あばうと蹴球(アーカイブ)
hagipがTV観戦した試合、及びサッカーニュースについて感想を綴っています。
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最新の絵日記ダイジェスト
2005/08/24 セルティックは3バックにして遠藤を穫れ!
2005/08/23 ユニバーシアード3連覇。
2005/08/22 衝撃デビュー、次からが問題。
2005/08/21 ベンチ外の選手をなぜ?
2005/08/20 俊輔の交代は妥当だが、、

直接移動: 20058 7 6 5 4 3 2 1 月  200412 11 10 9 8 7 6 5 月 

2005/01/31(月) 大黒にセルタが非公式オファー?
代表初キャップは数分のみの出場だった大黒(G大阪)。スペイン2部のセルタから非公式オファーを受けていたことが明らかになった。既にG大阪と契約更改していたことや、移籍市場(1/31迄)の関係で実現しなかったが、スペインでは大久保(マジョルカ)よりも得点を獲った選手と認知されているらしい。こういう2次効果が期待されることから海外挑戦した選手には頑張って貰いたい、そして大久保の鮮烈デビューと前節でのアシストを評価するものである。
しかし今回は大久保を代表に召集するよりも(そして試合にすら出られないメシーナ柳沢を召集するよりも)、大黒の「旬」な部分に期待したい。ジーコ監督はいつも語っている、「Jで活躍した選手は、いつ呼ばれても良いように準備していて欲しい」と、、。今回は久保(横浜)辞退を受けての追加召集だが、是非ともチャンスをモノにして欲しい。Jでの活躍→代表召集→活躍→定着→層が厚くなる→レベルの高い競争(海外にいるから呼ばれるのではなく!)→Jで活躍すれば俺も代表に行けるんだというモチベーション、、という好循環をもたらして欲しいのだ。その為にも、ジーコ監督にはシリア戦で十分な時間を大黒に与えて欲しい。

※2/1追記:しかし実践モードで行かねばならぬシリア戦ではチャンス与えられないかもなぁ、、。もう1試合マッチメークしておくべきだったか?でも、、、そしたら選手が休めなかっただろうし、、難しいですねぇ。

2005/01/30(日) 難しい選択。
格下相手と言えども代表戦で結果を残した小笠原とセリエAでクラブから絶大なる信頼を得、なおかつ活躍している俊輔。代表が北朝鮮との対戦で3-5-2システムを堅持するすれば、どちらを使うべきか?選択に困るところだ。小笠原の場合はシリア戦で継続した力を発揮する事が条件となるが、コンディションが整わないであろう俊輔よりも小笠原なのかな?という気がしている。
ヒデをどうするのか?についての私の意見は(召集するに値しない)決まっているが、小笠原と俊輔の選択は本当に難しい。経験値では俊輔の方がはるかに上だが、今の小笠原を中心にした攻撃陣の良好関係を崩したくない気もする。今季の欧州移籍が無くなりモチベーションを維持しにくい小笠原、俊輔が入ったらやっぱりサブと自動的に決まっているような形にだけはなって欲しくない。

2005/01/29(土) カザフスタン戦の意味。
97年フランスW杯予選アウェーで戦ったカザフスタンのイメージを持っていた人は、「こんなに弱いの?」とびっくりしたかもしれない。実は私もその一人であったが、(あまり信用出来ない)FIFAランクでも150位そこそこにいるヨーロッパで最も弱いチームの部類に属している国なのだ。北朝鮮ですら100位以内に入っているのだから仮想北朝鮮としても、あまりに弱すぎる相手だった。しかしこのマッチメークが間違っていたと私は思わない。カザフスタン戦は昨年のマレーシア戦同様に、選手がどれだけ動けるか?フィジカルをチェックする試合だったと考えるからだ。それ故に筋肉を痛めた福西以外(阿部に交替)はほぼフル出場させた。、、、おそらくはシリア戦では違った選手起用をしてくるのではないか?と期待している。

選手採点の方だが、コメントはまだ出来ていないが採点だけは出来ている。高くもなく低くもない、、、(相手が相手だから評価しようがない)ものになっている。そんな中でも高得点を付けたのは松田、加地、小笠原、玉田の4人、他の選手はほぼ合格点の6点を付けた。鈴木と阿部には合格点を付けないが、それほど悪い出来では無かったと思う(三都主は得点が無かったら不合格だった)。私の採点は4.5〜8.0の集まりになるのが普通だが、今回はそんなにばらけない(と思う)。夕方以降にUP出来ると思うが、、、当たり前の面白みのない採点である(苦笑)。(しかもボキャブラリー不足で魅力的なコメントも書けないだろう)あまり期待しないでください!!

2005/01/27(木) 韓国に勝てない。
カタールで行われていた国際トーナメント決勝で、U-20日本代表は韓国代表に0-3と大敗を喫した。TV放送が無く試合の様子も解らないので突っ込んだ話は避けるが、最近この世代で(韓国に)勝ったのは前回ワールドユースR16の1回だけだったように記憶している。
日本はコンディションの整わない平山、兵藤といったレギュラーを後半から出場させたが、(シュートは放つものの)得点出来なかったらしい。1試合だけをとって勝ったから嬉しい、負けたから悔しいというのも短絡的だが、やはり日韓戦には特別な思い入れがある。それは選手達とて同じだったと思う、、。これで日本の課題が見えた、、などと言っていられるほどワールドユースまでに時間はない。本田や家長と言ったニューカマーに使える目処が立ったとは言え、DFラインの問題、FWの得点力と、日本はこの世代でも(フル代表と)同じ悩みを抱えているようだ(苦笑)。

2005/01/26(水) 中田浩二、マルセイユへ。
移籍金問題で揺れていた中田浩二(鹿島)のマルセイユ移籍が決まった。鹿島は当初、契約更改しなくとも移籍証明書は出さないとしていたが、中田の情熱に折れた形だ。これは契約期間が切れる時期になっても、更改の手続きをしなかったクラブ側に甘さがあったとしか言いようがない。複数年契約をしていない限り(していたとしても昨季で切れる場合)、11/30に金額提示を行い交渉の準備をするはずなのだが、なぜこうなったのか?詳細は不明。中田浩二(代理人か?)が移籍金無しの海外挑戦を目論んでいたのか?いずれにしてもJリーグ規約(30ヶ月の保有権云々)は今後見直すべきだろう。

