだろ?評価が割れ(どちらかと言えば批判的な意見が多く)以前の形に戻った延長戦(15分ハーフで前後半フルに闘う)、もしかしたらゴールデン方式の方が面白いかもしれない、、。
メキシコというチーム、南米ほどのテクニックはなく、欧州ほどのフィジカルもない。それでも世界で十分闘えるチーム、、、日本が目指せるとすればここかなぁ、、と感じた。

※ 「はぎぴー的代表」(選ばれし青の戦士たち-blog-)を更新致しました。(6/24)
トップメニュー(左上にホームページというリンクが張られてます)からご覧下さいませ。感想などありましたら、フリー掲示板またはサッカー討論室にお願い致します。

2005/06/26(日) 余裕のブラジル、、水を差す、、??
コンフェデ杯準決勝ドイツVSブラジルは2-3とスコアだけを観れば接戦ということで、プレW杯としてはまずまずの結果だった。しかしこの試合いくつかの問題点があって(中には試合と関係ない事まで)、、、、1つは前半はじめにピッチにファンが乱入したこと。ブラジルの場合、日本戦でも同じような事があって、、幸い?選手に危害を加えるような事が無かったが警備という面で不安を残した。ふたつめはレフェリーの判定、バランスを取ることは必要だが片方にPKを与えたからと言って、理由のよくわからないPKを相手にも与える、、というのは如何なものか?そして、選手の消耗度。ドイツ代表は後半目に見えてスタミナがなくなり動けなくなった、、ブラジル代表はペース配分をし、日本繊維状に余裕をかましていた(苦笑)。W杯本戦はもっと試合間隔が長く取られるが、(前回のコンフェデ杯よりマシになったとは言え)中2日のレギュレーションは厳しい。
そしてこれは試合とは関係ないが、スカパー!でこの試合を解説したサッカージャーナリスト某氏の失言の連続。実況も解説者もその試合を面白く伝える(ヤリスギはこまるが)のが義務だろう?関係ない日本代表について語りすぎ、、それに代表をこけにするようなメタファーを公共の電波で流すようでは、、、。地上波なら相当なクレームの電話があったろう、その前にその人は地上波で解説出来るはずもないが(苦笑)。

2005/06/25(土) 満男、切ない、、、そして。
コンフェデ杯ブラジル戦で無念の前半交替となった小笠原満男(鹿島)。彼は高熱をおして試合に出場、ハーフタイムで嘔吐し交替となったらしい。サッカーに限らずどんなスポーツでも(プロならば特にか?)コンディション不良のなか出なければならないときはある、しかし、、、、?
私は小笠原のプロ根性を讃えるわけでも、コンディション不良なら出場しないのがプロ(他の選手が出た方が良い働きが出来ると判断すべき)と批判するものでもない。何故彼が出なければ、、と思ったか?その背景を考えたときに切なさを感じるのだ。つまりこういうこと、、、彼が置かれている立場は厳しい、OHが2枚になったからと言ってそれはヒデの為に用意されたもの、コンフェデだって(アジア最終予選だって)小野が怪我していなければ彼に出番は無かった。小笠原のような国内では最高の選手でさえ、「ここで出られなければスタメンが遠のく、、」と考えさせてしまっている。要するに余裕がないのだ、選手にもチーム全体としても、、。
1試合くらい出られなくとも小笠原の評価が失墜するとは思えないのだが、何故出続けなければと考えてしまうのか?出続けても小野(あるいは中村、中田)が戻った時に自分のポジションはない、出られなかったら尚更にということか?この話を聞いて、小笠原に切なさを感じたし、ジーコファミリーなどとマスコミが騒ぎ立てるがどうなんだろ?と。健全な競争がチーム内に無いから、こういう事になるのでは?

2005/06/24(金) 27歳の誕生日に、、。
コンフェデ杯で(それなりの?)収穫を得た日本代表は3便に分けて帰国した。成田に帰国した俊輔はファンの出迎えに驚いたという、、結婚してからはすっかり女性ファンが離れた??とか。誕生日は最高の形で迎えられたわけだが、、バースデープレゼント(スペインへの移籍確定)はもう少しまって、、という事になりそうだ。いま俊輔の獲得に乗り出している(報道されている)のは、スペインではデポルティボ、アトレチコに加えて、オサスナ、セルタ、エスパニョール、ビジャレアルなどだが、450万ユーロという高額移籍金がネックになっている。ただコンフェデ杯の活躍を観たドイツのクラブからも身分照会が来ているようで、、ケルンなどは、目の前でブラジル戦のパフォーマンスを見せつけられたのだから、、、?。以前からブレーメン、ボルシアMGなども興味を示しているとされ、俊輔がスペインに拘りを持つか?という部分も影響してきそうだ。ドイツではファンタジスタへのあこがれが強いようで、、、どうなることか?しっかりドイツ人の心をプレーで掴んだのは事実だが、お金を、、となると、んーーーーシビアかもしれない(苦笑)。

