あばうと蹴球(アーカイブ)
hagipがTV観戦した試合、及びサッカーニュースについて感想を綴っています。
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2005年2月
前の月 次の月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28          
最新の絵日記ダイジェスト
2005/08/24 セルティックは3バックにして遠藤を穫れ!
2005/08/23 ユニバーシアード3連覇。
2005/08/22 衝撃デビュー、次からが問題。
2005/08/21 ベンチ外の選手をなぜ?
2005/08/20 俊輔の交代は妥当だが、、

直接移動: 20058 7 6 5 4 3 2 1 月  200412 11 10 9 8 7 6 5 月 

2005/02/26(土) ゼロックス・スーパー杯:横浜2-2(PK4-5)東京V
Jリーグ覇者の横浜と天皇杯優勝の東京Vが対戦したゼロックス・スーパー杯。Jリーグ開幕当時(それ以前を含めても)の黄金カード復活、、、日本リーグ時代から観ている私などはクラシコと呼ぶに相応しいのは、この2チームの対戦だと思っている。横浜がリーグ連覇、ヴェルディもやっとアルディレスの下、復活しつつある。担当TV局が日テレだった事で「クラシコ」という言葉が嘘くさく感じられたが、、、今年のヴェルディを観ていると、ホントに強いのかも?という気がしてくる(笑)。

ジーコ日本代表監督が視察する中、やはり試合の注目ポイントは両サイドの主導権争いにあった。特にヴェルディの左・相馬とマリノスの右・田中隼のマッチアップは、これに勝った方がフル代表に選出される!!という様な(あくまで私の印象)緊迫感があった。相馬が縦に仕掛けて良いクロスを挙げれば、負けじと隼磨が押し返す、、、。守備面では隼磨の方が安定していたが、どちらもフル代表に選出されてもおかしくないレベルにあると私は感じた。
さて試合はワシントンの2得点で追いついたヴェルディがPK戦を制し勝利したわけだが、ワシントンの得点感覚は凄まじいものがあった。那須や栗原といった売り出し中のDFを簡単にかわし、日本で最高のDFと言っても良い中澤のカバーも振り切ってゴールを決めた。エメルソンの様な見た目の速さはないが、(Jリーグで)久しぶりに観るワールドクラスのFW、、、ポストのうまさ、ボールを奪われない技術、、、素晴らしいものを見せて貰った。中澤が本調子だったか?は疑問だが、ワシントンを完璧に止められるようにならなければ欧州移籍は難しいかもしれない。ちなみに私がワシントンを初めて観たのが01年のコンフェデ杯、その時は単に背の高い選手だな、、としか思わなかったが、ブラジル選手権得点王の実力は本物だ。代表スカウティング的に観ていた私だが、なんだかワシントンのプレーだけが強烈にインプットされてしまった(苦笑)。

2005/02/25(金) 試合に出られない強化指定?
U-20代表FW平山相太(筑波大)がジュビロ磐田の練習に参加することになった。どうやら昨季見送られたJリーグ強化指定選手としての活動の場を磐田に求める準備らしい。平山が伸び悩んでいる事は誰もが認めるところであり、レベルの高いところでプレーする必要があった。そこで五輪代表時代に観て貰った山本監督の磐田(選手レベルも高い為、練習参加でも力が付くと考えた?)という選択なのだろう。
しかし私はそれに「まった!」と言いたい。強化指定選手になるのなら試合出場の機会が多いクラブを選択すべきと思うのだ。磐田のFWにはグラウと今季獲得したチェヨンスがいる。昨季そこそこの活躍をした前田でさえ2列目起用が考えられているというのに、、どう考えたら平山の出番があるというのか?レベルの高いクラブで練習したからといってあまり意味がない事は稲本のアーセナルで証明済みではないか?選手というのは(練習は勿論大切だが)試合でプレーする事によって成長するのだと私は考える。そしてそれを目的に作られた制度がJリーグ強化指定選手制度だと思っている。正直言って今の平山なら、J2水戸あたりが限界ではなかろうか?