それにしても育ててくれたチームを離れるにあたって(実際彼の場合は代表のトルシエ前監督によって育てられた感が強いが)、チームに全く移籍金が入らない形、、というのはどうしたものか?これは中田本人の問題もあるが、代理人のネゴシエーションに問題があったと言わざるを得ない。元々海外志向が強かった中田の場合、オファーがあったときにどうするのか?鹿島と(詳細部分まで)コンセンサスをとっておくべきだった。

さて当の中田浩二だが、27日に代表を離れマルセイユでメディカルチェックを受ける模様。そんな理由もあってか、代表の紅白戦ではレギュラー組からサブ組に移った(レギュラーボランチには遠藤が入った。中田は小野、稲本、福西の次、4番手のボランチなのだねぇ)、カザフ戦、シリア戦の出場は無いだろう。今後は彼がマルセイユで常時試合に出られるか?(代表定着には)問題となってくる。ジーコは彼をボランチとして考えており、左SBやWB、SHとは観ていないはず(緊急避難では考えていると思うが、、)。仮にマルセイユで彼が左サイドとして使われた場合、今後代表に召集するか?注目に値する。彼に4バックのSBとして使える目処が立てば、むしろ代表にとって(ジーコにも)歓迎すべき事なのかもしれないが、、、(んーー難しいところ)。

最後にこれだけは言っておきたい。そもそも中田浩二という選手はマルセイユの監督がトルシエでなくとも欲しかった選手なのか?つまりトルシエ失脚後(おそらくそうなると私はみている)に行き場を失うのではないか?人生に挑戦は必要だと思う、しかし(残念ながら)私は彼が海外で成功する可能性は低いと観ている。ストッパーにしては守備力が無い、ボランチとしては展開力が無い(Jでは高いレベルだが)、ウィンガーとしては脚力がない。まぁ出来れば私の予想を裏切って活躍して欲しいのだが、、、、、。

2005/01/25(火) 韓流、、、その逆はない。
清水が韓国代表FWのチェ・テウクを獲得した。チェはシドニー、アテネ両五輪に参加し、日韓W杯でも控えとしてメンバー入りしている。日韓戦(フル代表)で見せたフィジカルの強さ、シュート力を覚えている方も多いだろう。

ところでJリーグでは、ここ数年間に多くの韓国人選手(代表レギュラークラス)がプレーしている。現在でも安貞桓(横浜)、チェ・ヨンス(磐田)など素晴らしい選手が在籍、過去には京都で力を付けオランダリーグPSVに移籍したパク・チソンもいた(数え上げたらきりがない)。日本は欧州に選手を供給するまでになったが(活躍していると言えるのは2.3人)、アジアのライバル韓国のKリーグからオファーをもらえるような選手がいない。Kリーグの実力はJと同等かそれ以上であることはアジアCLやA3で実証されている。何故に日本人はKリーグを目指さないのか?そして戦力として期待されないのか?私の知る限り代表経験者では前園くらいしかいない。あとは代表経験者ではないが、今季名古屋から新潟に移籍した(私が昨年右サイドで期待した)海本幸次郎くらい(城南でプレー)、、。
外国人としてプレーするには国内選手よりも多くの事を期待されているはず。つまり助っ人として、、、、という事だが、この点に置いても日本は韓国に劣っていると言えるのかも知れない。韓国Kリーグが日本Jリーグよりも閉鎖的なのか?しかし言葉の壁がさほど問題にならない攻撃陣、得にFW層に大きな差があるのだと思えてならない。

2005/01/24(月) 山瀬が横浜に移籍。
札幌時代に岡田監督の指導を受けた山瀬功治(浦和)の横浜Fマリノス入りが決定し発表された。山瀬は司令塔とセカンドストライカーの素質を併せ持った選手で、PA内でのドリブル突破とスルーパス能力に秀でている。しかし昨季は怪我で出場機会を失い、また長谷部の台頭もあり移籍を決意したようだ。01年ワールドユースでは2シャドーの一人として活躍、アテネ五輪でも活躍が期待されたが松井(ルマン)とのポジション争いに敗れた。

横浜には実弟の幸宏がおり、同時出場の可能性もある。しかしそんなことよりも奥とかぶるポジションにおいてどういう使われ方をするのか?注目したい。恐らく奥はボランチに近い位置、山瀬はFWに近いトップ下という形になるだろう(つまり俊輔がいた当時の横浜かな?)。ブラジル人FWを獲得する事もあって怪我人だらけのFWで、、、という案は消えるかも知れない。しかし横浜はアジアCLやA3など、他のチームと比べ試合数が多いのだから、山瀬は貴重な存在といえる。同世代のライバルに先を越された感はあるが、日本一のチームで攻撃の核となれればフル代表入りも見えてくるだろう。ちなみに彼が忌み嫌われた背番号「10」をつけるようだ(苦笑)

私の山瀬評(現状)は、FWにも足りない司令塔にも足りない、どこか中途半端な、、、といった所だ。現代表で言えば鹿島の本山タイプ、チャンピオンチームで恩師と再会したことでステップアップして欲しいと願う。

2005/01/23(日) FWに柳沢は必要なのか?
宮崎県で合宿していた日本代表、好調の守備陣に対し攻撃陣(得にFW)は動きに精彩を欠いているらしい。国内クラブ所属のFWは鈴木(鹿島)、玉田(柏)、大黒(G大阪)、そしてMF登録ながらFW起用が考えられている本山(鹿島)の4人。その中でエース格の鈴木はポスト役で5秒間(中盤の上がりを待つ為)ボールキープすることを望まれている。そしてその相手役として最も好調なのが大黒だ。ゴール決定率の低さが課題の代表においては、(初招集ながら)他を寄せ付けない得点感覚を披露しているようだ。