そしてスペイン移籍で喜ぶのはWOWOW(悲しむのはスカパー!)、ドイツ移籍で喜ぶのはスカパー!Jスポーツ(悲しむのはWOWOW)、、、お金という観点からすれば放送局もハラハラドキドキで俊輔の移籍話を観ているのかもしれない。かく言う私もスペイン移籍の暁にはWOWOW加入(再加入?)を真剣に考えてみようか?と、、(笑)。

2005/06/23(木) 複雑な心地
コンフェデ杯決勝T進出を掛けて臨んだブラジル代表戦。頑張って欲しいと願いながらも0-5などという大敗だけはみっともないので避けて欲しいなぁと正直それくらいに考えていた。勝ちだけが予選突破の唯一の道だったが、引き分けはおろか得点を奪うことすら無理と私は考えていたのだ。開始直後の加地の得点、オフサイド判定で認められなかったが、、このシーンで私は、あれ?行けるのかも、、、と、欲張りになった。ミスを突かれて、あるいは完全に赤子扱いされて2失点を喫したが、日本は中村のミドルシュートによる得点と、FKから大黒が押込んだ得点で追いついた。そしてロスタイムの大黒のヘッドがGK正面を付き、、、私は本気で悔しかった。2-2の引き分け、、大健闘だった、少なくともこの1試合だけを観れば、、、。

決勝Tに進出出来なかった為、本気のドイツと、決勝ではアルゼンチンと闘える(あるいはメキシコにリベンジする)切符は得られなかった。よって大会3試合を通じてのミッションは失敗に終わったと言えよう。非常に悔しい思いでいっぱいだ、、、しかし、こんなに悔しく思えるのはブラジルに善戦できたからだ。もしかしたら勝てるかも?と本気で思わせてくれたからだ。90分のうち日本が攻勢にたったのは15分程度かもしれない、しかし、、勝てるチャンスがあった。2-2のスコア以上の差がブラジルとあることは理解しているが、勝てるチャンスがあった。

試合終了のホイッスルを聴いた瞬間の複雑な心地、、、悔しい、だけど正直ちょっと嬉しい。何を甘いことを言って、と笑われるかもしれないが、、、これは偽りのない私の本音だから仕方がない。

2005/06/22(水) 北京に向けて!
ワールドユース2005オランダ大会、私たちの日本代表は決勝T1回戦(R16)で姿を消した。対戦相手のモロッコにロスタイム、劇的な1発を浴び(1勝も出来ずに)帰国することになった。遅い時間帯で、リアルタイム観戦した方がどれほどいたか?解らないが、オーストラリア戦はコンフェデのギリシャ戦よりも視聴率が高かったようで(まぁ時間帯が違うけれど、)関心度は高かったと思われる。

第2の黄金世代などとアナウンサーは語っていたが、さぁて、どうだろうか?まぁ(今の時点で)世界で闘える選手と、そうでない選手はハッキリと解ったかな?要するに闘える可能性を持つ選手は数人いたということ。水本、水野の千葉勢、それから家長だろうか?彼等がJに帰ってどうレベルアップしていくか?だなぁ。平山はじめ潜在能力が高くても、それをうまく表現出来ない選手が多いのだ、、そこが「じれったい!」。

このメンバーを軸に北京五輪予選を戦うわけだが、(選手や協会から多く出ている)大熊監督をそのまま五輪代表監督にというのは絶対に避けて欲しい。世界で闘える、、と耳たこの様に語る彼だが、指揮官が一番闘えないと気が付いているか??(苦笑)。試合の流れを読めない監督はちょっと困る。明らかにビビッテ消極的なプレーに終始していた選手を使ってしまうセンスの無さ?(実際は立ち上げ当初からの選手に恩情を掛けたのだろう)。指揮官としては失格だと思う。

実現性に乏しいが、(討論室で語られていたように)千葉のオシム監督あたりがベストでは、、?若い選手の力を引き出すなら日本で右に出る人はいない!!、、そう。フル代表じゃなくU-23代表の監督に是非、、(無理???)。