2005/02/21(月) A3杯:横浜1-3水原
横浜の選手同様、体調を崩してしまった関係でA3杯、事実上の決勝戦は結果を知りつつ録画したビデオでチェックする形となった。またもやタイムラグが発生してしまった事をお詫びしたい。これを読んでくださっている方の興味がA3杯に無い事は十分想像出来たが、とりあえず「日記」ということで。(他にとりたてて書くこともないので-苦笑-)

横浜はドゥトラの軽はずみなプレーで先制を許した。それにしても得点を決めた相手12番のブラジル人はアジア人にはない身体能力を持っている、、、Jリーグでプレーしたいという希望を持っているらしいので、どこか触手したらいいのでは?と感じた。エメルソンタイプだが、もしかするとエメよりも得点嗅覚にすぐれているかもしれない。横浜もすぐ田中からのクロスを胸トラップした大島が同点ゴールを決めた、これは面白い試合になりそうだ(にっこり)。
ところが後半開始早々セットプレーから失点してしまう。GK榎本はパンチングしようと?飛び出したのだが大島と重なってしまいボールに触れなかった。、、そしてこぼれ球を押し込まれた。榎本は神懸かり的な反応でピンチを再三救っていたが、1試合に1度はこういうミスを犯す(傾向がある)。私は彼を代表第3GKに!と推薦しているが、諸刃の剣である事を十分承知している(汗;)。最後は攻めに掛かった裏を取られて決定的な3点目を許しジ・エンド。

負け試合で注目選手というのも難しいのが、、一応得点を奪ったという事でFW大島について。彼は名門前橋育英から今は無き横浜フリューゲルスに入団しワールドユース代表候補にもなった(当時期待されていた)。フリューゲルス解散を機に京都に移籍したが芽が出ず、J2山形で力を付け昨季22得点を挙げ注目された。日本では2部リーグで力を付けた選手が1部のクラブに引き抜かれというパターンをあまり観ないが、そういう意味では(今年広島に移籍した元仙台の佐藤寿人同様)是非とも成功して欲しい選手だ。184pという体格から想像出来るようにポストプレーが巧い、そしてボールをゴールに向けて持ち出すテクニックにも優れている(この試合での得点はまさに典型)。久保、アン、坂田、清水とFWの層は厚いが、、怪我人がいる今がチャンス!、、ものにして欲しい。

2005/02/17(木) A3杯:横浜2-0深セン
A3チャンピオンズ杯に出場している横浜Fマリノス、怪我人やら体調を崩す選手が多発し、苦しい闘いを強いられている。深セン(中国スーパーリーグ優勝)戦は元々が生中継ではなく、しかも私はそれを更にビデオに録って観戦した。よってタイムラグが大きくなってしまっている事を最初に断っておきたい。

序盤からボールを支配し優勢に試合を進めた横浜だが、坂田が負傷退場(完治2.3ヶ月の大けがでJ開幕戦絶望)したあたりからパスは繋がるがシュートまで行けない、、というストレスフルな展開となった。相手はセットプレーから何度かチャンスを見いだそうとしていたが、中西を中心とした(言葉は悪いが)サブ組DF陣とDH那須がこれをはね返した。第1戦同様、DFの層は厚い!と実感、岡田監督もある程度満足しているだろう。
試合が動いたのは後半立ち上がりすぐ。田中隼磨がいい上がりで起点を作り、ボランチ上野の先制点(ミドルシュート)を導いた。上野もタイミングのいい攻撃参加でベテランらしい「いぶし銀」の仕事ぶりを披露。その後は相手のラフプレーが目立ち始め(普通なら1発レッドが数人出たはず!)些か「げんなり」する試合となった。しかし後半18分、再び田中隼磨が相手選手を黙らせる個人技からのマイナスクロスで熊林のボレーシュートをアシストした。横浜は主力を数人欠きながらも力の差を見せつけ完勝したと言っていいだろう。それにしても、、中国人選手のラフプレーは酷いねぇ、、昨年のアジア杯を思い出した(怒)。

さてこの試合で気になった選手、当然2アシストを記録した田中隼磨という事になる。私は随分と前から加地(FC東京)よりも田中隼磨を推していたが、山本五輪代表監督にもあまり評価されず「どういう事?」と思っていた。岡田監督にもソコソコ信頼されており、もう1ランク上がれば代表にも、、という位置付けで観られているらしい。田中隼磨の特徴は持久力と瞬発力の、どちらもすぐれていること、そして攻守のバランスが良いことだ。右サイドだけでなく左も器用にこなし、元来ボランチの選手なだけに中に絞ってのプレーも巧い。しかも時にはスイーパーもやってしまうというのだからチームメイトの中西顔負けだ(笑)。今日のアシストはフリーランから起点になったもの、自らドリブルで仕掛けたものと、WBに求められる攻撃の要素を2つ披露した形(他にも得点に繋がらなかったが、良い形は何度も作った)。今日のパフォーマンスを観たらジーコ監督も召集を考えたろうに、、、と視察に来ていない事を私は残念に思った。