ところが、その大黒は北朝鮮戦の出場枠18に残れるか微妙な立場。現日本代表のFWは(バックスの数に限らず)2枚、ジーコにエースと期待される鈴木の相手役は高原(ハンブルガーSV)で決まりだろう。そうなるとFWの残りはあと2、出場出来るのは1人のみと考えられる。一時は大久保ではないか?と言われたが、骨折が判明したことで、(川淵キャプテンの話を信じれば)召集は見送られることになりそう。そこで柳沢の召集、、、、メッシーナに召集レターを送っている事が判明している。ご存じの通り柳沢はベンチ入りしているものの全く試合に出られない状況だ、試合勘を無くしている可能性が大きい。ジーコ監督が代表での実績を重視した場合、残りは玉田ということになり大黒は外れてしまう。

何故、柳沢の召集なのか?仮に大黒が18人枠に残れず、柳沢が入った場合は(試合での活躍の有無を問わず)我々ファンも議論すべき問題だろう。私にはいまの柳沢が代表に必要な選手とはどうしても思えないのだ。

2005/01/22(土) 理解不能!ヒデの代表召集。
常時(しかもフルタイム)試合に出場することをヒデの代表復帰条件に挙げていたジーコ監督。何を思ったか?2/9北朝鮮戦に召集する方向で動いているようだ。フィオレンティナが召集FAXを受けた事を発表した為に明らかになったが、ジーコは2/2のシリア戦にヒデを試したいらしい。フィオレンティナ側は2/6以降にしか出せないとしているが(そんなのは当然だ!)、なんとかならないか、、とサッカー協会は交渉している(粘っている)。
そもそも何故に中田英寿の強行召集なのか?私には全く理解出来ない。彼は背中痛でリーグ戦数試合を欠場し、やっとベンチ入り出来る程度(つまりフルタイム出場は出来ない)になった。昨年のグロインペイン症候群もあって彼本来のパフォーマンスには程遠い状態だ。ジーコはヒデをスタメン以外では考えていないようだから、彼の召集は4-4-2の復活を意味している(つまり三都主のSBが復活するわけだ)。最終予選の大事な初戦で、昨年のオマーン戦の二の舞を演じるつもりなのか?ヒデが日本代表にとって大事なウエポンである事は疑いようもない事実だが、今彼は必要ない。まさか3-5-2で俊輔を使わずヒデを、、、なんてことはないだろうし、小野の代わりにボランチをやらせるということも(所属クラブのポジションを重視するジーコだったら)ないだろう。全く神様の考えることは私たち常人には解らないわ・・(呆)。

2005/01/21(金) 村井の代表入りは実現するか?
磐田に移籍した村井慎二(25歳)が日本屈指の左サイドであることに異議を唱える方は、そういないだろう。しかし彼を代表に召集するか?という問題に関しては意見が分かれると思う。それはジーコジャパンが現在布いている3-5-2システムのWBならOKだが、4-4-2時のSBとしては守備力に不安を感じるからだろう。私も彼のWBとしての守備力(ディレイ、カバーリング、攻守の切り替えスピード)には合格点を付けるが、SB程の守備力を期待してはならないと考える。よって実績のある三都主と同タイプの村井を召集するには、3-5-2のWBか4-2-3-1の左OH以外ではあり得ないと観ている。
勿論三都主と競争させるべきであり、どちらがチームにフィットするか?を見極める必要がある。よって親善試合試合などに出してチャンスを与えるべきとは思うが、W杯最終予選で、、となると厳しい。ある程度の守備を期待出来る三浦淳なら控えで置く意味もある、しかし村井を控えでという選択は危険。つまり三都主と同時に呼ぶ事は現状では難しいということだ。
4-4-2への変更を緊急避難的と位置づけるなら三都主と村井を同時に召集してもかまわない(というよりそうすべきだ)。しかし中田英寿が召集されたら必ずレギュラーで使う!というジーコ構想では(つまり4バックになる)、村井を呼べないだろう。彼はヒデ絶対主義の被害者と言えるのかもしれない。

2005/01/20(木) 磐田の強化策、、欧州クラブ方式?
1/19、磐田は市原からMF村井、DF茶野を獲得したと発表した。村井の移籍金は2億、茶野は8千万、京都にレンタルしていたチェ・ヨンスを含めると磐田は市原から主力3人を略奪(言葉は悪いがオシム監督の感想はこうだろう)する形となった。その上、韓国人のU-20代表DFを狙っているらしい(さすがに人事権を持つ山本さんはやることが代表監督みたいだ、、、−苦笑−)。
磐田のDFラインからは山西が清水に移籍したが(ちなみに上本もレンタル移籍で離れた)、それでも田中誠、鈴木、菊地といったレギュラー陣はJ屈指の守備力を持っている。何故に茶野(韓国人DFも)を必要としたのか?山本監督の真意が私には解らない。育てるよりも、育てて貰った選手をカネで連れてくる、、、海外トップクラブ方式(浦和方式とも言える)への転換をはかっているのだろうか?
ただこの移籍で磐田の今季が占えるのも事実。フォーメーションは変わらず3-5-2だが、両サイドは昨季までのポゼッション重視ではなく、突破型の戦術を使ってきそうだ。天皇杯で川口を左サイドで使ったことからもそれはうかがえる。そしてトップ下では名波と藤田(成岡もか?)を競わせる、(つまり同時に使わない)。また実績からして2トップはチェとグラウになるだろう、せっかく結果を残しつつあった前田はまた控えになるのか?(西野、カレンも同じく)。

アジアの大会も狙うと公言している山本監督、当然ターンオーバー制を布く選手層が必要となる。ユースから6人トップに引き上げ、若手育成とタイトル奪取の2つを同時に行おうとしているように見えるが、、、、(恐らくは無理だろう、2年後くらいに今回の新人選手は大量放出される)。