2005/06/21(火) 勝たねばならぬが、、、。
本日深夜(明朝未明ともいう?)に行われるワールドユース決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)の相手はモロッコ。シドニー五輪壮行試合で対戦した記憶があるが、それ以外では全くどういうチームなのか解らない。ただ相手云々ではなく、勝たねばならぬ試合であり、自分たちのサッカーをする事が大切だ。どうやら大会のラッキーボーイ、水野(千葉)を初めてスタメンで使うようだが、、サイドではなくトップ下での起用らしい。つまり兵藤の出来がイマイチと大熊監督は考えているののだろう。私もそれに異論はないが、出来れば梶山と本田を一緒に使えるシステム(水野は中村の代わり、本田を兵藤の代わり)で水野を、、、と願う。水野は使うより使われる側で能力を発揮するタイプなのでは?と思う。それに将来のフル代表を支えるであろう本田に経験を積ませてやりたい思いもある。
大熊監督は前回大会で長谷部(浦和)を直前に落としたり(その後の長谷部の活躍はめざましい)と、どうも選手を観る目がない気がしている。内部を知らない人間がみると依怙贔屓があるような印象すら受けてしまう(勿論無いと信じるし、そう祈るが-苦笑-)。勝たねば得られない経験がある、、、しかし勝っても試合に出なければ意味がない。この辺が難しいところだ。

2005/06/20(月) 中盤の連動は世界基準、、だったら、、。
コンフェデ杯グループリーグ第2戦の相手は欧州覇者のギリシャ。1戦目ブラジルに0-3と敗れているものの、堅い守備を切り崩すのは難しいのでは?そして高さで圧倒されてしまうのでは?との戦前予想があった。しかし蓋を開けてみるとライン裏に大きなスペースはあるし、プレッシングは中東よりも緩い。この相手ならタレント揃いの中盤がボールを支配出来る、、と、ワクワクしながらの観戦となった。確かにボールは支配できた、ゲームもコントロール出来た、、しかし、、、何度も訪れるチャンスをFWが決めきれない!!前半を終えて0-0、何だか嫌な予感がしていた。

後半になって大黒が投入される。玉田も優れた選手であることは疑いようもないが、Jでの得点を比較しても(玉田0、大黒10)勢いの違いは歴然。ドリブルなら玉田、ラインとの駆け引きなら柳沢が上だろう、、しかし大黒は得点出来るポジションにいる確率が高いのだ!!俊輔からのスルーパスを受けてゴールを決めたわけだが、まずはあそこに動いたのが素晴らしい。そしてゴール前での落ち着き、これが他の日本人FWとの違いなんだろう。大黒様の一発で日本は欧州覇者を撃破することとなった。

何より良かった(嬉しかった)のは日本が目指すべき方向性が、この試合で観られたこと。つまりは、、、「連動」、前に向かって推進する時の「連動」、守らなければならないときの「連動」、キーワードはこれだ!!ギリシャが怪我人を多く抱えていた&ブラジル戦の敗戦から精神的に立ち直っていなかった&そもそも力がないなど色々あるだろうが、、、それでも中盤の連携は世界に十分通用する事が解った(勿論コンディション次第だが)。アルゼンチンやブラジルと闘ってどうか?となれば、、んーーーーー難しいだろうとなるが、少なくとも欧州の中堅国とは対等以上に闘える。だったら問題は最終ラインとFWの決定力だけではないか???(といってもこれはデカイ問題だが)。

どうしたらいい?FWは久保(横浜)と高原(HSV)の復帰を待ってからでないと何とも言えないが、DFは早急に入れ替えを含めた再構成が必要だろう。対戦相手が決まってから微調整するにしても、まだ呼ばれていない選手を試すべきだ。私は名古屋の両DF、古賀と増川に期待している。それから闘う気持ちの強い闘莉王(浦和)、経験値も身体能力も高い松田(横浜)、鹿島の首位独走の原動力となっている岩政、、あたり。いずれも185センチを超える(松田は183だがヘッドは高い)、現代表のウィークポイントを埋められる可能性を持った選手達だ。

2005/06/19(日) 勝点2で決勝T進出か、、、。
ワールドユース第3戦はオーストラリアに1-1と引き分けた。しかしベナンがオランダに0-1で敗れたこともあって総得点で上回り勝点2ながら(確か史上初めての事だ!)決勝T進出を決めた。ラッキーというべきかオランダに感謝、、というべきか(苦笑)。

