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2005/01/09(日)
星陵・MF本田、DF込山、FW橋本
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準決勝A 星陵2-2(4PK5)市立船橋
前半早々にロングスローからのこぼれ球を得点に結びつけた星陵だったが、前後半29分に1点ずつ市船に返された。市船の逆転弾は途中出場の白山が星陵DFをぶっちぎってシュートしたもので、あのスピードはただ者ではない、、と感じた。まさにスーパーサブ!これで星陵もう終わりか?と思われたがロスタイム、CKをきっかけに同点に持ち込んだ。PK戦は慣れている市船が制し決勝に進出。(星陵の選手を寸評する。前回本田のワンマンチームと書いたが、彼以外にもなかなかのタレントがいた)
MF:10本田はU-20日本代表入りしている今大会唯一の選手。中旬からのカタール遠征に参加することが決まっており、既にJ1名古屋入団が内定している超高校級レフティだ。彼については仙台杯の時も高く評価しているが、左足から繰り出される精度の高いパス、クロスが特徴的。身体の使い方、ボールの置き方(相手に取られない位置にボールを持つ懐の深さ)も非常に巧い。守備的なMFをこなせるフィジカルの強さも持っており、世界で闘える選手だと私はみている。同じ左利きの中田浩(鹿島)よりもスキルフルで攻撃的なセントラルMF、将来的には小野(フェイエノールト)と稲本(カーディフ)の特徴を併せ持った選手に成長するものと期待している。名古屋でのポジションがどこになるか気になるが、(2006年は無理としても)2010年のW杯では主軸となりうる選手だ。キャプテンシーを持っている、海外でのプレーを目指している(目標が高い)、私が最近みた高校生の中ではずば抜けた(MFとしては)存在と言える。
DF:4込山はDFラインの統率だけでなく、対人処理(得に空中戦)もなかなか良い。単純に放り込まれても彼の高さではね返していた。ただスピードへの対応が課題か?1点目を入れられた場面ではポジショニング(アタック&カバー)を迷ってしまった。しかし彼にはロングスローもあり、J2レベルで数年鍛えられたら化ける可能性がある。
FW:11橋本は前線で起点になれるし、ドリブルで仕掛けることも出来る選手。この試合ではエース本田よりも良い動きをしていたと思う。市船の強力なDF陣によって阻まれたが、トラップからシュートにもっていく一連の動作が速かった。ロスタイムの同点弾は彼のシュートにより奪ったCKからだった。
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