※明日、大きなニュースが無ければ村井について個別に触れたいと思う。

2005/01/19(水) 中田浩二、、、安い!?
フランス1部マルセイユへの移籍話が浮上していた日本代表MF中田浩二(鹿島)。トルシエ監督からの誘いを受け練習に参加し、本人も好感触を得ていたようだ。移籍まで秒読み!と言われていたが、移籍金提示額にびっくり!?鹿島側の要求3億6000万円に遠く及ばない8000万円(3000万円とも)という安い提示額だった。何故こんなに安いのか?と言うと、鹿島との契約が今月末で切れる為、そして中田浩二はまだ更改していないからだ。当然マルセイユとしては契約切れを待ってタダで手に入れる事も想定しているのだろう。
鹿島は契約を更改しなくとも中田浩二の移籍証明書は出さないと強気の立場を崩さない。Jリーグ規約では更改せずとも30ヶ月は保有権を持てるのだ。しかしこれはFIFA規約に反しているらしい(国内外の規定に違いがあるのは問題だ!)。かつて廣山(元市原)がパラグアイリーグからポルトガルリーグに移籍金無しで移ったが(保有権を主張した市原は結局放棄した)、FIFA規定では何の問題もなかった。むしろJリーグ規定の方に問題がありそうで、選手よりもクラブに有利な(閉鎖的な)ものとなっている。今後泥沼化しないためにも、JリーグはFIFA規定に準ずるよう調整すべきだろう。
この問題は鹿島側が完全移籍を条件にしたことが、そもそもの間違いだったと私はみている。中田浩二と早々に複数年契約し、6月迄はレンタルで、その後に完全移籍という形を取っていれば問題なかった(移籍金2億5千万程度は手に入れられる)はずだ。さぁ---て代理人がどういうふうに問題を収めるのか?やっぱり移籍は難しいかな?

中田浩二が単純にレベルアップを目指し海外を考えているなら話は別だが、代表選出の手段としてであれば鹿島残留がベターだろう。海外に行って出場機会に恵まれないより、鹿島で怪我をせず無難にプレーした方がW杯には近道だ。他の監督なら解らないが、ジーコは絶対に中田浩二を外さないだろうからねぇ(苦笑)。

2005/01/18(火) 俊輔の番号は付けにくいか?
Jリーグ2連覇を果たした横浜Fマリノスが今季の体制(監督・選手背番号など)を発表した。波戸、佐藤由の移籍で空き番号になった「4」と「7」には、それぞれ昨季活躍した那須と田中隼が、ユ・サンチョルの退団に伴って遠藤が「8」を付けた。そのほかはアン・ジョンファンが代表でも付けている馴染みの「19」になったくらい、、(全てが移籍者の番号にステップアップした形)。
ただ遠藤は「10」を嫌って「8」に戻したのだと言われる。怪我に泣いた不吉な番号ということなのか???チームのエースが付けるべき背番号「10」、本来なら奥がいいのだろう。ただ彼も嫌がって「14」のままらしい。これほどまでに忌み嫌われる(苦笑)背番号「10」、理由は何だろうか?一部にはデルピエロの為にとっておくのでは?という説もあるが、岡田監督曰く「(高額年俸、移籍金の発生する選手獲得は)あり得ない」らしい。獲得が噂されている山瀬(浦和)の為か??俊輔ファンの私が言うと反感を買うかもしれないが、中村俊輔の付けていた番号の重みを選手達が知っているからではないか?と勝手に想像している。「10」を付けるとすれば、1人獲得枠を残す外国人助っ人になるのかな?

2005/01/17(月) 久保の代表合宿不参加と大黒の追加召集。
本日から宮崎県で合宿をスタートさせた日本代表。マルセイユの入団テスト(試合観戦)などで合流が遅れている中田浩二(鹿島)以外は全員揃った。しかし発表当初から無理だと言われていた久保(横浜)の不参加が決まった、、(だから言ったこっちゃない!)。代わりに大黒(G大阪)が初招集され、18日合流するらしい。久保をA3チャンピオンカップの登録メンバーから外す(つまり試合に出られる状態ではないとする)横浜側の面子を潰し、あくまで代表の医療スタッフの判断を待ったジーコの姿勢は、今後クラブとの協力関係に「わだかまり」を残したと言える。(※1/18付記:久保の不参加は辞退、クラブとのワダカマリは無かったようだ)

さて初招集の大黒だが、代表ファンとしては待望の、、という気持ちだろう。Jでの活躍が代表入りへの最短距離である事を否定するかのようなジーコの選手選考に私も苛立ちを覚えていたが、どうやら大黒にも「はじめのチャンス」は与えられた。問題は試合に出してもらえるのか???(高原、大久保、柳沢という)海外所属3FWと鈴木、玉田がいる。2/2以降の北朝鮮戦メンバー23人(当日試合出場18人が決定)に入る事ができるか?注目したい。

2005/01/16(日) 俊輔膝を痛め途中交替。
インテル戦でファウルを受け左膝を痛めたレッジーナの日本代表MF中村俊輔。前半途中での異例の交替は自ら訴えてのもだけに痛みが長引かなければいいが、、と思う。中田英はコンディション不良で試合出場がおぼつかない、小野も(術後良好との情報もあるが)北朝鮮戦は厳しいだろう。そんな中で「大丈夫」とは語っているが、「歩くのも痛い」とも話す彼の膝は(俊輔ファンだけでなく代表ファンにとっても)心配だ。
来季はビッグクラブへの移籍が実現すると言われている。その為にも今レッジーナで実力を内外にアピールする必要がある、多少の痛みがあっても、(去年出場出来なかった事もあり)頑張ってしまうだろう。そして彼は02年に落選したW杯出場への思いも強いはず。クラブの主軸としての立場と、代表エースとしての立場の板挟みにならないかも心配。
現段階で彼無しの代表は考えられないが、前回の(トルシエにアジア王者をプレゼントした2000年アジア杯、しかしその後怪我もあって冷遇された)二の舞を演じない為に用心する必要がある。
※1/18付記:検査の結果、軽い打撲と判明。良かった良かった、、。