GK西川のミスで一時は負けを覚悟した(みんなそうだと思う)が、前田が値千金の同点ゴールを決め望みを繋いでくれた。この日が誕生日だったGK西川、最悪の誕生日とならず良かったねぇ、、好セーブを続けていた彼がここでマイナスの経験をしてしまうのは避けたかった。それにしてもこの3戦、活躍したのはJリーグで試合に出場している選手達ばかり。期待された大学生は、、、、やはり環境の甘さがここぞという時で出てしまうんだろうか?兵藤などは、そう言われないように頑張ると息巻いていたが、高校時代(選手権)を頂点にどんどんパフォーマンスが落ちてしまっているような気がする。

決勝Tは新たな経験を得るチャンス、、転がり込んだと言ってもいいかもしれないチャンス。どうせやるなら前向きにチャレンジして欲しい、、、どうにもこうにもの感がある平山、兵藤の大学生コンビ、それから中村、、(別に国見出身者を集中攻撃するわけではないが)、3人に変えて前田、本田、水野をスタメンで、、とういうのは駄目だろうか?平山などはジョーカーとして後半切っても良い選手だと思う。彼がいることで、精度の低いロングフィードに終始してしまうのだから、梶山、本田あたりで中盤を作って焦らず繋ぐサッカーをしてみてもいいのではないか?と思う。こんなロングボールだらけのサッカーじゃ、成長しないよ!!

2005/06/18(土) 経験こそが最優先。
コンフェデ杯メキシコ戦の敗北でチョット落ち込んでいるが、私たちの日本代表は彼等ばかりではない。そうオランダ・ケルクラーデでワールドユースを闘っているU-20日本代表だ。今朝の新聞の多くはコンフェデ杯の惜敗(完敗か-苦笑-)記事ばかりだが、今夜U-20代表は決勝T進出を掛けてオーストラリアと対戦する。

この世代におけるプライオリティは試合経験、それも真剣勝負の中でしか得られない経験が一番だ。ここまで日本は1分1敗の勝点1、オーストラリアに最低でも勝たなければならない(もしかすると引き分けでもベナン次第で大丈夫かもしれないが)。追い込まれた大熊ジャパンはどうするのか?大熊監督はどの選手を使い、どのような布陣で、どういう戦術を用いるのか?注目したい。決勝Tに進出すれば、もう1試合経験出来る。そこで対戦するのはオランダとはまた違った強さを持った国だろう。そして勝てればより多くの財産を得て、、それを今後のプレーに役立てることが出来る。北京五輪の中心となる世代の闘いからも目が離せない、、、、彼等は1試合ごとに反省し、それを糧に成長する。

2005/06/17(金) 個が大前提の組織力。
コンフェデ杯グループリーグ第1戦の相手はメキシコ。FIFAランクなるものがあまり意味をなさないことは周知の通りだが、6位メキシコと18位日本の間には、数字が示す通りの(試合結果が順当であると)納得せざるを得ない差があった。まずアジアのレベルではお目にかかれないパススピード、そしてボールを止める、蹴る、動かす、その技術力の高さ。日本人選手のスキルは(世界的に観ても)結構高いところにあると信じていた自分の無知さ加減を恥じずにはいられない(溜息)。日本は得点を決めた後の数分間だけリズムを掴んだが、残りの80分余りずっとメキシコにゲームを支配され続けた。

ジーコジャパンが目指してきたのは、いわゆるポゼッションサッカーと呼ばれるもの。ボールポゼッションを高めれば自ずと攻撃の数量が増え得点確率が上がる、そして守備リスクも減らすことが出来る、、大雑把な解釈としてはこんなところか。アジアで勝つサッカーはジーコのそれで良かったかもしれないが、世界で勝つという目標を再掲した今のジャパンにとって、それで(そのままで)良いのだろうか?(いうや良いはずがない!!)途中交替となった俊輔が、コンフェデ杯が始まる前に「強い国と当たるときの戦い方、、」という問題提起をしていた。そうなんだ!彼は日本の力ではポゼッションを取れない事を知っていたのだ。考えてみれば日本代表がボールポゼッションで上回れる国がW杯出場国の中で何チームあるのだろうか?その事実を無視してチーム強化も無いだろう。

個で勝てないなら組織力で、、、つまり常に数的優位を作る。一見模範解答に思えるが、個で勝てないチームがポゼッションサッカーなど出来るはずもない!!それにメキシコのパス回し(=組織力)は、個がしっかりしているからこそのものではないか?日本はこれからの1年間、何らかの形でチームを強化していくのだろう。ただこれだけは言える、「組織」として熟成させるにしても、「個」が駄目なら全体も、たかが知れていると、、。コンフェデ杯残りの2試合は(もしかしたら4試合、無理か-苦笑-)もっとこの事実を突きつけられる結果となるのかもしれない。