2005/02/16(水) スマトラから、、、ポジション考まで。
FIFA主催で行われたスマトラ沖地震津波のチャリティマッチ、世界選抜(ロナウジーニョチーム)でプレーした中田英寿はなかなかのプレーを披露したらしい。らしいというのは実際に見たわけではないので(スポーツ紙やTVでの数秒の画像のみ)、何とも言えないということ。ただ、世界的には日本人プレーヤー=中田英寿なんだな、、という思いを強くしました。小野でも俊輔でもなくヒデ、、、やはり開拓者として尊敬されている部分と、知名度なんだろうねぇ。
で、、彼っていまフィオレンティナでボランチやっているけれど、ジーコはどういう判断するんだろうか?逆に小野はトップ下もやるけれど、怪我から復帰出来ずライバルの活躍もあって株が下がっているみたい。クラブでのポジションを重視すると語るジーコ監督にとってどうなんだろう?トルシエの場合は、何が何でも自分がいいと思ったところで選手を使ったけれど、ジーコは真逆だからねぇ。中田浩二にしたってマルセイユではDHで使われないだろうし、、、、そもそも選手をひとつのポジションで縛る事自体無理なんだけれど(苦笑)。ジーコが三都主の控えは中田浩二で、加地の控えは阿部勇樹(キック精度高いから!)、、なんて考えられるようになれば、、、。とあるスポーツ紙ではヒデが右WBで使われる可能性なんて事を記事にしていたけれど、ジーコにそんな事が出来るなら観てみたいよ!!

2005/02/15(火) 小笠原のボランチ起用。
鹿島はホンダロックとの練習試合(30分×3)でマルセイユに移籍した中田の後釜ボランチをテストした。基本的にはフェルナンドと誰を組ませるか?という形だが、ベテラン本田、中堅の青木、新人の中後らとともにOHの小笠原をオプションで使う形もチェックしたようだ。小笠原は代表でもボランチ(3ボランチの一角)に入ったことがあり、OHにしては守備の得意な選手(中田英と似ている)の部類にはいる。
Jリーグの試合ではある程度、計算出来るかもしれない。しかし現状では横浜の奥同様、ボランチも出来ますよ!というレベルだ。代表レギュラーに向けての積極的なアピールには成り得ないだろう。普通の監督なら23人枠を決める上でユーティリティさを考慮するかもしれないが、小笠原を外すわけのないジーコにしたら(理由は書かない方が良い?-苦笑-)さほど意味をなさない。とは言っても欧州クラブ移籍後、彼が使われるとしたらOHではなく、やはり(3枚の)DHのひとりになるだろう(日本人OHのほとんどがDHでのプレーを一度は強いられている)。そういう観点からすると本人の欧州移籍に向けて悪くない事かもしれない。

2005/02/13(日) A3杯:横浜1-1浦項
A3nissanチャンピオンズカップ横浜vs浦項をビデオ録画で観た。前半早い段階で清水が相手DFのミスからボールを奪いそのままゴール、横浜はさい先の良いスタートを切った。しかしそこからがいけない、まるでこの間の代表北朝鮮戦を観ているかのような反撃にあい中盤、サイドでの主導権を完全に掌握されてしまった。後半19分にはFKから前半ミスした相手DFにヘッドであわされ同点に追いつかれた。それからも波状攻撃を受けっぱなし、横浜に流れを変えられる存在(俊輔)、決定的な仕事をする存在(大黒)はいなかった。ただ画面からも相当フィジカル的にハードな試合になっていたことは解り、この時期としては、まずまずだったのかな?という印象。久保、アン、中澤、松田と主力を欠いて臨んだ割には、良い試合をみせてもらった(DF陣のターンオーバー制は現実味がある)。そうそう韓国代表監督などはしっかり視察に訪れており、、、それが浦項の選手達のモチベーションアップに繋がったか?(ただ実際は外国人3選手にだけやられていたんだが、、)

印象に残った横浜の選手。DF栗原、同点ゴールを許したマーキングミスはあったが、それ以外のシーンでは良い寄せと粘りを見せていた。ワールドユースの時にも感じたが、身体能力は抜群で、(その点を考えれば)注目されている那須よりも将来性が高いかも知れない。課題は集中力の維持と、ボールを奪ってからの配球だろう。せっかく良い出足でボールを奪取したのに、フィード精度が悪く相手にボールをプレゼントするシーンがしばしば観られた。松田、中澤が戻った場合には河合や時には那須とのポジション争いになるだろが、この状況でもまれたらきっと良い選手になる!良い意味での「雑」さをのこしつつ成長して貰いたい選手だ。

