あばうと蹴球(アーカイブ)
hagipがTV観戦した試合、及びサッカーニュースについて感想を綴っています。
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2004年9月
前の月 次の月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
最新の絵日記ダイジェスト
2005/08/24 セルティックは3バックにして遠藤を穫れ!
2005/08/23 ユニバーシアード3連覇。
2005/08/22 衝撃デビュー、次からが問題。
2005/08/21 ベンチ外の選手をなぜ?
2005/08/20 俊輔の交代は妥当だが、、

直接移動: 20058 7 6 5 4 3 2 1 月  200412 11 10 9 8 7 6 5 月 

2004/09/30(木) ポジション特性。
昨日行われたU-19日本代表のベトナム戦をUPしました、ご感想を頂ければ幸いです。

さて今日は試合の感想というよりも、選手の使われ方(ポジション特性)がマッチしていないのではないか?という事について触れたい。私も多くの評論家、協会関係者と同じく昨日の試合を良く思わなかった。勝ったのが不思議、、、と思えるような酷い内容であった。しかし私はその原因がモチベーションであったり(所謂闘う姿勢)、要所でのひ弱さであったり、、、とは考えていない。大熊監督が選手に抱いているイメージと、選手の特性に開きがあるのではないか?という事、つまり場違いなポジションで使っているのではないか?という疑問である。

具体例としてはボランチのふたり、高柳と船谷はともに守備よりも攻撃に魅力のある選手。ふたりを並べて使った場合、どうしても押し込まれたときに返せないのだ。高萩を含めてボランチに守備力が無い為、攻撃面での良さが削がれて中盤でのキープ力が出てこないのだと感じる。現象だけを捉えて選手を批判することの問題点、(これはA代表で言うところの加地にも該当するが)もう少し私たちファンも観てあげないといけないかな?と感じた。(といっても採点上は厳しくならざるを得ないのだが)

今回の採点の中で、こういう使い方は違うのでは?あるいはこういう使い方の方があっているのでは?というコメントを多く書いている。それは大熊監督の考える選手特性と実際がかけ離れていると思うからだ。そして徳永、菊地、永田、角田といった力のある守備陣、今野という攻守の要、成岡のゲームメイク力、、、前回のチームとは選手が違っているのに同じサッカーを目指しても、無理があるのではないか?ということも付け加えておきたい。

2004/09/28(火) オマーン代表戦メンバー発表。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/kaiken/200409/at00002666.html
(ジーコ監督会見概要、スポーツナビより)

ジーコ監督によるメンバー発表がありました。会見では中田英寿と柳沢敦を召集しなかった事を特別に語っております。が、加地の怪我については全く心配していないようです。10/5の合宿開始日に判断すると言ってます、もしかしたら追加召集があるのかも?だとしたら誰?と考えてしまいますが、おそらく加地は大丈夫なのでしょう。掲示板では中田召集に関する問題点のような話題になっていますが、わたしも難しい問題だな、、、と感じています。アンタッチャブルな選手を作ることが代表にとっていいことなのか?なんとも判断しかねます。中田選手の件だけでなく、今回の召集、そして将来に向けての問題点など、ご意見がありましたらディベートルームまたはゲストブックに投稿下さいませ。
(それから召集選手紹介&感想のページが一人歩きしているようですね、ポータルメニューサイトよりも来客数が多いのは、どう捉えて良いのか、、、)

2004/09/27(月) U-19日本代表(3-0)U-19マレーシア代表
アジアユース選手権 A組第2戦。

前半早々に苔口が平山の落としたボールに反応し先制点を決めた。開催国のマレーシアを乗せると怖かったので、まずはここでほっとすることが出来た。しかしそれは観戦者に許されることであり、プレーヤーがほっとしていてはいけない(苦笑)。中盤でのミスパスが多いのはピッチ状態と一部で言われるボールの空気圧(低い為にボワボワの状態らしい)の為か?わたしは単にアイデアにテクニックが付いていかない、あるいは考える時間が長すぎてパスを出せない、、、ためと感じたが、、。
後半になって相手の運動量ががくんと落ちた。そのタイミングで森本が投入されて、面白い様にシュートチャンスを貰った。1点は高萩のハンドで帳消しになったが、中村からのクロス(こぼれ球)に反応した得点は見事だった。アジアユースの最年少得点記録を更新(以前はマリノスの松田が記録保持者?)した。監督もインタビューで語っていたが、相手との相対関係でプレーの質が変わっている現状を変えて貰いたい。最初から自分たちのペースで、自分たちで試合をコントロールできるようになって欲しい。でないと、、、やはり準々決勝は難しい闘いになるだろう。