2005/01/15(土) ウディネーゼが川島獲り?
03年ワールドユースで日本のベスト8入りに貢献した名古屋GK川島永嗣がセリエAウディネーゼの練習に参加した。彼は大宮在籍時にもパルマ(プリマベーラ)に短期留学しており、イタリア語の勉強を続けている。
ウディネーゼの首脳陣はワールドユースでの活躍から興味を持っていたらしい。現在の正GKはビッグクラブに移籍する可能性が高く、川島をその後釜にと考えているようだ。この話がどこまで本当なのか?は解らないが、いまのまま楢崎の控えに甘んじているよりは、「挑戦の道」を選んだ方がいいだろう。
彼が大宮から名古屋に移籍した時、私には全く理解できなかった、、、他のチームなら十分にレギュラーを奪える実力を持っていると思ったからだ。恐らくレベルの高いところ(楢崎と勝負して、、、)で力を試したかったのだろう、しかし同じ試すなら、本当に競争させてくれるチームを選択すべきだった。経験がものを言うポジション、W杯経験者の楢崎では相手が悪すぎる!同じ力なら(いや優っていたとしても)誰だって楢崎を使うだろうから、、、、。今回ウディネーゼへの移籍が実現しなくとも、私は彼に(国内でも何でも)名古屋から出る事を勧めたい。

2005/01/14(金) FC東京は何故に阿部を放出した?
まさに予想出来ない移籍だった、FC東京は背番号11の阿部を大分に期限付きで放出した。FC東京にFW登録の選手はいる、近藤、戸田、、、、など。しかし彼等はむしろサイドアタッカーとして起用される事が多く、純粋なFWはルーカスと阿部くらいなものだった。ルーキーの李も柏にレンタルし、これからどんな補強をするのだろうか?と疑問に思う。Jの一クラブの事を私が心配してもしょうがないのだが、FC東京の問題は「攻撃サッカーを目指す(原監督)という割に、完全な守備のチームになっている」事だろう。守り勝つ試合の方がはるかに多く、トップ下とFWにタレントがいたら優勝争いも夢ではないと私は考えている。FWの数と質は別モノだろうが、層が薄ければ自ずと質も落ちるというものだ。阿部は走り出しのスピードが速く、ラインをぶっちぎる事が出来るFC東京唯一のFWだと思っていた。そんな彼を放出して、どうするんだろ、、、、?今年も又、中位に甘んじるのか?そしてカップ戦という一発を狙うというのか?、、、ケリーの代りにMFダニーロを獲得済みなので助っ人ガイジン枠は無い。ちょっとわたしには理解出来ない阿部放出である。

2005/01/13(木) 戸田は東京Vで再出発。
かねてから噂になっていた元日本代表MF戸田和幸の東京V移籍(完全移籍)が決まり発表された。彼は2002年W杯以降、コンディションを崩し(モチベーションも維持出来ず)清水でのプレーに精彩を欠いた。そんな中での海外挑戦も結果的には裏目に出て、(ジーコが攻撃的なDHを望んだこともあり)代表から遠ざかった。
そこで今季、アルディレス監督(元清水監督)のもとで再出発を計ることになったようだ。アルディレスが清水の監督当時、戸田は左のストッパー、その後のワールドユース、シドニー五輪予選ともにDFでの出場だった。ヴェルディにはセントラルMFとして林と、ふたりの小林(OHにはいることもある)がいる。戸田の守備力とフィード力を最大限に活かすとなれば、DF起用がベターではないか?と私は考える。(これは東京V限定の話、彼のベストポジションはDHだと思うが、とりあえず試合出場を目指すべきだ。ヴェルディは広島からDF上村を獲得しているが、富澤、一柳など若手をレンタルで放出している。)
ここ2年余の彼のパフォーマンスでは、すぐに代表復帰という訳にはいかないだろうが、まずはヴェルディで結果を残し守備のユーティリティとしてジーコにアピールしたいところだ。現代表で彼の絶頂期を超える守備力(得に1対1の強さ)を持っているDFは中澤くらいだと私は思っている。

2005/01/12(水) 代表復帰目指す黒部。
発表からだいぶ経ってしまったが、黒部がC大阪にレンタル移籍した件に触れたいと思う。彼は一昨年、京都がJ2落ちした時にもJ1でのプレーを考えたようだが、1年でJ1復帰を果たすと誓いチームに残った。しかしドイツW杯まで1年余りとなった今季、このままJ2でプレーしていては代表復帰のチャンスがないと判断したようだ。C大阪を選んだ理由は定かでないが、オファーの関係(元京都監督あった西村氏を頼ったか?)と大久保がスペインに行った事などだろう。
これでC大阪は西澤と黒部の元代表2トップとなり、活躍次第では代表復帰が見えてくるはずだ(可能性はかなり低いと思うが)。私の黒部評は身長(177cm)の割にヘディングが強い(高い)というくらいだが、西澤がターゲットマンから開放される事でバランスのいい2トップになると思う。選手なら誰でもW杯の舞台を夢見るはず。彼にとって(年齢的に)最後のチャンスという事でもないが、「ジーコは彼を選ぶべきだ!」とファン、マスコミから推されるような活躍を期待したい。ただ彼を活かす中盤がC大阪にあるのか?が疑問。濱田はいいパスを出すが、やはり助っ人外国人がカギを握る気がする。

2005/01/11(火) 大久保デビュー戦で得点。
デビュー戦で1得点1アシストとは、やはり彼は何か(スター性)を持っているのだろう。スペインの攻撃的なサッカーが彼のスタイルに合っているとも言えるが、負けん気の強さが海外向きなのかもしれない。ただ頑張りすぎて?負傷してしまい、次節は出場出来ないようだ。期限付きレンタル移籍だから尚更に結果を残す必要があるが、シーズンを通して(まぁ彼の場合は6月までの半季だが)の活躍が望まれる。
そんな彼に対して早くも田嶋強化委員長は北朝鮮戦への召集を示唆した。勢いを代表に注入して欲しいという事だが、柳沢の二の舞を演ずるような事にならなければいいが、、と私は思っている。ジーコ監督は自分が育てた風の発言をしているが、私にはそうは思えない。ジーコが使い続けた時には全く機能せず、(五輪のため)代表から外れて調子をあげたのだ(苦笑)。代表に呼んで、またおかしくならないか、、、?大久保に関しては、怪我人等で面子が不足しない限り、しばらく(今季終了まで)クラブに専念させた方がいいように思う。出来れば6月の最終予選アウェー連戦から、、、そこまで調子を維持してもらいたい(が、ジーコのことだから呼んでしまうだろう)。