2005/06/16(木) ストレス溜まるわ!
ワールドユース・グループリーグ第2戦の相手はベナン。オランダに敗れている日本としては、どうしても勝点3を奪っておきたい試合だった。ベナンのオーストラリア戦を見た限り、身体能力こそ高いが組織的な守備が出来ないみたいで、そう難しい相手ではないと私は考えていたが(甘い!)。
大熊監督も認めるスロースターターの日本は、予想通りの守備重視、絶対に先制点を許したくないという試合運びだった。ともすれば消極的な印象、後半になれば(スタミナ面も考え)日本が有利に試合を運べる、、そんな目論見があったのか?しかし国際大会の恐ろしさ、経験不足の選手達は所々でイージーなミスを犯し徐々にベナンにペースを作られた。そして自陣内での無意味な横パスをインターセプトされ、そのままカウンター、、、A代表で観るような失点パターンをU-20代表も見せてくれた(苦笑)。あーーあ、またか、、(嘆)
この辺で日中ちょっとキツイ作業をしていた私に睡魔が襲う。気が付いたら朝6時になっていた、インターネットサイトで結果だけを知る。おっ1-1かぁ、、、よく追いつけたな。それから私はスカパー!の再放送で試合を最初から観戦し直した。あれれ、、大熊監督の選手交代って???梶山は45分限定かい?なんだよ、これでは戦略的カードを1枚無駄に使ったようなもんだな(苦笑)。(オーストラリアがオランダに0-3で負けたこともあって)勝点1でも次に繋がったが、勝ちに行くのじゃなかったか?それにしてもベンチワークがとろいよ!!

2005/06/15(水) 俊輔のスペイン移籍どうなるか?
だいぶ前から俊輔のスペイン移籍が話題になっている(今までタイミングを逸して取り上げられなかった-苦笑-)。レッジーナのフォーティ会長はアトレチコマドリーとデポルティボラコルーニャからのオファーを認め、今月中に(どちらか)決めると語っている。セリエの弱小チームに3年いたのだから移籍もいいのでは?と思うが、W杯を1年後に控えての移籍が危険であることも事実だ。要するに出場機会の問題があるわけで、ヒデでさえイタリア内での移籍で苦労しているのに(イタリア語でコミュニケーション取れる)、大丈夫だろうか?と心配になる。

それに移籍先がアトレチコとデポルティボというのがまずい!アトレチコは恐らくリケルメ(アルゼンチン代表、言葉の問題がない)を獲得するだろうし、デポルティボにはバレロン(スペイン代表)がいる。彼等は俊輔とポジション、役割が重なる選手であり、彼等を差し置いて出場というのは考えにくい。これについては俊輔本人も認識しており、コンフェデ杯で頑張って他のクラブからオファーが届くように!と考えているようだ。俊輔のスペイン志向が強いのは有名だが、この2チームに行けば出場機会を失うか、2部のクラブなどにレンタルされるかが妥当なところ。スペインサッカーは攻撃重視の為、俊輔のプレースタイルにあっていると思うが、それも1部リーグで試合に出られたらが大前提だ。

一部にフォーティ会長はレンタルでの移籍も認めるのでは?との情報がある。移籍後レンタルで出されるよりは、レッジーナから出場機会のある(競争して勝ち目のある)クラブに直接レンタルされた方がいい。とはいえ移籍は本人の希望で決まるわけでは無い、コンフェデ杯での活躍度合いが俊輔の来季に影響するのは確かなようだ。


追記:俊輔には(小野を獲得するのでは?と噂がある)エスパニョール、ビジャレアルなども興味を持っているようだ。そしてオサスナが正式オファーを出したという報道もある、全てスペインリーグのクラブだが、さてどうなるか?コンフェデ杯とともに注目だ!

2005/06/14(火) FK時は注意が必要。
W杯を1年後に控えFIFAはオフサイドと遅延行為に関するルールを変更した(オフサイドは明文化しただけだが、、)。日本にとって問題となるのはファウルを受けて直接FKを得た場合の対応だ。地面にフィットするようボールを置き直したり、アタッキングポイントを変えるためボールを回転させるのも警告対象となりうる。俊輔など良いキッカーが揃っている日本には逆風となるルール変更、キッカーなら自分のタイミングで打ちたいだろうに、、、。
このルール変更が実際どういうレベルで影響してくるのか?コンフェデ杯が最初のテスト、そして基準となる。FKを蹴ろうとしても壁を下げないチームがある(勿論それは注意の対象となるが)、下手な、あるいは過度にホームアドバンテージを取るレフェリーに当たると、逆にイエローを貰いかねないから注意が必要だ。これはFIFAの決定事項だから慣れるしかないのだが、美しいFKというサッカーの醍醐味が失われる(減少する)結果になるとしたら残念だな。

