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2004/09/18(土)
仙台カップ U-18日本代表(1-1)U-17ブラジル代表
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Jリーグの試合(広島vs横浜)もみたが、今日は何と言っても仙台カップの事を書きたいと思う。日本は大会のレギュレーション通りU-18での、ブラジルは3年後のワールドユースを目指したチームの立ち上げ遠征ということで、U-17代表での試合となった。展開としては、ブラジルの圧倒的なテクニックとスピード、フィジカルに中盤を支配され続け、何度も決定的シーンを作られながらも、CBの藤井大輔(サンフレッチェ広島F.Cユース)中心に踏ん張り、失点1にとどめたという試合だった。予想通りと言えばそうだが、ブラジルとは力の差が有りすぎる、(今野、徳永などがワールドユース準々決勝で挑んだが)この世代でも日本はブラジルには勝てないんだろうと実感した。(しかし攻められっぱなし出もなく日本も攻撃の道筋は通っており、惜しいチャンスも何度か合った。試合としてはかなり面白く、SBS杯のU-19代表同士の試合よりも素晴らしかった。ブラジル側も親善目的のSBS杯より、こちらの方が本気度が高かったように思える)
チームの成熟度としてはどうかな?(当たり前の話だが、先日のU-16代表よりは明らかに強いと感じたが)という日本代表にも、個人で光る選手は確実に存在した。それは前述の藤井と、もうひとり右SHに入っていた柳澤隼(柏レイソルユース)だ。プレースタイルは鹿島の本山にそっくりで、ドリブルで相手を抜くことも出来るし、パスのセンスもある。そして(この日も1点決めたように)シュートが非常に巧い!この選手はU-17世代であり、高校3年生が主体のチームにあって1学年下の選手だ。しかしその類い希なるサッカーセンスは、見ている側を「わくわく」させてくれた。サッカー観戦で、もっとも嬉しいワクワク感がこの選手にはあるのだ。レイソルユースだからといってそのまま上に上がるとは限らないが(他のJが触手する可能性は十分にある)、2年後が楽しみな選手(クラブユースの選手なのですぐにでもJに出して欲しい選手)だと感じた。(ただフィジカルが弱いね、この点も本山に似ているが、、) もうひとり、今日はボランチに入りブラジルのパスサッカーに振り回されて良いところなしだったが、(私が観た限り)この世代最高のゲームメーカーを見た。それは細貝萌(前橋育英高等学校)、守備に追いやられ(それも満足に出来ていなかったが)90分のほとんどを目立たずに試合を終えたが、彼がボールを持ったときの姿勢、視野の広さ(これはチェンジサイドパスを見ると一目瞭然)は、小野伸二(フェイエノールト)を彷彿させた。この選手は攻撃的な仕事がもっと出来る位置で使ってあげるべきと思うが、次のイタリア戦を楽しみにしたい逸材だ。
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