それにしてもテレ朝の実況はどうにかならんものか?平山が五輪に出場した、森本が本来はU-17選手権対象であり飛び級、平山、兵藤、中村は国見高校コンビ、1試合に何回同じ情報を流せば気が済むの?それから解説(応援団長?)の松木氏との意味のない掛け合い、、、もう少し試合内容に関係のある事をしゃべってく欲しい。TVではなかなかボールを持っている選手を特定できないことがある、その為に実況は、そういう情報をTV観戦者に伝えて欲しい。そして感想ではなく、どのプレーがどういうふうに素晴らしいのか?あるいは拙いのか?解説して欲しいのだ。今に始まった事ではないが、テレ朝実況はキー局の中で最低、スカパー!の実況でも聴いて(特に倉敷氏の)勉強した方がいい!!

※代表選手の採点は9/28夕方にはUPしたいと思っています。

2004/09/26(日) 首位攻防戦。
浦和vsG大阪の首位攻防戦をTV観戦した。と言ってもなんだかんだ忙しくしていたので、「ながら観戦」だったが(苦笑)。結果は浦和が2-1でガンバ大阪をやぶり首位を維持した。

印象としては、エメの速さはやはり凄いということ。直接得点にならなくとも、あーいうスピードで突破され続けたら相手DFは後半までスタミナが持たないだろうなと、、。永井はウィンガータイプなだけに右サイドをやらせると活きるようで、良いクロスを何本かいれていた。田中はちょっと調子を崩しているのかな?各チームで五輪帰りの選手がおかしくなっている事実もあるので、どうなんだろう?浦和では残念ながらさほど目に付いた日本人選手はいなかった(三都主ってWBではなくSHなんだな、、という実感はあったが)。
ガンバの方では、ボランチ出場の宮本がスイーパーに帰れない理由がわかった。シジクレイがあれだけ良い仕事をしちゃうと、ストッパーが出来ない宮本では出場機会が削がれる。コンビネーション面を考えれば、日本代表不動のセンターバックとはいえ、控えに回らざるを得ない。ただ試合勘の問題を考えれば、絶不調に思える磐田の田中同様、代表に召集すべきレベルなのか疑問に感じた。そしてストライカー大黒だが、随所にトリッキーなプレーをみせ、使ってみたい(代表で観てみたい)なと率直に思った。普通では考えられないようなタイミングや体勢でもシュートまで持っていくところが、彼の最大の良さ。ゴールへの執着心というのかな?日本人FWに欠けている最大の部分と思うが?

2004/09/25(土) U-19日本代表(3-0)U-19ネパール代表
アジアユース選手権 A組第1戦。

お天気マークは雨だが、これは宮城県(私の住む街)の話、現地マレーシア・ジョホールバルは晴れで気温も30度を超える日本で言うところの真夏だった。
地上波放送もあったので、代表ファンの方々はTV観戦していただろうと思われます。よって仙台カップのような試合トレースはしませんが、感想を、、、、「前半は眠たくなるような展開だった(事実私は平山のゴール前にお休みモードに入っていた)なぁ」(苦笑)。そのまま起きたら深夜(早朝?)4:00になっており、そこから録画していたビデオを見直しました。後半、中山がトップ下に入ったあたりから中盤でボールが回せるようになり、観ているこちらも時間経過を忘れるような面白い試合となりました。森本が入ってそれは顕著に、、、。だらーっと時間が流れるのではなく、プレーひとつひとつを見逃さないようにしたい!そんな気持ちが私の中に芽生えました。(その点だけを取っても、森本という選手は凄いかな?)
それにしてもこのチームは大熊監督の言われるがままにしか動けない(動くことを許されない)ロボットの集まりの様な感じだな(苦笑)。プレーがひとつ終わるたびに選手はベンチの指示を仰ぐ、いまのプレーで良かったのか悪かったのかという基準を監督に求めているような印象。そして大熊監督も、そういう(まるで部活動のような)チームを目指している様でもあり、、、この辺は物凄く気持ち悪かったです(冷汗)。

※代表選手の採点は9/26夕方にはUPしたいと思っています。

2004/09/24(金) 仙台カップ U-18日本代表(3-4)U-18東北代表
優勝の可能性が無くなった日本代表は、「ナショナルチームとしてのプライド」をかけつつもレギュラーでは無かった選手を試す試合と位置づけていたようだ。しかしそれ故にナショナルチームが地域のセレクションチームに競り負けるという大失態を犯してしまった。全体のボール支配率などは上でも、個々の選手達にそれほどの「差」があったとは思えない。今後の努力次第では両者の関係が逆転する可能性も高いのかな?と感じた。それにしても日本代表は情けない試合をしてしまった、これがモチベーションの違いというものなのか?

