あばうと蹴球(アーカイブ)
hagipがTV観戦した試合、及びサッカーニュースについて感想を綴っています。
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最新の絵日記ダイジェスト
2005/08/24 セルティックは3バックにして遠藤を穫れ!
2005/08/23 ユニバーシアード3連覇。
2005/08/22 衝撃デビュー、次からが問題。
2005/08/21 ベンチ外の選手をなぜ?
2005/08/20 俊輔の交代は妥当だが、、

直接移動: 20058 7 6 5 4 3 2 1 月  200412 11 10 9 8 7 6 5 月 

2005/04/30(土) 第3国、無観客では、、やばいかも?
3/30イラン戦で暴徒化した北朝鮮の観客、これに対するFIFAの裁定が下った。6/8日本戦の第3国開催、しかも観客なしで。私は平壌での無観客試合を予想していたが(北朝鮮サイドからすれば)、かなり厳しい処分となった。具体的に第3国がどこか?はまだ不明だが、仮に(北朝鮮と国交があるということで)中国なら選手の安全が保証されるか問題となる。アジア杯での、そして昨今の反日デモ(というよりテロ行為)を考えると中国だけは避けたいところだ。理想はAFC本部のあるマレーシアということになるが、日本側の政治的諸問題が考慮されるかは難しい。そして日本選手が無観客試合を経験していない事も気になる。アウェーであっても観客の声があるのと無いのでは、プレーする感覚が違う。またFIFA裁定に対する北朝鮮選手のモチベーション、「絶対に日本だけは喰ってやろう、、」という気持ちで来られるとシンドイ。しかしそれ以前に北朝鮮はこの処分を受け入れるのだろうか?自分たちの「非」を絶対に認めないお国柄(汗;)だけに、上訴し問題がもつれることも考えられる。対象試合まで1ヶ月以上ある(日本には対策を講じる時間的余裕がある、そして処分決定後の初戦ではない)事だけが救いだ。

2005/04/29(金) 鹿島独走と迄はいかないが、磐田、浦和は脱落か?
鹿島の独走態勢を何とか阻止したい他17チームだが、名古屋だけが食らいついている印象。横浜は連戦の疲れからか?昇格チームに連敗し、開幕当初調子の良かったFC東京も連敗だ。しかしもっとも情けないのが優勝候補と目されていた磐田と浦和、今節対戦したが2-2の痛み分け。特に磐田に至ってはせっかくPKで得たリードを数分も守りきれなかった。DF陣だけの問題とは言えないが、エメルソンのスピード&テクニックに全く対応出来なかった日本代表DF茶野って、いったい、、。彼の場合、開幕からずっとこの調子で、「これが代表選手なんだろうか?」と目を疑う失態も数多い。ジーコ監督は、代表の試合でよほど失態を繰り返さぬ限りDFを変えない、5/9発表のキリン杯メンバーから茶野が外れる事はないだろう。しかし、(代表で)試合に出る事がない故に、召集漏れする要素もないという状況が健全とは言えない。磐田の不調を茶野一人のせいにすべきではないが(田中誠も「?」の付くプレーが多い)、他にもっと良い選手がいる、チームの飛躍に貢献している選手がいる事に目を向けるべきだ。

2005/04/28(木) JFAアカデミーはジャニ事務所?
福島のJヴィレッジでJFAアカデミーという中高一貫のサッカーエリート養成所が開校する。フランスのナショナルフットボール学院をモデルにしているそうで、その元校長がアドバイザーとして来日しているそうだ。わたしは宝塚音楽学院のようなイメージなのかな?と思っていたが(つまり学校として存在する)、実際はハロプロやジャニーズ事務所のような感覚なんだろう(苦笑)。中高一貫とはいってもクラブ活動のようなもので、学校のように勉強まで教えるわけではないらしい。地元の既存の学校に通わせて、放課後のクラブ活動的にやる。もちろん寮で合宿するんだが、このやり方は他の私学高校(附属中学含む)と変わらないんじゃないか?と、、、。単純にJFAが絡むことでよりエリートが集まる(可能性が高い)というだけか?とも思う。いろいろ試行錯誤して、、でいいとは思うが、紅白戦も組めないような人数(15人)でどうなるというのだ?(2年目以降は出来るだろうが)。少数精鋭というが、それは結果論にすべきであり、入り口は広げた方がいいと私的には思う。中学1年生をセレクションする、、、選ぶ側の能力も問われてくるのだろう。田嶋強化委員長は4人に1人はJリーグ選手に、、と語っているが、15人ではなぁ。

