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2005/01/19(水)
中田浩二、、、安い!?
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フランス1部マルセイユへの移籍話が浮上していた日本代表MF中田浩二(鹿島)。トルシエ監督からの誘いを受け練習に参加し、本人も好感触を得ていたようだ。移籍まで秒読み!と言われていたが、移籍金提示額にびっくり!?鹿島側の要求3億6000万円に遠く及ばない8000万円(3000万円とも)という安い提示額だった。何故こんなに安いのか?と言うと、鹿島との契約が今月末で切れる為、そして中田浩二はまだ更改していないからだ。当然マルセイユとしては契約切れを待ってタダで手に入れる事も想定しているのだろう。 鹿島は契約を更改しなくとも中田浩二の移籍証明書は出さないと強気の立場を崩さない。Jリーグ規約では更改せずとも30ヶ月は保有権を持てるのだ。しかしこれはFIFA規約に反しているらしい(国内外の規定に違いがあるのは問題だ!)。かつて廣山(元市原)がパラグアイリーグからポルトガルリーグに移籍金無しで移ったが(保有権を主張した市原は結局放棄した)、FIFA規定では何の問題もなかった。むしろJリーグ規定の方に問題がありそうで、選手よりもクラブに有利な(閉鎖的な)ものとなっている。今後泥沼化しないためにも、JリーグはFIFA規定に準ずるよう調整すべきだろう。 この問題は鹿島側が完全移籍を条件にしたことが、そもそもの間違いだったと私はみている。中田浩二と早々に複数年契約し、6月迄はレンタルで、その後に完全移籍という形を取っていれば問題なかった(移籍金2億5千万程度は手に入れられる)はずだ。さぁ---て代理人がどういうふうに問題を収めるのか?やっぱり移籍は難しいかな?
中田浩二が単純にレベルアップを目指し海外を考えているなら話は別だが、代表選出の手段としてであれば鹿島残留がベターだろう。海外に行って出場機会に恵まれないより、鹿島で怪我をせず無難にプレーした方がW杯には近道だ。他の監督なら解らないが、ジーコは絶対に中田浩二を外さないだろうからねぇ(苦笑)。
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