2005/01/10(月) PK戦を鹿実が制す。
決勝 市立船橋0-0(0延長0)(2PK4)鹿児島実業

両校ともクロスバーを叩く惜しいシュートがあり、ゴール前での攻防が(素人目には)非常に面白い試合だった。しかし戦前の予想通り、守備>攻撃の図式は動かずスコアレスドロー、史上初の優勝決定PK戦に突入した。PK戦慣れしていたはずの市船だが、最後になってPK戦に弱いというジンクスに押しつぶされてしまった。鹿実は初の単独優勝、おめでとう。今回は決勝(最終回)なので両チームの選手について寸評する。

<市立船橋>

DF:5渡辺はベガルタ仙台への入団が決まっている、高校屈指のディフェンダー。空中戦、対人、カバーリングすべてに強く上手い。伝統的に4枚と3枚を使い分けてきた市船にあっては、CBとSWを高いレベルで実践してきた。仙台入団後は4バックのCB起用が考えられるが、目指すとすれば横浜の那須だろうか?仙台の薄いDF層では初年度からレギュラーを確保するつもりで頑張って貰いたい。時期的には難しいだろうが、6月のワールドユースも目標に!増嶋がレギュラーなら、その相手役として(01年ワールドユース時の羽田、中澤の市船コンビ)機能するかも知れない。

MF:7薬袋はリスタートキッカーを務める左サイドのスペシャリスト。SBとWBをこなすが、体格的に守備は緩い印象を受ける。しかしスピードに乗ってのドリブルや、精度の高いアーリークロスは長身FWのいるチームにあって効果的だ。WBとして成功することを期待する。

<鹿児島実業>

DF:5岩下は清水への入団が決まっている。入団後は清水商の平岡(U-18代表)などとポジションを争うことになるが、森岡、斎藤、高木などCBが揃っている中にあっては、更なる成長が望まれる。彼も渡辺(市船)同様に対人、カバーリングともに素晴らしいものを持っており、プロになってチームにライバルの少ない渡辺よりも大きく成長するかもしれない(出場機会に恵まれず他チームにレンタルされる可能性もあるが、、)。彼には最終ラインからゲームを作る能力が備わっている、スルーパスを出せるDFはなかなかいない。まずは森岡に追いつき、追い越せ!だ。

DF:3重富はストッパータイプの選手、マンマークに付かせたら相手エースに仕事をさせない。フィジカルもなかなかに強い方だが、すぐにJレベルで通用するか?と言えば答えは「NO」だろう。大学or社会人と、回り道をしていいから22.3歳で台頭してくればという選手かな?

MF:11渡辺は攻撃的な右サイド。この試合でもサイドでボールを受けDFをかわしてシュートという場面があった。惜しくもバーに嫌われたが、さすがに11番を付けているだけあってシュートはFWばりだ。また、前にスペースがあれば精度の高いクロスを供出する、初めて川口(磐田、当時は順天堂大)を観たときの印象にちょっと似ている。

FW:10山下は大会得点王(4点)を福士、糠谷と分け合った点取り屋。トラップしてから反転しシュート!という一連の動作が速いし上手い。この試合では渡辺ら市船DF陣に仕事をさせてもらえなかったが、ハットトリックを決めた試合もあり、爆発力を持っている。波があるプレーヤーだが、今後の努力次第で成功も見えてくるだろう。

2005/01/09(日) 星陵・MF本田、DF込山、FW橋本
準決勝A 星陵2-2(4PK5)市立船橋

前半早々にロングスローからのこぼれ球を得点に結びつけた星陵だったが、前後半29分に1点ずつ市船に返された。市船の逆転弾は途中出場の白山が星陵DFをぶっちぎってシュートしたもので、あのスピードはただ者ではない、、と感じた。まさにスーパーサブ!これで星陵もう終わりか?と思われたがロスタイム、CKをきっかけに同点に持ち込んだ。PK戦は慣れている市船が制し決勝に進出。(星陵の選手を寸評する。前回本田のワンマンチームと書いたが、彼以外にもなかなかのタレントがいた)

MF:10本田はU-20日本代表入りしている今大会唯一の選手。中旬からのカタール遠征に参加することが決まっており、既にJ1名古屋入団が内定している超高校級レフティだ。彼については仙台杯の時も高く評価しているが、左足から繰り出される精度の高いパス、クロスが特徴的。身体の使い方、ボールの置き方(相手に取られない位置にボールを持つ懐の深さ)も非常に巧い。守備的なMFをこなせるフィジカルの強さも持っており、世界で闘える選手だと私はみている。同じ左利きの中田浩(鹿島)よりもスキルフルで攻撃的なセントラルMF、将来的には小野(フェイエノールト)と稲本(カーディフ)の特徴を併せ持った選手に成長するものと期待している。名古屋でのポジションがどこになるか気になるが、(2006年は無理としても)2010年のW杯では主軸となりうる選手だ。キャプテンシーを持っている、海外でのプレーを目指している(目標が高い)、私が最近みた高校生の中ではずば抜けた(MFとしては)存在と言える。

DF:4込山はDFラインの統率だけでなく、対人処理(得に空中戦)もなかなか良い。単純に放り込まれても彼の高さではね返していた。ただスピードへの対応が課題か?1点目を入れられた場面ではポジショニング(アタック&カバー)を迷ってしまった。しかし彼にはロングスローもあり、J2レベルで数年鍛えられたら化ける可能性がある。