またU-21代表がツーロン国際サッカートーナメントに参加する事が明らかになった。同時期にワールドユースが開催されている為、それに漏れた選手を中心に、、という事になりそうだ。しかしU-21の大会だけに、(今まではU-19やU-20と年齢を下げた代表で参加)現在21歳以下の1984年生まれ以降の選手をフルに召集して欲しい。つまりレギュレーションでは参加が認められるだろう長谷部(浦和)や菊地、成岡(ともに磐田)、工藤(千葉)、中島(鹿島)などJの試合に出ている選手たちを派遣して欲しいのだ。彼等は北京五輪出場資格を持たないが、フル代表にむけての強化という意味合いからすれば、(勝手な)変なボーダーラインを設けるべきでないだろう。

2005/04/27(水) 西澤、、もうヒトハナ咲かせて!
宮城県北部では現在桜が満開になっているが、セレッソ(桜の意味)のFW西澤も動きにキレが戻っている。ちょっと前の話になるが、4/23(土)に行われた浦和戦での2得点は、いずれも彼らしい素晴らしいものだった。1点目は古橋のスルーパスに反応し浦和DF闘莉王を振り切ってのシュート、2点目は下村のクロスに高い打点で(フリーになったのは浦和の守備にも問題があったが)ヘディングシュートを決めた。後半早くに黒部と交代となった事でどこか負傷したのか?と思ったが、私の知る限り重傷を負ったというニュースは無い。昨年はじめに代表でブレークした久保(横浜)とは生年月日が同じ、早咲きの西澤が代表で先に実績を作ったが、、、大器晩成と言われた久保に(期待面で特に)追い越されてしまった感がある。スペイン移籍を果たした(戻ってくるかもしれないが)大久保の存在も彼の印象を薄くした原因だろう。しかしまだ28歳(6月に29歳となる)、代表でやり残したこと(W杯での活躍)を実践するため、もう一度、青のユニフォームに袖を通してもらいたい。久保、鈴木とフィジカルの強いFWが怪我で離脱する中、彼に対する期待度は上がってきている。「過ぎたるは、、、」のことわざを忘れさせて欲しい!

2005/04/26(火) ウェズレイ退団、、、そして、、。
ネルシーニョ監督(及びクラブ)を批判したとして謹慎処分中だった名古屋のFWウェズレイ(33)が退団することになった。現在国内外で移籍先を探している、昨季こそ10得点と不振だったが03年の得点王(外国人歴代1位の81得点を挙げている)を即戦力と捉えるクラブもあるだろう。
名古屋は現在リーグ戦2位の好位置に付けている。しかしFWの駒不足は深刻(実際には豊田や平山など将来有望な選手がいるが、使われているのは大卒ルーキー俊足の杉本くらい)。それは中村のFW起用、マルケスの1トップ布陣などからも明らかだ。即戦力FW(ユース世代の外国人2名はいるが)を早急に獲得する必要がある。しかしここにきて名古屋は藤田(磐田-33-)の獲得にも動いているらしい、藤田は下手なFWよりも得点能力が高い(MF登録ではJ歴代最高の94得点)。Jでの実績を無視して外国人FWを無理矢理つれてくるより理に適った補強策と言えなくもない。ボールキープの出来るマルケスと縦の関係を築き(1.5列目)、セカンドストライカー的に藤田を使えば、、機能するかもしれない。
藤田の移籍先、どこで使うの?現有メンバーとの絡みは?という疑問が残る浦和よりは名古屋の方がいいと私は考える。(しかし生活面から考えても浦和だろうなぁ、、、)