2005/06/13(月) 今野泰幸の移籍が最も可能性有り?
欧州リーグは現在、来季に向けた戦力補強を行っている段階。現地紙では日本人選手の名前も数名あがっている。イタリアではラツィオが小笠原(鹿島)を、ボローニャが今野と石川(ともにFC東京)を獲得候補としてリストアップしているようだ。中でも今野は来季セリエA昇格(今季B優勝)が決定しているジェノアからも興味を持たれており、一部報道では既に正式オファーを受け金銭面での詰め作業を行っているとある。フランスのレンヌ、メツが西澤(C大阪)に興味を持っているという話もある中、可能性が最も高いのは今野泰幸のようだ。
今野は私が最も評価するボランチで、ワールドユースUAE大会やアテネ五輪(予選はMVPの出来)で存在感を示した。高い守備力に定評があるが、実際は攻撃的センスも持ち合わせている。ボールを奪ってから前線まで駆け上がるタイミングの良さ、試合を読む力は抜群だ。多くの子供達に守備って面白い、凄い!といわせた話も有名で、間違いなく将来の日本代表を背負って立つ選手だと思う(何故かジーコの目にはとまらないが-苦笑-)。アテネ世代に厳しいジーコを振り向かせるには、セリエA移籍が手っ取り早い??しかし今野にはジーコ云々ではなく海外で何年も活躍出来る道を地道に歩んで貰いたい。私は彼を応援している。

2005/06/12(日) 茂庭にチャンスはあるのか?
コンフェデ杯代表から中澤(横浜FM)が離脱し、茂庭(FC東京)が追加召集された。ジーコ代表になってから初めての召集ではないが、満足に試されてもいない(例の無断外出以降召集無し)。昨年、アテネ五輪のレギュラーDFとして存在感を示した対人の強さは(中澤ほどではないが)現代表メンバーと比較しても引けを取らないだろう。私も何度か「はぎぴー的日本代表」に選んできた(今はFC東京自体が良くないので外している)だけに期待している。ただ心配なのは選ばれても出場機会があるか?という点だ。周知のとおりジーコ監督は怪我以外でレギュラーDFをほとんど変えない。元々SWの田中誠よりもSTに向いていると考えられるが、流れを重視するジーコは田中誠を重用している。選手のタイプからすれば田中は宮本とレギュラー争いをすべき選手、しかしこの辺がジーコ監督の特徴(情が深い、これは長所でもあり短所でもある)と言える。恐らく宮本以外のDFは田中、坪井、茶野の順で出番が回ってくる。中澤は別格だが、茂庭に出番があるとすれば坪井、茶野に問題が起きたときだけだろう(苦笑)。茂庭は難しい立場に立った。B代表が立ち上げられたらレギュラーDFになれるだろうが、A代表に名を連ねてしまうと(逆に)国際経験を失う結果となりかねない、、、。紅白戦に参加し、試合ではベンチで雰囲気を掴む?んーこれじゃ生殺し状態だ。

2005/06/11(土) やれる?やれない、、差は大きいよ!
6/10開幕したワールドユース、日本の初戦は開催国オランダとの対戦だった。相手はホームという事もあって、序盤から総攻撃を掛けてきた、、、しかも中盤から上のポジションはA代表でも試合に出ている選手ばかり。特に左ウィング7番はアーセナルでアンリの再来とまで言われる逸材、巧いし速いし強い!J2でやっとレギュラーを取った中村の力では、とうてい太刀打ちできるものではなかった(恐らくA代表の加地でも無理)。個の力で対処出来なければ数的有利を?しかしそんな優等生的回答も通じないほどのパフォーマンス、圧倒的な力量差はハーフウェイライン手前からの強引な4人抜きで証明された。あーーーこれでは前回ブラジル戦の再現ではないか??(恐怖)
しかし前半30分以降何故かオランダの攻撃がゆるみ始めた。後半になると更にルーズとなり、日本にも押し返す機会が増えた。終盤はむしろ日本のゲームだったのでは?と思えるほどだったが、果たして???何度もあった得点チャンス、決まったのはリスタートからの平山のヘッドのみ。やっぱりな、この辺も埋めがたい力の差なんだよ、、、。