ほとんどの方が試合経過を知らない(マスコミがこの大会を取り上げてくれないため知る術を持たないだろう)と思われるため、トレースしていきたいと思う。

前半すぐに東北代表の大久保剛志(ベガルタユース)がセットプレーのこぼれ球を押し込んで先制。ふんわりとゲームに入った日本代表は頬を叩かれて、やっと目が覚めたようだった。東北DFのミスにつけ込み大江(京都洛北)、ハーフナー・マイク(マリノスユース)のゴールで逆転に成功した。しかし前半終了間際、小寺(青森山田)の突っかけから福士(盛岡商)が落ち着いてボールを捌き、遠藤直人(FCみやぎ)のビューティフルゴールが生まれる。
同点で迎えた後半、均衡を破ったのは東北代表。開始5分混戦の中から抜け出した小寺(青森山田)がゴールを決めた。日本代表は中盤(主にボランチ)の寄せが遅い上に緩く、両サイドに精度の高いボールを入れられ起点を作られた。更にCBがサイドに寄ってしまう傾向を利用され、真ん中でずどーん!個人技で競り負けて失点というパターンだった。FWを2枚替え、財津(東海第五)、興梠(鵬翔高)のコンビで追いついた日本代表だが、このシーソーゲームに決着を付けたのは東北代表の遠藤康(塩竃FC)だった。DFを引き連れて強引に突破した後、得意の左足を振り抜きゴールネットを揺らした。1ヶ月前、U-16日本代表合宿に参加しながら本戦(U-17アジア選手権)に選出されなかった男が、2歳上のナショナルチームから決勝点を奪ったのだ。これ以上のアピールは無かったろう。

東北代表は地元だからどうしても応援したくなったが、まさか日本代表が負けるという試合を見せられるとは思っていなかった。東北の選手達が頑張ってくれた事に喜びを感じつつも、日本代表がこれでいいのか?と心配になった。過去2戦のようなアグレッシブな挑戦者の気持ちが無く、気持ちが入っていない印象を受けた。とても複雑な思いで、勝利監督の清水秀彦氏(元ベガルタ仙台監督)のインタビューを私は聴いていた、、、。

2004/09/23(木) 上位チーム総崩れ。
左膝を痛めたことで仕事も出来ずTVでサッカー観戦をした。J1の上位2チームの闘いをチェックし、何故強いのか?を確認するつもりでいたのだが、、、(苦笑)。G大阪はヴェルディに1-3、浦和がFC東京に0-1に敗れてしまった。(ついでにJ2では川崎が山形に敗れJ1昇格を逃した)
G大阪の試合でびっくりしたのは、宮本ってスタメン落ちしているんだ、、という事(怪我でもないのに、、、)。後半から出てきたけれど、ポジショニングがあまり良いとは言えなかった。大黒はさすがにキレテイル、しかしヴェルディの林、米山を中心とした元代表の最終ラインが踏ん張っていた。ヴェルディの攻撃は小林大を経由して始まる、そして左サイドを担当した相馬の美しすぎる2ゴールには驚いた。この選手ひょっとしてひょっとするかも?
浦和はセカンドステージ初めての完封負け。東京のDFが頑張ったというべきか、浦和攻撃陣が空回りしたというべきか?とにかく東京はボランチ今野を初め寄せがめちゃくちゃ速く、フリーな状態で浦和にボールを持たせなかった。それがエメに裏を取られなかった要因だろうと感じた。(まぁスカパー!で甲府vs仙台を観ていたので最後の30分しか観ていないんだが、、)
(代表スカウティングという)目的は必ずしも果たせなかったが、結構楽しめたJリーグ観戦ではあった。

