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2005/01/26(水)
中田浩二、マルセイユへ。
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移籍金問題で揺れていた中田浩二(鹿島)のマルセイユ移籍が決まった。鹿島は当初、契約更改しなくとも移籍証明書は出さないとしていたが、中田の情熱に折れた形だ。これは契約期間が切れる時期になっても、更改の手続きをしなかったクラブ側に甘さがあったとしか言いようがない。複数年契約をしていない限り(していたとしても昨季で切れる場合)、11/30に金額提示を行い交渉の準備をするはずなのだが、なぜこうなったのか?詳細は不明。中田浩二(代理人か?)が移籍金無しの海外挑戦を目論んでいたのか?いずれにしてもJリーグ規約(30ヶ月の保有権云々)は今後見直すべきだろう。
それにしても育ててくれたチームを離れるにあたって(実際彼の場合は代表のトルシエ前監督によって育てられた感が強いが)、チームに全く移籍金が入らない形、、というのはどうしたものか?これは中田本人の問題もあるが、代理人のネゴシエーションに問題があったと言わざるを得ない。元々海外志向が強かった中田の場合、オファーがあったときにどうするのか?鹿島と(詳細部分まで)コンセンサスをとっておくべきだった。
さて当の中田浩二だが、27日に代表を離れマルセイユでメディカルチェックを受ける模様。そんな理由もあってか、代表の紅白戦ではレギュラー組からサブ組に移った(レギュラーボランチには遠藤が入った。中田は小野、稲本、福西の次、4番手のボランチなのだねぇ)、カザフ戦、シリア戦の出場は無いだろう。今後は彼がマルセイユで常時試合に出られるか?(代表定着には)問題となってくる。ジーコは彼をボランチとして考えており、左SBやWB、SHとは観ていないはず(緊急避難では考えていると思うが、、)。仮にマルセイユで彼が左サイドとして使われた場合、今後代表に召集するか?注目に値する。彼に4バックのSBとして使える目処が立てば、むしろ代表にとって(ジーコにも)歓迎すべき事なのかもしれないが、、、(んーー難しいところ)。
最後にこれだけは言っておきたい。そもそも中田浩二という選手はマルセイユの監督がトルシエでなくとも欲しかった選手なのか?つまりトルシエ失脚後(おそらくそうなると私はみている)に行き場を失うのではないか?人生に挑戦は必要だと思う、しかし(残念ながら)私は彼が海外で成功する可能性は低いと観ている。ストッパーにしては守備力が無い、ボランチとしては展開力が無い(Jでは高いレベルだが)、ウィンガーとしては脚力がない。まぁ出来れば私の予想を裏切って活躍して欲しいのだが、、、、、。
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