2005/04/24(日) 日本版クラシコ、試合としては楽しめたが。
鹿島vs磐田、90年代中頃からW杯イヤーまで実力を二分した両チームの対戦は「日本版クラシコ」と呼んで差し支えないだろう。鹿島は長く低迷したが今季は攻守がかみ合い首位を独走している。一方磐田は(ACLの為の)ターンオーバー、若手への切り替え、補強などが裏目に出ている形だ。
試合は前後半で全く印象の異なる展開となったが(前半は鹿島が、後半は磐田が一方的に攻め込んだ)、勝負を分けたのは相手のミスを見逃さない鹿島の決定力だったか?それとも悪いリズムの中で踏ん張りきれず後手を踏んだ磐田DF陣の問題だったか(決定機を外しまくった攻撃陣の問題)?いずれにしろ(どちらのサポでもない中立な立場で見ると)試合的には面白かった。ただ磐田のDFラインは田中と茶野という現代表選手である、(韓国代表のキムジンギュを含め)いつになったら安定するのだろうか?と代表ファンとして不安だ。彼等の場合、コミュニケーション不良もあるが、1対1の場面で負けるケースが多すぎる。2列目から飛び出してくる選手について行けていない現実、(中澤が怪我をしない限り茶野の代表戦出場はないだろうが)W杯予選アウェー2連戦に向けて怖すぎる(汗;)

2005/04/23(土) 市川(清水)が復調してきた。
土曜日(4/23)の試合は清水vs千葉に注目していた、BSで放送されたこともありTV観戦(実際はビデオに録画してみました)。試合は最下位(リーグ戦未勝利)清水が、堅守からの速攻で千葉を振り切り初勝利を飾った、長谷川監督はホッとしただろう(笑)。選手としては右サイドバックの市川が本来のアグレッシブさを取り戻しつつあると感じた。決勝点は長い距離を走ってきた市川がライン際を抉って挙げたクロスに久保山がヘッドであわせたもの。久保山の身体の入れ方も上手かったが、市川のクロスで90%勝負有りという得点だった。彼は02年W杯以降、モチベーションの問題(フランスリーグ入りが実現しなかったなど)、怪我による離脱で試合から遠ざかっていたが、これで代表復帰を目指せるようになった。やっとスタートラインに立てたというレベルだが、潜在能力の高い選手だから後1年でどこまで戻せるか(活躍してジーコにアピール出来るか)?注目していきたい。

2005/04/22(金) 浦和には長谷部誠がいる!
優勝候補に挙げられながら下位に低迷している浦和レッズ。山瀬が移籍した後のトップ下不在を日本代表MF藤田(磐田)で補おうと獲得に意欲を見せている。藤田には神戸など他にもオファーを出す(であろう)クラブがあるが、家庭の事情(都内に住める)からすると浦和移籍の可能性が高い。藤田にしても33歳という年齢、そして磐田でスタメンから外れている現状を(代表に向けて)打開したい考えがあるのだろう。
藤田が良い選手である(経験値、現状のスキル両面で)事に疑いの余地はないが、果たして浦和に必要な人材なのか?わたしは昨年ベストイレブンに選出され、これから代表入りを目指す長谷部誠をトップ下で起用する方がいいと考える。また浦和の場合、エメを中心に田中達也と永井が3トップ気味に張るフォーメーションを取ることも多い。そうなるとトップ下ポジションだけでなく、ボランチ(2.5列目)でゲームを作ることが出来る長谷部の方が藤田よりも、、となるだろう。実際にはエメ、田中の2トップ、永井を右WBで、、更に長谷部は鈴木とボランチでコンビをという形を想定しているのだろうが、「んんんんーーー」難しいところ。まぁ長谷部にはイタリアからオファーが届く可能性もある為、何とも言えないが、、、黄金世代以降のゲームメーカーとして(磐田の成岡、東京Vの小林大、名古屋の本田などとともに)彼には大きく羽ばたいて欲しい。その為にはベテランとの競争があってもいいのかな?ただ、、ポジションを下げられるのはどうかな???