2004/09/22(水) 怪我人の召集問題。
ジーコ監督はどうやら中田英寿(フィオレンティナ)のオマーン戦召集を断念したようだ。なんとか試合に出場したとはいえ、連戦に耐えられないと判断され今節の遠征メンバーから外れた。実際は終末の試合にも出られない見込みで(カップ戦要員となった)、ジーコが試合を観てと語ったが実現不可能となった。この状況下ではいくらジーコでも中田を特別扱い出来ない、「無理をさせたくない」という主旨でジーコは気遣ったが、実際は(今回に限っては)見切りを付けたと言って良いだろう。この判断は至極当然で正しいと私は考えている。ジーコ不要論に反対する意見がディベートルームで大半を占めているようだが、現時点で中田を召集することに賛成する方は、おそらくいないだろうと思う。

マレーシアでアジアユース選手権に臨むU-19代表、梶山(FC東京)の欠場を受けて追加召集選手が発表された。船谷圭祐(磐田)というレフティのゲームメーカーらしいが、プレーを一度も観たことも無い。そんな選手をどう評価したらいいのか悩むが、一度も合宿に参加させていない選手を呼んだのはどういう事なのか?と理解に苦しむ。怪我人の把握、召集のあり方、この辺をもう少し考える必要があるのではないか?

2004/09/21(火) U-19代表梶山不参加。
やっぱりというべきか?こういう羽目になった。
半月板損傷で3〜4週間の怪我と診断されていた梶山(FC東京)がMRI検査の結果、アジアユース選手権には出場出来ないという結論が出された。先の日記コラムで強行召集するほどの選手なのか?と私は疑問を投げかけたが、、、、協会は追加選手の選考に入ったらしい。これは協会の問題というよりも、監督である大熊氏のリスク管理能力不足という事になるだろう。暑熱に関してはさほど問題にならないが、コンビネーションの構築が出来ていない選手を呼ぶわけにも行くまい。梶山のポジションはDHかOHである、合宿参加メンバーの中では見あたらないが、、いったい誰を追加召集するつもりなのだろうか?
私はU-18代表として仙台カップを戦っている本田(星陵高)あたりがいいと思うが、これまで真剣勝負を2試合闘った彼には疲労が残っているだろう。合宿に参加していたメンバーでMFとなると彼くらいしかいないんだが?
DF河本(神戸)を召集してDF小林(柏)をボランチに専念させるか?FWの田中(福岡)か萬代(仙台)を召集してFW渡辺(国見高)を一列下げるか?いずれにしても、これは大熊監督の失態と言わざるを得ない。

2004/09/20(月) 仙台カップ U-18日本代表(2-3)U-18イタリア代表
負けても良い試合なんて、どのカテゴリー代表においてもあり得ない。しかしそれでも面白い試合を見せてくれたU-18日本代表の選手達に感謝したい気持ちだ。前半は圧倒的なイタリアのスキルに手も足も出なかったが、前半終了間際の柳澤隼(柏レイソルユース)のミドルシュートによる得点で1-3と反撃開始。今回来日しているイタリア代表のメンバーは将来性豊かでフル代表に近いと言われるモッタなどが含まれていた。それだけにイタリアの本気度が解る試合だったが、後半はむしろ日本ペースで試合が進んでいったようにも見えた。後半開始からハーフナー・マイク(横浜F・マリノスユース)を投入した日本、前線で起点を作ることが出来るようになり、2列目の選手がサイドを抉った。PKを得、2-3まで追いつくが、反撃はそこまでだった。以下に印象に残った日本人選手4人を紹介したいと思う。

FW:11興梠慎三(鵬翔高等学校)
坂田(横浜)にタイプが似ており、ドリブル突破と斜めからゴール前にカットインするタイミングの良さが光った。ボール際で粘れるのも強み、多少フィジカル的に弱さは感じられるが、U-19世代にはいないタイプのFWだけに、今後が楽しみである。

FW:9ハーフナー・マイク(横浜F・マリノスユース)
年齢的には1学年下、U-17世代ながら、191センチの長身を活かしたポストプレーは180センチ後半のイタリアCBにも競り負けない強さがあった。運動量は期待出来ないが、意外に足元のプレーがしっかりしており、2年後なら平山相太を抜けるのでは?という将来性を感じた。クラブユースで頑張りトップチームに早く合流して欲しい選手だ。