2005/02/12(土) 健康診断をやっていない?
FCホリコシのGK加藤選手が、心室細動で死亡していたことが明らかになった。1500メートル走を行っている途中で倒れ救急車で運ばれ延命処置をとられたが2日後に息を引き取ったらしい。FCホリコシはJ2のひとつ下に位置づけられるLFL加盟の半プロ集団、(FCホリコシがそうとは言えないが、中には)アマチュア契約の選手など定期検査を行っていないケースがあるという。今回の加藤選手の場合がそうであったか?は伝えられていない、しかし支配下選手のメディカルチェックはどういう契約形態であるにしろしっかり行うべきだろう。
地域社会人リーグの場合、会社の検診が行われているが、JFLのような(言葉は悪いが)中途半端な契約では、アルバイトをしながらチームに入っている事もある。そういう場合、国民健康保険(年金も含め)に加入していない事も考えられる。これからプロを目指す選手なのだから、そして体が資本の仕事なのだからしっかり検査しておく必要がある。加藤選手に心臓病に関する既往歴があったか?は解らないが、もしかしたら防げていた死かもしれない。JFLだけでなくサッカー協会としても、きちっとした対応をすべきだ。、、、、最後に加藤選手のご冥福をお祈りしたい。

2005/02/11(金) 「はぎぴー的日本代表」を更新しました。
昨日の日記に関連して、私の独断と偏見で選ぶ「はぎぴー的日本代表」のコーナーを更新しました。北朝鮮戦を終えたばかりで、いくらなんでも早すぎる(Jが始まってからでも!)とは思うが、更新はいつでも出来るので、現時点で考えられる選出をしてみました。昨日の日記と矛盾する点(初招集でいきなりイラン戦はあり得ない)もあるのですが、そこは現実と空想の違いという事でお許し願います。

ジーコ監督は帰国してしまいました(10日ほどで戻るらしい)、スーパー杯(横浜VS東京V)の視察から仕事をはじめるらしい。そこで相馬を観て欲しいが、、、どうせならばA3チャンピオンカップ(これは立派に国別対抗戦だから)で田中隼磨や奥、那須あたりを観て欲しい、でも無理でした(苦笑)。ジーコ監督は(順番が来るまで)頑張って待って欲しい、と語っているが、そもそも順番に入るには選手を知らなければならないっはず。新潟での復興支援試合(新潟VSジャパンドリーム)をみたジーコの感想で、鈴木慎吾をしらなかった風な発言を聴いたときに、あーーースカウティング出来ていないんだな、、と実感しました。
こんな個人的なサイト(しかもコラムではなく日記)で何を言っても変わらないは十分に承知しています。でも言わないよりはいった方が、精神衛生上も悪くないかな?と思います。

2005/02/10(木) イラン戦は4バックがいい。
北朝鮮戦の熱がまだ冷めないマスコミは、(次戦出場停止の)三都主の替わりは三浦淳!と書き立てる。余韻に浸る事無く、スタッフミーティングをやったのかも解らない状態で(苦笑)さっさと帰国してしまったジーコ監督が三都主のところには三浦が入ると語ったらしい(田中の代役は指名しなかった)。

次戦は3/25日、イランのアサデイで行われるが、3/17から日本代表はドイツ・フランクフルトで合宿を行う。それはいいとして、もう既にJリーグは開幕しており、指名された三浦は神戸での一歩を踏み始めているだろう。ここで問題が生じる、右サイド加地の控えもいないのだが三浦がJで怪我をした場合の事を考えているのだろうか?実際に三浦は北朝鮮戦を控えた合宿中にも負傷箇所を抱え別メニュー調整していたことがある。確か腰痛持ちで爆弾をかかえていたか?と記憶している。右も出来る(と言われているが、私はそう思っていない)三浦は三都主、加地のどちらが怪我をしても代役になれた。しかしイラン戦では彼がレギュラー、そうなれば誰がバックアッパーとなるのだろうか?

もうひとつ、わたしはバーレーンvsイランをテレビで視聴したが、改めてイランの右サイド、マハダビキアの恐怖を感じた。フォーメーション的には4-2-3-1、ダエイの1トップにカリミがトップ下、マハダビキアと9番の選手がウィングっぽいスタイルで絡んでいた。1トップながら攻撃時は3トップのような形になる。そしてカリミがそれを操りつつ、自らもトップに上がっていくのだ。こんなチームに対してよくもまぁバーレーンはドローで終わったと思うが(実際はバーレーンが勝つのではないか?と思うほどのパフォーマンスだったが、、)、日本が目指す現実的な目標は引き分け(勝点1ゲット)ではなかろうか?