FW:11橋本は前線で起点になれるし、ドリブルで仕掛けることも出来る選手。この試合ではエース本田よりも良い動きをしていたと思う。市船の強力なDF陣によって阻まれたが、トラップからシュートにもっていく一連の動作が速かった。ロスタイムの同点弾は彼のシュートにより奪ったCKからだった。

2005/01/08(土) 国見・FW渡邉千、MF城後
準決勝@ 国見0-2鹿児島実業

前半風上にたった鹿実がラッキーな先制点(実際は国見GKのミスだと私は思う)で主導権を握った。国見は何度かあった同点に追いつくチャンスをモノに出来ず、逆に追加点を奪われ敢え無く散った。この1試合だけで両者の優劣を語るのは難しいが、明らかにDF力は鹿実に分があった。出場停止開けの重富が国見のエース渡邉千をシャットアウトし、 岩下がラインを上手く統率した(得にカバーリング能力は秀逸)。彼等については決勝後、改めて触れようと思う。今回は敗れた国見の選手、2人について。(いつもの年よりタレントがいないんだなぁ、、)

FW:10渡邉千は言わずと知れた高校生ナンバーワンFW。昨年マレーシアで行われたアジアユースでも得点を決めるなど将来性抜群の選手だ。この試合では重富にマークされ、さらに1.2人に囲まれた事もあって力を発揮出来なかったが、ボディバランス(フィジカルの強さ)、ボールの受け方、シュート迄持っていくまでの動作(DFとの駆け引きを含め)、シュート力など、どれをとっても素晴らしい。攻撃的なポジションならどこでもこなせるため、今後どういう使われ方をするのか注目したいが、Jにいかず大学を選択した事が彼にとって吉と出るか?凶とでるか?私は彼に高原(ハンブルガーSV)を目指して(超えて)貰いたい!!

MF:9城後はボランチとトップ下を器用にこなす中盤のユーティリティだ。体格に恵まれている為、将来的にはボランチで大成すると思われる。足元の技術もしっかりしており、得点能力も高い。攻撃から守備に切り替えるのが遅い、、と感じることもあるが、これは意識で変えられるモノだし、ポジションを固定してやれば修正可能だろう。彼には福西(磐田)のような選手になってもらいたい。

2005/01/07(金) 鵬翔・FW興梠、多々良学園・FWダン
準々決勝B 市立船橋3-0鵬翔

ボール支配率で上回っていたように感じた鵬翔だが、渡辺を中心とした市船DFに封じ込められた。市船は攻撃のタレントが揃っていない割に決定機を確実に決め勝利。昨年暮れ、U-19日本代表合宿に参加した興梠のワンマンチームと言っては語弊があるが、鵬翔のイレブンは彼に頼り過ぎた。また興梠も、自分が何とかしなければ、、という思いが強すぎて空回りした感があった。

FW:13興梠、昨年の仙台杯にU-18日本代表FWとして参加、既に鹿島への入団が内定している。一部には本山2世として有名、プレースタイルも確かに似ている。FW登録でありながら、1.5列目か2列目で力を発揮するタイプ、ドリブル突破力もあるしキープするテクニックも持っている。そして仙台杯の時には感じなかったが、パスセンスも一級品だ。ただ1人は軽くかわせても2人.3人を抜く力は無く(当たり前だ)、この試合に関しては独りよがりのプレーが目立った。周囲を活かせるだけの視野の広さを持っているのだから、仲間を信頼すべきと感じた。プロでやっていけるだけの体格は無いが、それをテクニックとスピードで補う事は可能だろう。フィジカルを高めようと変な筋肉を付けてはならない、、、、キレで勝負して欲しい選手だ。

準々決勝C 多々良学園1-2鹿児島実業

自力に優る鹿児島実業が序盤の失点に動揺することなく、後半2点を挙げ逆転勝利。多々良は運良く先制したものの、鹿実の中盤プレスを避けロングボールを多用したことが裏目に出た(向かい風でロングフィードだけだとFWは後ろ向きでしかプレー出来ない)。2トップが競ったこぼれ球を拾いたかったのだろうが、ことごとく鹿実に拾われ、ゲームの主導権を握られた。個々の選手にも力量差がはっきり見て取れ、練習試合でイーブンの成績であった事が信じられなかった。それにしてもこの試合、鹿実11番渡辺の右足クロス精度の高いこと!!日本代表の試合でもお目にかかれないようなセンタリングが逆転弾を演出した。

FW:15ハウバート・ダン。正直言って多々良学園に特筆すべき選手はいなかった。来年に期待を込めて2年生のダンを挙げるが、現段階では高さとフィジカルが強い、、というだけの選手。FWとしての嗅覚も、さほど感じない。ボディバランスはナカナカのものをもっているので1年間でどれほどFWらしくなるか?、、、といっても本来はMFの選手なのかな?

2005/01/06(木) 前橋商業・DF糠谷
準々決勝A 前橋0-1星陵

これまでセットプレー(DF糠谷の4ゴール)で勝ってきた前橋が、セットプレーによる失点で敗れるという何とも皮肉な結果。前半のような前橋の単純に蹴りこむサッカーは私的には好きになれないが、チーム戦術として「やりぬく」事に意味があるのかも知れない。放り込んでセカンドボールを狙う、、運動量はさすがだったが、、、。一方の星陵は本田(U-20日本代表)のワンマンチームに見えた、、、彼に関しては準決勝以降に寸評したいと思う。

DF:4糠谷、180センチという身長はDFとしては標準的、決して高い方ではない。しかしジャンプの到達点が高くボールにあわせる能力は非凡である。FWに得点がない中でここまで勝ち進んだのは彼の力によるところが大きい。ただ彼はDF、その高さを守備で発揮しなければならない立場だと思う。本人も得点を奪うよりも失点ゼロを目標にしている様だが、セットプレーでのマーキングが甘い(緩い)のが気になった。自分ならこう動いてマークを外すというのを知っているだろうから、それをもっと守備で活かして欲しい。即戦力としては難しいが、数年後に期待してもいい選手だ。