2005/04/21(木) U-20代表ワールドユース壮行試合。
ワールドユース(オランダ6/10-7/2)に出場するU-20日本代表の壮行試合が5/11(水)19:00-、5/24(火)16:20-、両日に行われると発表された。それぞれカメルーン代表、チリ代表を国内に迎え戦うが、チリ代表は別組でワールドユースに参加、R16以降に対戦する可能性のある国だ。日本はオランダ、ベナン(以前はベニンと呼ばれていたか?)、オーストラリアの順で3国とグループリーグを戦う、カメルーンが仮想ベナンである以外は対戦理由がわからない。そしてこの世代に関して私は昨年のアジアユース以来観ていないので、、どういうメンバーでどういう闘いをするのか?あまりよく解っていない(苦笑)。アジアユース時のパフォーマンスのままであれば、予選全敗もあり得るなぁ、とは思うが、まずはこの試合をTV中継してくれるか?だ(前回03年時はBS-i、TBS系のBSデジタル放送局が放送してくれた)。観戦出来たらフル代表同様に選手採点したいと思う。

2005/04/20(水) 田中隼磨を是非!
テロ・サーサナをホームに迎え横浜がACLを戦った。数名レギュラーを休ませターンオーバーで臨んだが2-0と完勝、選手層の厚さをみせつけた。特にレギュラーながら出場した田中隼磨の動きが光っていた。BS朝日の生中継で試合を観戦したが、縦への突破、アーリークロス、そしてワンツーでゴール前に走り込んでのシュートと、疲れを知らないのか?と思わせる運動量だった。心肺機能の高さは五輪代表合宿で証明済み(数値ではフル代表ナンバーワンの加地を凌いでいる)、上下左右広いプレーエリアを要求されるWBとしてはウッテツケの選手だと思う。そして加地が負傷中のいま、田中隼磨を試さない手はないと私は考えている。本人もフル代表入りを目標に頑張っているという、三都主の左に偏る代表のサイド攻撃も、彼が入れば変わるのではないか?

※本日付で「はぎぴー的日本代表」を更新しています。いままでダイアリーで取り上げた選手を入れてます、ご意見、ご感想などあればゲストブック、またはディスカッションルームで。

2005/04/19(火) 神戸は監督よりも、、、。
神戸は開幕戦こそ勝利したが、その後勝てなくなった。リーグ戦のおよそ5分の1を終了した時点での監督解任は、神戸の実力から考えてどうなんだろ?と思ってしまう。優勝候補に挙げられるチームなら早い段階での軌道修正が必要だ、選手が自信を失っているから監督だけを変えるというのも有りだと思う。しかし失礼ながら神戸の面子をみる限り、今までどこに勝てたというのだろうか?J2から昇格してきた川崎に6失点で敗れたのはイメージ悪いが、優勝候補筆頭の横浜にはアウェーで引き分けているではないか?監督としては(というよりチームの実力から言って)妥当な位置につけている、、と言えなくもなかった。
神戸は監督云々の問題より、得点を取れる外国人ストライカーと、守備を統率できるDFリーダーを獲得すべきだと思う。選手が大量移籍した今季も好位置に付けている千葉は、FWにハース、DFにストヤノフという母国代表の選手を補強している。いまの神戸の選手たちでは(失礼ながら誰が監督でも)降格争いから抜け出すので精一杯と考えられる。三木谷社長の「鶴のなんとか」で監督人事が決まってしまうのも問題だが、現場を統括する三浦GMの責任も大きいと私は考える。松永監督はあのメンバーで勝てると本気で考えていたのか?三浦GMは?なんだか松永監督が気の毒でしょうがない、、、。

2005/04/18(月) 中村直志に注目。
3月のイラン戦、バーレーン戦にむけて私なりの日本代表を「はぎぴー的日本代表」に書いたが、その時点で中村直志(名古屋)の存在は気になっていた。2部リーグながらフランスで結果を残していた松井(ルマン)を観たかった為、中村を入れることは無かったが、ここ数試合の彼のパフォーマンスは十分に代表入り出来るレベルにある事を証明している。ボランチからFWまで、時にサイドアタッカーもこなしてしまう彼の本業は、やはり2トップ下か?パスセンス、ドリブル力、シュート力、いずれも高いレベルにある為、どのポジションでもこなしてしまう。ガンバ大阪の二川ほどにトリッキーなプレーはないが(華やかさが無い分)、安定感がある。名古屋ではレギュラー4年目、大器と言われる本田も加入したいま、中村にはもうひとつ上のステージを与えてあげたいものだ。具体的にはB代表で、、、という形だろうか?いや出来るならコンフェデ杯後の東アジア選手権に出してもらいたい。(ちょっと可能性は低いが)コンフェデ杯で決勝まで進んだ場合(6/29)、7/31の北朝鮮戦にA代表は間に合わない。新戦力を試す大会として東アジア選手権はもってこいだと思うが?(この段階でW杯出場を決めていればあり得るか?)