そこでタイトルの提案、4バックがいい、、、という事に繋がる。リアクションサッカーは良くないという意見もあるだろうが、マハダビキアをこちらの攻撃で下げる、、などという事は難しいのではないか?村井(市原)や相馬(東京V)にはその可能性を感じるが、いきなり召集して公式戦、しかももっとも強いだろうイラン戦がデビューというのは、いくらなんでも無謀だ。となれば4枚で守って(とりあえず左は三浦、右は加地でいい)、中盤はそれほど繋がない(省略する!)、出来るだけロングボールで相手DFラインに直接ぶつけセカンドボールを拾う形がいいのでは?と思う。具体的にはこちらも4-2-3-1、高原の1トップに左から玉田、俊輔、大黒と配置する、、こういう考え方、ジーコにはないだろうなぁと思いつつ書いてみた(書くだけなら何でも有り!だから-苦笑-)。

※U-20代表候補合宿メンバーについて、「召集&感想」コーナーを更新してます、ご覧下さいませ。

2005/02/09(水) 日本代表、北朝鮮に辛勝。
まさにサッカーは何が起きるか解らない、、、。昨日の日記でドローの場合が多いと(暗に)予想していたが、サッカーの神様は日本にほほえみかけた。1-1ドローが濃厚となったロスタイムにスーパーサブ大黒が値千金の逆転弾を決めたのだ。新聞は「ダイコクサマ」にかけて「大黒様」と見出しを付けた(これは安直だが、ピッタリといえる)、1面トップ扱いは一般紙にも及び、時期的にも(政治的にも?)この闘いが注目を浴びていたことが解った。

北朝鮮が格下であった事は確かだが、それでもサッカーは何が起こるか解らない(イランとバーレーンはスコアレスドローだったのだし、、)。それ故に面白いのだが、さすがにロスタイムに入って、私もドローを覚悟した。それにしても先制点を奪ってから、後半俊輔が投入されるまでの日本は何だったのか?ジーコが珍しく流れの中で効果的な選手交代(実際は遅すぎた、高原と俊輔は後半開始から投入すべきだった)を行った。そして大黒投入が見事に当たった。しかし大黒の得点には布石がある、俊輔が入って攻撃が見違えたのにも理由がある。それは大黒が「旬」の選手であり、練習試合ながらハットトリックを決めていたこと、俊輔が幾多もの経験を乗り越え、その時に何が必要なのか?を良く理解していたことだ。、、、、小笠原に関しては1得点、1起点と数字上は活躍したように見えるが、(昨日の)私の心配が的中する形となった。ジーコは彼が良かったので4-4-2にしたと語ったが(違うんじゃない?)。

公式戦は勝利が全てと言うが(これは事実その通り)、ジーコ監督は国内組(とりわけ前の3人)を信用しすぎたのではないか?欧州組排除(2人しか呼ばないなどという発言からそう取れる)ではなく融合(日本人選手の全てから同条件で召集する)が必要であることを、俊輔と高原の動きから私は痛切に感じ取った。ジーコはどうだったのか??(去年の1次予選初戦、vsオマーンのビデオを観ているような感じもした。-苦笑-)

※選手寸評は2/10、夕方アップ予定です(早めになるかも?ほとんど出来てますから)。

2005/02/08(火) 北朝鮮戦前夜に思うこと。
サッカーは何が起きるか解らない、、、強いチームが必ずしも勝つとは限らない(ドローの場合が非常に多い)。しかし私たちの日本代表は、2/9に向けて(昨年の失敗を教訓にし)万全の調整をしてきたものと信じている。どうやら明日のスタメンは川口、宮本、田中、中澤、遠藤、福西、加地、三都主、小笠原、鈴木、玉田、、テストマッチ(シリア戦)の11人になるようだが、是非とも前半から「日本らしい」ボールも選手も激しく動く(入れ替わる)サッカーを見せて欲しいものだ。特に三都主、加地のサイド攻撃、そして欧州組を押しのけてスタメン起用される小笠原、玉田には存在感を示してもらいたい。国内組と言っても、一部を除けば誰が6月に海外リーグに行くことになってもおかしくない有能な選手達ばかりだ。(格下の)北朝鮮に勝ったところで国際的アピールにはならないが、みっともない試合をすれば自分の評価を下げる事になる。

両者の力量差を冷静に比較すれば、結果は見えている(勝てる確率の方が絶対的に高い)。ただ大宮ユースとの練習試合のような前半(主力組0-0)だと、なぜ大黒を使わないのか?(練習試合の後半でハットトリックを決めた)、やはり中村、高原をスタメンで使うべきだったのではないか?という監督責任論が出てくるはずだ。そんなことにならない為にも、11人は(皆が口にする)いい連携で北朝鮮を粉砕して貰いたい。ジーコには積極的な采配(攻めの選手交代)で、監督としての力量をハッキリとした形でみせてもらいたい。