試合後選手達は「よし、やれる!」と自信を深めたらしいが、、、(苦笑)。日本戦の前に行われた同組ベナンVSオーストラリアを見た限りは確かにやれそうと私も感じた。しかし!くじ運に救われても頂点を目指せる力は無いと断言出来る。負けたのに意外なほどポジティブな選手達、そしてマスコミ(地上波中継のTBSは特に)。本当にそうか?我が日本代表は期待すべき下の年代こそ、(世界との)より大きな力の差を抱えているのではないか?そんな感想を持った初戦だった。

2005/06/10(金) コンフェデ杯で何を経験するのか?
ドイツW杯出場決定の余韻に浸る暇もなく、私たちの日本代表はコンフェデ杯に参戦する。スケジュール的に厳しい欧州クラブ所属の選手達も参加するわけだが、プレW杯的な大会だけに(シミュレーションとして)ベストメンバーで臨む必要がある。つまりコンフェデ杯はグループリーグ3試合をどう戦うか?実践形式で、しかも公式戦で試す絶好のチャンスなのだ。
前回フランスで行われた大会ではカメルーン代表フォエ選手の痛ましい事故があり、レギュレーションの問題が大きく取り上げられた。今回はまるまる1日(24時間)余裕を持ったレギュレーションとなっているが、それでも中2日は厳しい。だからこそターンオーバーを使って賢い戦い方をすべきと思う。前回日本代表が出場した際は第2戦で優勝したフランスと良い勝負を演じ(結局1-2負け)ファンを喜ばせた。しかし疲労の残った3戦目にミス絡みで敗れグループリーグを突破出来なかった。これはジーコ監督の全試合ベストメンバーという無策(良く言えば真摯な態度)がもたらした結果とも言える。今回はもう少し頭を使って(進歩して)欲しいのだが、、、、、?。

6/11追記:ジーコ監督はコンフェデ杯もこれまでと同じ闘いをするとし、テストはしないと言い切った。目先の試合にしか目を向けない彼らしい発言だ。しかし目標は1試合に勝つ事ではなく、予選を突破することだと思うが?予選リーグ3試合を固定メンバーで戦うのか、、(溜息)、ブラジル戦を前に主力組は力尽きるだろうね。ベンチメンバーは主力の怪我を密かに願う?これでは(今良くても)絶対雰囲気が悪くなるね。

2005/06/09(木) バンコクの安堵?
北朝鮮戦は所用でリアルタイム観戦出来ず、深夜に前半、昼休みに後半を分けて観た。結果がわかっていた事も理由だろうが、前半はどんより、まったりした雰囲気に包まれて、日本代表の足も重い(と言っても北朝鮮の選手達のそれも同様に)印象。後半、ジーコ監督にしては珍しく大黒を早めに(後半最初)投入し、この采配が見事に当たった。中盤でボールを支配しても前線に出しどころがなかったが、大黒の動きだしでDF裏のスペースを付けるようになった。暑さにやられた北朝鮮は大黒のスピードについて行けない、そして柳沢がこぼれ球を虎視眈々と狙っていた。先制点、決して綺麗なゴールでは無かったが、「自力でW杯出場を手にしたい」気持ちの強さがあらわれたのだろう。さらに大黒が落ち着いてGKとの1対1に勝利し、とどめの追加点をあげ、、、これで決まった!

意外なほどあっさりと決まってしまったW杯出場。確かに1試合1試合は楽じゃなかったが、97年プレーオフにまで追い込まれた時とは比較にならない。アジアからの出場枠が拡大されたのが大きかった、、そして選手の成長、、、。いや、、どうかな??ジーコ監督の運の強さもあって、本当に選手が成長したのか?はよーーく検証してみる必要がある。イランは強いが、バーレーンと北朝鮮は、、、(勝った故の結果論かもしれないが)。これから本大会までの1年でどこまで強く出来るのか?ジーコ監督の手腕に掛かっている。ファミリーを重視しニューカマーを拒むようであれば、グループリーグを勝ち上がる力は付かないだろう。熟成の仮面をかぶった無競争、、、これが一番怖い。

出場出来てホッとした、、まさに「バンコクの安堵」である。これまでのキャッチフレーズ(ドーハの悲劇、ジョホールバルの歓喜)の様に劇的ではない。しかしそれ故に本戦への期待度は膨らむ。今度はアジアで勝つサッカーではなく、世界で勝つサッカーを目指し(結局の所、個人の力をベースアップするしかないんだが)、切磋琢磨して欲しい。