2005/01/05(水) 盛岡商業・FW福士、MF中野
準々決勝@ 国見3-2盛岡商

前半は国見の、後半は盛岡商の一方的な試合となった。ただ高校生レベルの試合を寸評しても(日本代表コラムとしては)あまり意味がないと考える為、気になった選手について触れておきたい。勝った国見高校の選手については後日触れる機会が来るだろうから、今回は盛岡の2人。

FW:10福士、彼は昨年の仙台杯、U-18東北選抜としてU-18日本代表に勝利した時のエースストライカーだ。インターハイで得点王に輝いた逸材でもある。この試合をTV等で観た方は解ったと思うが、得点機を逃さない天性のものをもっており、PA内でのテクニックも申し分ない。大学進学が決定しているが、私的にはJでもまれた方がいいのでは?と思っている。4年後(あるいは大学在学中に強化指定選手として)必ずやJで、その勇姿を観られることだろう。

MF:8中野。国見がロングボールを多用した事で自滅した感もあるが、後半盛岡の一方的なペースとなったのは彼の存在があったからだと思う。ボールの散らしもさることながら、PA付近で積極的にドリブルを仕掛ける姿勢(勿論それは確かなテクニックに裏打ちされたもの)が素晴らしい。これからさらに成長する可能性を秘めた選手、名前を覚えておいて損はない。

2005/01/04(火) 三浦淳の神戸移籍に思う。
ヴェルディで相馬にポジションを奪われていた日本代表DF三浦淳宏の神戸移籍が決まった。名古屋、、、という話もあったが、三木谷社長とのパイプが太かったのか?より多くの出場機会を求めてか?神戸に決まったようだ。勿論神戸でも(形ばかりの)ポジション争いはあるのだろうが、名古屋で岩本輝、中谷などと本気で争うよりは無難な選択といえる。
サッカー選手は試合に出てなんぼのもの、故に私は(代表云々にかかわらず)、この移籍を正解だと思っている。まだ30歳だし、彼のFKは他の選手が真似出来ない珠玉の武器である。今のところ三都主、村井、相馬、新井場に次ぐ5番手くらいにしか評価していないが、「やっぱり代表にアツの力は必要だ」と思わされるくらいに活躍して欲しい。
しかし、ひとつ気がかりなのは、神戸というチームにサイドアタッカーである彼を活かせる中盤と前線があるのか?という問題だ。降格争いを演じるようなチームでいくらフル出場したとしても、、、代表召集におけるアドバンテージには成り得ないと思う。このあたりが、、実に難しい。

2005/01/02(日) 高校サッカー、地元初戦を見逃す。
愚痴日記(プライベートのノンフットボール・ダイアリー)で書いたとおり外出していた為、高校サッカー地元初戦を見損ないました。正確にはTVはついていたのだけれど、ほろ酔い加減で試合を観戦する、、という状況ではありませんでした。妻の従兄弟が高校でサッカー部(FW)にいたこともあって、最初のうちはサッカー談義をしていたんですが、、、前半の20分くらいからは、、全く覚えておりません(苦笑)。結果は後でサッカーサイトで知りましたが、PK勝ち、、、。3回戦はTV放送あるんだろうか?準々決勝までいけばBS日テレで全試合放送されますが、そこまで行けるかな?地元以外でも、気に入った選手についてこの日記で触れることができたらいいな、と思っております。

2005/01/01(土) 天皇杯決勝、ヴェルディ粘り勝ち!
2005年、あけましておめでとうございます。早速ゲストブックへの書き込みありがとうございました。あべっちさん、kazさん、こちらこそ宜しくお願い致します。そしてお越し下さっている全ての方、今年もサッカーを(するのも観るのも)楽しみましょう!!

【東京V2-1磐田】
さて元日恒例の天皇杯決勝は、ヴェルディが8年ぶりに優勝を果たしました。ベレーザも勝ったので兄妹優勝という、明日のスポーツ紙のタイトルが思い浮かびそうな結果です。忙しい訳では無かったのですが、「雪かき」をしていたら試合が始まっていました。前半10分ころから観戦開始、(NHKハイビジョン)。

試合展開としては予想通りジュビロが終始優勢だったけれど、シュートがゴールマウスに飛ばなかったですねぇ(苦笑)。特に福西のヘッドはことごとく外れて(惜しかったんだけど、今日は彼の日ではなかった)、こういう時は勝てないんだよなと感じました。ヴェルディは前半のうちに退場者を出した関係で、ずっと守りっぱなし。運良く?2点目を奪えた(磐田の守備陣に問題有り?)が、ジュビロが追いつくのは、そう難しくない(時間の問題)と思っていました。ヴェルディは一人足りない為に疲労感から前半のような中盤でのプレスを掛けられず、最終ラインがズルズルと引いてしまいました。そんなヴェルディの守備を崩しきれなかったジュビロは、ヴェルディが厚く守っている正面ばかりをつついていたんです(苦笑)。名波だけがスクエアのパスを意識し揺さぶりをかけていたが、サイドで起点をつくるべき西は常に真ん中でプレーし続けていました。西の粘りで1点返したけれど、どうなんでしょうね?
ヴェルディとしては前半に退場者を出したのだから(そして2点リードしていたのだから)、あーいう守備的な闘い方しか出来なかったと思います。ジュビロが、もう少し落ち着いてワイド攻撃をしていたら、、、。山本監督はまだチーム(選手の特性と力)を把握しきれていないのかもしれませんね。西や途中出場の川口を左で使うのは、如何なものでしょう?
左サイドと言えば(代表でどうかな?と)注目していたヴェルディの相馬。前半何度か良い攻め上がりをみせていましたが、10人になってから彼は攻撃力を封印したみたいで、ちょっと残念でした。

まぁカップ戦とリーグ戦は違うものですが、ヴェルディは名門復活に一歩近づいたといえるかもしれません。一方のジュビロは(このまま若手を使わず、、という形を続けたら)来季、優勝争いに加わるのは難しいかな?と感じました。


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