2/9早朝付記:シリア戦スタメン組(今回のスタメン)のコンディションが良いと伝わっているのが逆に怖い。比較するのはどうか?と思うが、昨年の五輪代表はチーム内での競争激化が原因で最終予選前のテストマッチでベストコンディションを作ってしまっていた。その結果、、、は?今回のフル代表がそうでないことを祈りたい。(特に小笠原が、、、、嫌な予感するんですよね)

2005/02/07(月) ジーコよ、言わなくても良いことを言うな!
欧州組を2人(高原、中村)に絞り込んだ時のインタビューで「これからは欧州組同士で競争して欲しい(要約)」と語ったジーコ監督。今度は合流もしていない(つまりコンディションのチェックも連携もあわせていない)高原と中村を「(たぶん)スタメンでは使わないだろう」と切ってしまった。これでは疲れた身体をおして長時間移動する高原と中村にとってモチベーションを上げられないではないか?と思う。自我を殺してキツイ移動をしてくるのに、競争もなくサブに回されるというのでは、「戻りたくない、、、」という気持ちが働いても当然だろう。

リーグ戦で1試合2ゴールをあげた高原は「スタメンでなければ、、」と不満を語り、アシストを決めた中村も「どういうことか?(タイミングが悪い)」と困惑した様子。以前のような欧州組帰国=レギュラーという図式は絶対に良くない、しかし帰ってきても強制的にサブ、もしかしたら(試合展開によっては)使わない可能性もあるよ、、というのでは納得いかないだろう。チームというのは健全な競争があって、個々が伸び成長していくのだ。たとえシリア戦のメンバーがベストだと考えたとしても(それで欧州組をサブで使うとしても)、この段階(2/6)でしゃべることの意図が全く理解出来ない。言わなくても良いことを口にして欲しくないのだ。このジーコ発言で欧州組のモチベーションは確実に下がってしまった。スタメンなどというものは試合当日(選手には前日練習後)公表すればいい。私は今回のジーコのやり方に強く抗議する!(たとえ相手をかく乱する意図があったとしてもだ)

2005/02/06(日) 三都主の場合は、、、。
日本代表DF三都主アレサンドロ(浦和)にプレミアリーグの複数クラブから(1月の獲得)オファーが届いていたらしい。しかし三都主はW杯出場を最優先に考え欧州行きを断った。コンディションの問題も出てくるだろうし(移動&常時出場)、その間にポジションを奪われる危険性もある。仮に移籍が実現するとしてもW杯以降(06-07年シーズンから)となりそうだ。三都主は、先にレベルアップを理由にマルセイユ移籍を強行した中田浩二と正反対の選択をしたわけだ。

彼は以前ビザ取得の関係でプレミア移籍を断念している、(よって今でも)行きたいのは山々だろう。しかし彼にとっては「海外挑戦=自分を高める目的」よりも「W杯に出場する事=代表に選ばれる手段」の優先順位が高いようだ。恐らくは浦和に移籍した段階で(W杯終了時まで)海外移籍を封印したのではないか?ただ彼の年齢を考えると、来年では難しくなるかもしれない。29歳で海外プロリーグ初挑戦というのはあまりに遅い。勿論、年齢でサッカーをするわけではないが、実績が無く伸びしろの少ない30歳目前の選手を好きこのんで獲得するチームがあるだろうか?私は、、、否定的な見方をしてしまう。

ところが昨今のジーコ発言を聴くと、三都主の選択は正しい(というよりそれしかない)気もしてくるから困りものだ。

2005/02/05(土) 厳戒態勢、今でさえも、、、。
2日埼玉スタジアムで行われたシリア戦は、場所も時間も北朝鮮戦に合わせたシミュレーションだった。選手の、、というよりは、それをサポートする側だったり、交通規制、テロ対策、様々な事態をを想定しての、、という意味合いが強かったのだと思う。
私は以前、北朝鮮との政治的な問題を理由にニュートラルな場所での開催を強く主張したが、それは今も変わっていない。どうやら今回の試合はやれそうだが、6月のアウェーでもやれるか?(当然ビザは発給されるだろうしやってやれなくはないはず)が心配なのだ。ホームで戦ったからにはアウェーに行かねばならぬ、しかし6月に行ける状況にあるのか?を考えると怖い。AFC並びにFIFAが安全を保証したところで、大事な選手達を北朝鮮に入れて大丈夫なのか?リスク管理が出来るとも思えない。
政治とスポーツ(サッカー)は違う、一緒にしてはならない、、という美辞麗句を耳にするたびに私は思う。常にスポーツは政治に利用されてきた歴史がある!!古くはベルリン五輪、、そして記憶に新しい?モスクワ五輪&ロス五輪、、、この前のアジア杯だって(中国政府は遺憾の意を表明したが、裏では黙認していた)政治と無関係ではなかった。日本は北朝鮮に行かないことでペナルティ(0-3敗退)を受けてもいいように、それまでに勝点12(4勝0敗)をゲットしなければならないのかもしれない。今日のサッカーダイアリーは(ジーコのように)極論ではあるが、、、。