2005/04/16(土) 小笠原は早く海外でプレーして欲しい。
千葉vs鹿島(何故か千葉ホームながら国立)をテレビ観戦した。両チームとも今季負け無しということで、白熱した試合展開が予想されたが、、、結果は4-2で鹿島勝利、大味な試合となった。千葉のDF陣があまり良くなかったので何とも評価しにくいが、鹿島の日本代表MF小笠原は2得点1アシストと活躍を見せた。ジーコ代表監督が視察する中でアピール出来たとは思う。しかし正直言って、これで俊輔やヒデを超えた(又は超えている)とは思えない。Jのレベルが相対的に上がってきているのは事実だが、小野も含めて欧州でプレーする選手は、Jレベルを超えて新たな挑戦をしてきたわけだ。小笠原がいくらJで活躍しても、彼等と同じ土俵に上がって貰わないことには、そこでいいプレーを見せてくれないことには、、、と思ってしまう。欧州で全く試合に出られない、、というなら試合勘の問題もあるだけに国内で頑張る小笠原の方がとなるのだろうが、、。小笠原には早く海外に出て、「でもなぁ、、」とエクスキューズを付けられない環境に身を置いてもらいたい。中田浩二の強行移籍、クラブ事情もあるかとは思うが。

2005/04/14(木) やはりDFには高さと強さが必要。
現在の日本代表DF(CBタイプの選手)は、宮本(176p)、田中(178p)、茶野(177p)、坪井(179p)と中澤、松田のマリノス勢を除き全てアンダー180(U-180)。ヘッドの高さ、フィジカルの強さを身長(体格)だけで判断するのは危険だが、Jを観る限りU-180の4選手はセットプレー時の守備や、フィード対応の面で不安定さを隠せない。磐田の不調は田中、茶野ら守備陣が安定していない為だし(一番の問題はキムジンギュのポカだが)、坪井がスイーパーに入っている浦和も守備は穴だらけだ。宮本に至っては昨日も書いたがスタメン落ちの状態。なんとか我々ファンが観ていて安心感を持てるDFを代表入りさせて欲しいところだ。闘莉王、茂庭、那須などアテネ五輪世代はもちろんのこと、最近安定感を増している古賀(名古屋)や岩政(鹿島)なども面白いのでは?と私は考えている。古賀は昨季、インターセプト数、空中戦勝利数で高い水準を保った、今季も良い仕事を見せている(警告の多さは気になるが)。岩政は昨季後半からレギュラーを奪取し、今季は単独首位に立った鹿島の守備を支えるまでに成長した。岩政に関しては10月くらいに立ち上がるB代表入りも考えられるが、古賀はすぐにでもA代表で試して欲しい。

2005/04/13(水) 宮本はプレーの幅を広げるべき。
日本代表のキャプテン宮本恒靖が所属のガンバ大阪でスタメン落ちして久しい。スイーパーとしてはシジクレイの方が対人処理、高さの面で上回っている。そして代表で不在が多かった宮本には連携面で不安があり使いにくいのだろう。宮本は西野監督と話し合い、試合に出場できない事を納得しているようだが、想定されるボランチ起用に関して「他に適任者がいる」とし拒否したらしい。(報道が正確であるなら、、この種の話は曲解されるケース多い)
宮本がスイーパーに拘るのは解らないでもないが、選手としてプレーの幅を広げる為にも複数ポジションを経験すべきと私は考える。適任者が他にいる、、と考える背景にはガンバの場合、ボランチは遠藤や橋本のようにサイドに開け、前線に走り込んでシュートも打つ必要があるからだろう。しかし自分からそれは出来ない、、というような印象を与える発言をすべきではない。そして試合に出られない日々が続けば、試合勘がにぶりキャプテンとて代表から外れる事もあり得るわけだ(いまのジーコではあり得ないだろうが)。ボランチなら1対1の場面に多く直面する、それからサイドに流れるプレー、ドリブルで持ち込むプレーなども出てくる。そういうポジションを経験することはスイーパーとしてリベロ的な動きを求められる彼にとってプラスになるはずだ。もっとはっきり言えば彼に物足りなさを感じる部分を克服するチャンスとも言える。プラスαを望まない選手に未来は無いと思うのだが?