2005/06/07(火) 中澤が出場出来るか?
北朝鮮戦にむけて最も心配なのは、俊輔やヒデの欠場ではない。DFラインで絶対的な安定感を誇る中澤佑二が出場出来る状態にあるのか?、、だろう。コンディションの悪い(膝痛)中澤と完璧な坪井のどちらがいいかは微妙なところだが、国内でのテストマッチで球際の弱さを露呈している坪井に不安を感じるのも事実。勝ってW杯出場権を得るのは理想だが、2月のホーム北朝鮮戦を考えても、日本の得点力を考えても、1点勝負となる可能性が高い。そんな中ではDFがどれだけ無失点に抑えられるか?が重要になってくる。
また左サイドは三浦ではなく中田浩二がスタメンに入るようだ。マルセイユでやっているポジションとは言っても、彼がここで良い働きをした実績はない。にもかかわらず敢てジーコ監督が彼を指名した背景に何があるのか?サイドでボランチのようなプレーを期待されているのだろうか?、、理解しがたい起用ではあるが、試合を観れば解るのだろう(苦笑)。三浦は怪我でもしているのか?それとも左のバックアッパーは中田浩二で、三浦は右ということか?選手交代はイマイチだが、スタメン起用は当たっているジーコ監督。この起用でも私たちを納得させてくれるか?見所。

2005/06/05(日) それも有りだろうな、、、。
出場停止3名、怪我による離脱2名、、代表に召集されたメンバー25名のうち5名が北朝鮮戦に出場出来ない。しかしジーコ監督は追加召集をせず、タイ・バンコクでの決戦に臨む模様だ。代表メンバーをファミリーの様に愛してきたジーコにしてみれば、当然のことだろう。リスク管理をもっとしてくれ!と言いたいところだが、北朝鮮戦の出場枠は18名、第3GKを除いてもまだ1名はベンチ外となる。俊輔、ヒデ(怪我の小野も含め)の出場停止は痛いが、ただでさえ中盤の選手は多めだったのだから(構成上の)問題は無いだろう。仮にリスク管理を徹底し、出場出来ない選手数分、追加召集したとしても試合で使われる可能性は限りなく0%に近いわけだから(苦笑)意味がない。そしてナビスコ杯を6/11に控えるため呼ばれた方も、困るに違いない。まぁ流れ的にコンフェデ杯までは、このメンバーで行くしかないだろう。東アジア選手権に欧州組は出場しないだろうから、その時点で若干の入れ替えがある事を期待して、、、いまはこれ(ジーコの判断)も有りだろうと納得すべきかな?

2005/06/04(土) 結果オーライ。
小野の怪我によるヒデのボランチ起用、小笠原のトップ下起用、急造1トップの連携、、不安が多かったバーレーン戦だが、結果オーライの形になった。バーレーンがあまりにも不甲斐なかった(走れていないのは疲れ??)のも事実だが、日本代表のコンディションの良さが目立った。中田英寿の召集に賛成出来なかった私も、彼のパフォーマンスに(召集が間違っていない事を)納得させられた。そして大きいのは中澤の復帰、走れないバーレーンが苦し紛れに放り込んできたフィードを、ことごとく高いヘッドではじき返した。アウェーで1-0勝利、勝点3をゲットした我らの代表に、そして(指導力があるのか無いのか判断しかねるが、選手達を信じる力は凄い)ジーコ監督に感謝したい。

2005/06/02(木) 小野の怪我でどうする?
現地バーレーンから伝わる日本代表のニュースに、大丈夫かな?と心配になっている方も多いだろう。特にボランチでゲームを組み立てる小野の負傷離脱は大きい。ジーコ監督が考えたヒデを2シャドーのひとり(1.5列目、FWの役割も担う)として使う案も、これで事実上消滅した。ジーコはすぐさまヒデをボランチで使う形に変更したらしい。しかしヒデのポジションには小笠原が入り、、、(苦笑)、1トップ布陣は変えないようだ。
中盤を6人にした方が守備的にはいいが(プレスを掛けやすくなるため、DFラインを抜けられるようなフィードは出しにくくなる)、得点力不足を解消する手だてにはならないだろう。小笠原という選手は運動量が多い、しかし相手のプレスを避け、下がりすぎてしまう傾向が見られる。どうしても2シャドーを組みたいなら本山の方が良いし、ヒデを1.5列で使い、ボランチにはより守備の出来る遠藤という組み合わせの方がいいと思う。
それから1トップを(張れない、抜けだせない)鈴木から(抜け出せる)柳沢に変えたのはOK。しかしガンバで1トップ(のような)布陣に慣れている大黒の方がよりハマル気がする。どうにもジーコ監督は大黒を信頼していない印象だ。


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