2005/02/04(金) ジーコは極端すぎる。
前日に欧州組を2人しか呼ばなかった事に対しジーコ監督は、連携面で(3.4人となると)厳しいと語った。そして第2戦以降も国内組重視の考えを崩さず、欧州組2枠を示唆した。想像するにFW1枚、MF1枚ということか?
なんという極端な事をする監督だろうか?今回は(シーズン途中で)欧州組のコンディションがすこぶる悪い。そしてたまたま(弱い相手の)テストマッチ2試合を良い結果で終えることが出来た。一見、まとまっているように見えるチームだが、、、、小野、中田英といった選手を(スタメンで使わないから)呼ばないというのでは、いつまでたっても代表は強くなれないだろう。杓子定規の選出ではなく、スケジュールとコンディションを総合的に判断し結論を下すべきと思う。

さて中田浩二のマルセイユ移籍がすったもんだの結果、ようやくまとまった。もう彼も欧州組のひとりだ(苦笑)、、。そして小笠原、三都主、福西、遠藤、中澤、松田、宮本、玉田、本山、(鈴木も?)、、いまの代表主要メンバーだっていつ欧州移籍が実現するとも限らない。こういう状況下では、(その後の選手、つまりアテネ世代を投与していない)、如何に融合させるか?を考えるべきだろう。ジーコ監督だってドイツW杯本戦を、欧州クラブ所属のタレントを使わず勝てるとは思っていないはず。事前にドイツ合宿が予定されているアウェー戦では、欧州組、国内組にとらわれず「勝つために使える選手」を呼んで欲しいと願う。
欧州組は何を差し置いても優先的に使う→欧州組の枠は2のみ。あまりに極端で、、これでは(ジーコは)目先の事しか考えていないという批判を浴びても致し方ないと考える。北朝鮮戦に関しては(俊輔、高原のみの召集で)私は賛成の立場を取る、ただチームを強くする中長期的なビジョンはないのか?悲しくなってくる。
今後も欧州組は2枠のみとする(つまり選手全体で競争するのではなく、欧州選手の中だけでの競争が生まれるという図式)、、、この報道が間違いであることを願ってやまない。

2005/02/03(木) 欧州組は俊輔と高原のみ。
北朝鮮戦にむけての日本代表24人が今日発表された。テストマッチを戦った23人の中から怪我の西(磐田)が外れ、新たに俊輔と高原が加わった。稲本を召集しなかったのが意外だが、ジーコにとって稲本は特別な存在ではないのだろう。それはヒデの背番号7を欠番にしているのに対し、6番を中田浩二に与えた事からも解る。勿論アジア杯時の1次登録を前に稲本が怪我をしてしまった事が直接の原因ではあるが、、、。(その後彼には背番号29が与えられている、ヒデではあり得ない!坪井と同じ扱いだ。ちなみにアジア杯1次登録で7は名波だった)
そしてDHを務める福西と遠藤のバランスが良く、いじるのを避けたとも考えられる。欧州から呼んで使わない、、、となればクラブとの関係も悪くなる(元々レンタル先なので交渉しにくかったのかも?、、、これはあくまで想像)。それに中田浩二も一応、欧州組なわけで、、、(苦笑)。

さて問題はテストマッチでそれなりの結果を残した(シリア戦は物足りないが)玉田と小笠原をスタメンから外すのか?という事。FW2枚とOHのトライアングルは攻撃の要、コンビネーションが重要になってくる。スタメンは玉田、小笠原でいって機能しないようなら後半から2枚変えるというのも手だろうと考える。しかし、、、カザフもシリアも守備が弱すぎた、アジア杯を経験している玉田はともかく小笠原でもし失敗したら、、、ちょっと不安だ。