2005/04/12(火) レンタル移籍はチャンスだ西野。
清水エスパルスが磐田FW西野泰正(23)をレンタルで獲得したと発表した(期間は来年1月いっぱい)。清水では韓国代表FWチョ・ジェジンが怪我、そして代役として活躍した北嶋がこれまた怪我をし戦列を離れた。4-1-4-1システムで1トップを張れる身体能力の高いFWを探していたのだろう。一方西野も磐田では全くチャンスを与えられること無く、試合に飢えている状態だ。彼は昨年カップ戦を中心に活躍し、今季はレギュラー争いに加わるか?と思われた。しかしカレンロバートの成長と中山の復帰、そしてチェ・ヨンスの加入などでベンチ入りさえ出来ていない。FW前田をわざわざ中盤で使うなど、山本体制で西野が使われる可能性はかなり低かったといえよう。磐田の場合、レンタルで移籍させた選手を戻すことはほとんどない(最近ではGK山本が神戸から戻ったが、これは岩丸との交換トレードみたいなものだった)。西野には(横浜の奥のように)戻ってきてくれと言われても断るような活躍を新天地で見せて貰いたい。それだけの素質をもった選手なのだから、、、。

2005/04/11(月) 今野を日本代表に!!
首位を走るFC東京、その原動力は何か?強力と言われる攻撃陣だろうか、それとも連携が取れている守備陣だろうか?わたしはその間で1ボランチの責務を完璧にこなしている今野泰幸の存在を忘れてはならないと考える。東京のホーム味スタで行われた磐田戦、0-0が続きドローでもいいのかな?という雰囲気が漂い始めた後半40分、今野は自分のポジションを捨て左サイドに流れボールを受けた。センターに折りしたボールは相手に当たって角度が変わり栗沢のゴールに結びついた。このシーンは今野のゲームを読む力と実行力がもたらしたものだと私には思えた。後半すぐにも今野はセットプレーのこぼれ球に反応しミドルシュートを放っている、枠内に飛んだボールをGK川口がやっとのことで弾き出した。速い寄せと潰し、、守備面の良さばかりが強調される今野だが、実は攻撃面でも非凡な才能を持っている。一部でセリエAボローニャの会長が今野に注目しているという報道があったが、現在のパフォーマンスを観たら当然だろう。日本代表ジーコ監督も視察していたが、、、彼に今野のプレーはどう映ったか?聴いてみたい気がする。私はもう2年以上、今野を代表に!と書いているが、どうもジーコ監督の下では実現しそうにない(苦笑)。

2005/04/08(金) キリン杯も役割を終えるべきでは?
キリン杯が5/22〜27の予定で行われる。日本代表は22日にペルー代表と新潟スタジアムで、27日にUAE代表と国立競技場で戦うらしい。昨年はアジア杯に向けた調整という意味合いが強かったが、今年はどんなモチベーションで戦うのだろうか?

日本代表は6/3にバーレーンとの決戦(W杯最終予選アウェー)を控えている。UAEは恐らく仮想バーレーンなのだろうが(40度にもなる6月のバーレーン)、日本国内で悠長にスポンサー感謝祭的カップ戦をしていていいのだろうか?疑問が先立つ。暑熱対策を全く講じることなくバーレーンに入って大丈夫か?結果オーライだった(昨年の)アジア杯のようにはいかない、そうそうツキは続かないものだ。ジーコ監督はキリン杯直後に中東で合宿をと考えているようだが、それでは遅い!汗腺は4.5日で開くものなのか?きっとこのスケジュールだと疲れがピークに達した段階で本番に臨まなくてはならない、、。

5/15にJリーグは中断される。バーレーン戦を決戦と位置づけるなら、キリン杯を開催している最中に中東(UAEやカタール、オマーンなど)で合宿及び試合をした方がよほど理に適っている。W杯最終予選、コンフェデ杯、東アジア選手権と続く公式戦の中で、キリン杯の存在価値はもう無くなったのではないか?国内で内弁慶になるより、厳しいアウェーで経験を積む必要がある。何より試合数が多くなり過ぎている現状を変える必要もある(キリン杯をB代表で戦う、、というなら存在価値もまだ見いだせるのだが?)