2005/02/02(水) 実践モードだったシリア戦。
北朝鮮戦を前にした(最後の)試合をジーコは実践モードで捉えていたようだ。前半の膠着状態(44分に鈴木の先制点はあったが)から考えて数人入れ替えてくるか?と思われたが全く動かなかった。今日の試合は6人まで交替させることが可能だった、しかし公式戦(2/9北朝鮮戦)を睨んで交替は中田、本山のふたりのみ。中田はカザフ戦で出せなかった為だろうが、本山は攻撃のジョーカーとして期待しているのだろう。出場のチャンスを与えられなかった選手達には本当に気の毒と思う、しかしこれがジーコスタイルである。今に始まったことではなく、彼の「哲学」なのだから致し方ない(諦めろ、、とは言っていないので誤解せぬよう)。

さて今日の試合で良かったのは、カザフ戦に引き続き両サイドが機能していたこと。引き気味の相手に対しては、やはりサイドからの攻撃が有効であることを再確認出来た。そして小笠原に使える目処がたったこと、北朝鮮レベルと言っては語弊があるが、腰の低いタックルをして来そうな相手に対し彼は有効だと思う。俊輔のようにFWを上手く操るほどの力は感じられないが、以前のような(1試合の中で良いときと悪いときがある)極端なムラはなくなり「チームの顔(エース)」らしくなった。ジーコが小笠原をどう評価したのか?、、、北朝鮮戦のスタメン発表で明らかになる!

で、問題点だが、、。これはカウンター攻撃を受けたときの対応の拙さが一点ある。加地とともにストッパーの田中が攻め上がった時に、福西も遠藤も(両ボランチがふたりとも)上がってしまいカバーする選手がいなかったのだ。田中も奪われてはならぬシーンで簡単にボールをとられ逆襲、福西の戻りながらの守備は決して上手ではない(苦笑)。それから宮本の判断ミスが目立ったこと、自分で行くべき所で一瞬の迷いがあったか?寄せが遅れてDFライン裏にパスを出された。彼が引きずり出されるのは仕方ないにしろ、出るなら止めなければ(最低限プレーを遅らせる)意味がない(呆)。

明日2/3に北朝鮮戦に向けての代表選手が発表される。出場出来る18人プラスα(当日決めるのではないか?)が考えられるが、順当に行けば以下の18人だろう。
GK(2)川口、楢崎、DF(6)宮本、中澤、田中、松田、三都主、加地、MF(7)遠藤、福西、中田浩、小笠原、中村、稲本、本山、FW(3)鈴木、玉田、高原。
サイドの控えがいないのが気になるが、三都主のところは中田浩二もやれるし加地のところは守備的なら遠藤、攻撃的なら本山も入れる。おそらくは、、、こんなところか?(違うとすれば本山ではなく両サイドやれる三浦をベンチ入りさせる?)まさか小笠原と俊輔を同時に使おうとして4-4-2(終盤本山が入ってからの形)になんてしないよねぇ(、、でもちょっと怖い)。

※なおシリア戦の選手寸評は2/3夕方以降を予定しています。

2005/02/01(火) 根本のレンタル延長が決定。
アテネ五輪の出場枠からは漏れたが、いまだに森崎(広島)の左サイドより良かったはず!と根本に関して私は思っている。「美白のロベカル」というTBSの紹介で覚えている方も多いかな?彼はWBというよりもSBで力を発揮する選手で、ベガルタ仙台在籍時(当時はJ1)に、清水監督からJリーグナンバーワンの左SBと評価されていた。02年当時、私はフル代表の左SB候補として(当時は完全に4-4-2だったため)彼を何度も「はぎぴー的日本代表」に推薦したが、、。レンタル移籍先の大分ではサイドハーフとして使われることも多く、能力の半分も出し切れていなかったと記憶している。

彼のレンタル元はあの鹿島アントラーズである。茨城県出身の鹿島ユース育ち、、、昨年、新井場の加入がなければ呼び戻されていたのでは?と私は考えている。そして今年、大分へのレンタル延長が決まった(だいぶ前からそういう話で合意されていたようだが)。鹿島には新井場と石川という同い年の左SBがいる、しかし右サイドには怪我が癒えない名良橋と、いまいち殻を破れない内田、時にボランチの青木が苦し紛れに入ることすらあった。元々右サイドの新井場を右で試してみようとは考えなかったか?そしてアーリークロスの精度は村井(磐田)に劣らぬものを持っている根本を戻すという選択はなかったか?と思う。中田のマルセイユ移籍に伴い、DHとしての青木の存在は今後重要になる(いくら中後を獲得したと言っても)。新井場の右サイド、、そして根本の左サイド、、良い考えだと思うのだが?成功すれば、2人揃って代表入りという可能性もあったのではないか?


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.