またキリン杯は日程の関係上、国内組だけで戦う可能性が高い。そして欧州リーグ所属者が(イラン戦のように)ぶっつけ本番で入ってくる、、(苦笑)。仮に俊輔、ヒデ、伸二などが降格争いにもUEFAの大会(例えばCLやUEFA杯)出場権にも絡まず早期召集出来たとしても、、いや、そうなった場合は尚更に国内でキリン杯などやってる場合じゃないと思うのだが、、、?

2005/04/07(木) やはり村井の突破は魅力的。
ヤマハスタジアムで行われたアジアCL、磐田vs水原(韓国)を観た。試合はDFキムジンギュ(磐田)のクリアミスを流し込まれて0-1と敗退したが、負けの事実以上に1対1の場面でほとんど勝てない選手を観て残念に思った。後半は磐田が盛り返したが、水原の上手い試合運びに得点を奪えず、ホームで勝点0、、予選リーグの自力突破が消えてしまった。

とは言え、良い動きをしていた選手もいる。左サイドの村井とFWカレンロバートだ。村井は何度もタッチライン際をスピード豊かに突破、相手DFへの仕掛けもほぼ勝利を収めた。ただ彼の入れるクロスに合わせてくれる選手がチェヨンスしかいないのが問題。決してクロス精度は悪くないのだが、3.4人いる相手DFにチェだけでは勝てない(苦笑)、、、村井の入れるタイミングにまだ他の選手が慣れていない印象だ。村井はこのタイミングでしか挙げられないという微妙なところを狙っているのだから、中の選手が考えてあげるべきだろう。
そしてカレンロバート。チェヨンスとのコンビネーションがすこぶる悪いのは気になったが、彼だけのパフォーマンスを評価するなら十分に及第点を付けられる出来だった。前線での守備意識の高さ、ボールキープ力、そして相手DFを抜き去るスキルフルなドリブル、、可能性を感じるプレーを見せ続けた。チェがどこにボールを落とすのか(または欲しがるのか)?といった連携さえ整えば、得点(アシスト)出来るだろう。(リーグ3節の得点など)いまの彼を観ていると、平山と2トップを組むだろうワールドユースが楽しみだ。ゲームを作る力もあるため、本田あたりと2列目を構成するのも悪くないアイデアと思う。

2005/04/05(火) 杉山浩太(清水)に期待。
再開されたJ1、第3節はVTRで2試合(横浜vs新潟、磐田vs清水)を観た。試合内容及び結果はスポーツ紙などに掲載されている通りだが、気になる若手がいたので書いておきたい。それは清水エスパルスのMF杉山浩太選手だ。彼は先に行われたU-20代表ブラジル遠征に参加し、試合経験を積んだ。いままでは年長者でありながら梶山(FC東京)や船谷(磐田)の後塵を拝する形だったが、昨年からコンスタントにJで活躍している事が大熊監督に評価された形だ。
この試合でも彼の戦術眼の高さ、視野の広さと正確なパス、、などを確認することができた。清水エスパルスは今季、長谷川新監督のもと4-1-4-1という変則システムを採用している。杉山はDHで使われることの多かった選手だが、4人並ぶOHの中に位置取っていた。清水は堅い守備で耐え速いカウンターを狙うスタイル、、その中心にいたのが杉山だった。良い読みで相手からボールをカットして両サイドを疾走する選手にピンポイントのパスを供給する、、そしてゴール前に詰める。
ワールドユースまでには梶山(FC東京)が怪我から回復するのかもしれないが、わたしなら迷わず杉山を中盤の核として起用したい。前回ワールドユースの小林大(東京V)の様な仕事が出来るだろうと考える。杉山をDHで使う場合は、守備の強い柏の小林とコンビを組ませる必要はある、、、そして本田(名古屋)と併用するために4バックである必要も、、。このあたりを大熊監督はどう考えているのだろうか?


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