右SH:16柳澤隼(柏レイソルユース)
第1戦目のブラジル戦同様、日本で最も光を放った選手。まるで妖精のようにピッチ上を舞い、足元に吸い付くドリブルやミドルシュート、フリーランニングでイタリアDF陣を翻弄した。彼もまたU-17世代であるが、1度もU-19代表合宿に呼ばれたことが無いという選手にはとても思えなかった。中村北斗を使い守備的に試合を進めるのもいいだろうが、大熊監督には是非とも推薦したい(私が出来るはずもないが)選手だ。

左SH:13本田圭佑(星稜高等学校)
彼だけはU-19代表に参加しており(SBS杯)、大熊監督のもとプレーした選手だが最終的には選出されなかった。しかし今日の彼の左足を観ると、何故選出しなかったのか理解出来ない。苔口のようなスピードは無いが、攻守のバランスが良く、突破のタイミングも巧い。そして何より特筆すべきは、そのクロス精度の高さ。中央に絞ってのスルーパス能力にも長けており、今後絶対に伸びる選手と感じた。彼は強化指定選手として既に名古屋でナビスコ杯に出場している。注目していきたい選手だ。

2004/09/19(日) A2代表の必要性。
今節のJでは鈴木(鹿島)が磐田に対しハットトリックを記録したが、大久保もまた爆発力を見せてくれた。実は大久保の得点を生で観た訳ではないので強く言えないのだが(裏でやっていた柏vsFC東京を観ていた)、アテネ五輪以降、結果を残している彼をフル代表からはじき出す根拠もみつからない。現代表FWとの関係になるとは思うが、、。
アジア杯を戦い抜き、インド戦ではジーコに軸と認められた鈴木はJで結果を残している。久保(横浜)も出場すれば必ず何かをやってくれるという期待感、存在感のようなものがある。玉田(柏)も怪我でインド戦を辞退したが、今日の試合を観た限り(加地を難なく抜き去って同点ゴールをアシスト)必要かと思う。よって公式戦以外で結果を残している(苦笑)柳沢(メッシーナ)と、潜在能力の高さでジーコが一番期待している高原(HSV)との競争という事になる(はずだ)。
他にも大黒(G大阪)や播戸(神戸)とJで結果を出しているFWがいる、田中(浦和)の動きも良くなってきたし、最近の坂田(横浜)のキレキレ度は目を見張るものがある。使ってみたい(観てみたい)選手はいくらでもいるのだが、欧州クラブ所属者以外に門戸をなかなか開かないジーコ監督が、柳沢、高原と大久保などJで結果を出している選手を比較してくれるか?がまずは問題になる。
私はこの辺が期待できない(私はジーコジャパンのFWは鈴木、久保、高原、柳沢、玉田で決まっている気がする)ため、A2代表(U-25あるいはB代表と表現しても良いだろう)の必要性を感じてしまうのだ。A2代表の目標は?という部分もあるだろうが、監督の固定観念で代表召集されない選手がいるとすれば、それは不幸としか言いようがない。A代表と同時期にA2代表として国際マッチを戦う、経験を積む事は勿論大事だが、自分が置かれている位置(A代表に近い位置にいるのだという意識)を確認出来るという意味も大きいのではないか?掲示板では裏日本代表が選出されていたが、これぞまさにA2代表なのだと私は感じている。

2004/09/18(土) 仙台カップ U-18日本代表(1-1)U-17ブラジル代表
Jリーグの試合(広島vs横浜)もみたが、今日は何と言っても仙台カップの事を書きたいと思う。日本は大会のレギュレーション通りU-18での、ブラジルは3年後のワールドユースを目指したチームの立ち上げ遠征ということで、U-17代表での試合となった。展開としては、ブラジルの圧倒的なテクニックとスピード、フィジカルに中盤を支配され続け、何度も決定的シーンを作られながらも、CBの藤井大輔(サンフレッチェ広島F.Cユース)中心に踏ん張り、失点1にとどめたという試合だった。予想通りと言えばそうだが、ブラジルとは力の差が有りすぎる、(今野、徳永などがワールドユース準々決勝で挑んだが)この世代でも日本はブラジルには勝てないんだろうと実感した。(しかし攻められっぱなし出もなく日本も攻撃の道筋は通っており、惜しいチャンスも何度か合った。試合としてはかなり面白く、SBS杯のU-19代表同士の試合よりも素晴らしかった。ブラジル側も親善目的のSBS杯より、こちらの方が本気度が高かったように思える)

チームの成熟度としてはどうかな?(当たり前の話だが、先日のU-16代表よりは明らかに強いと感じたが)という日本代表にも、個人で光る選手は確実に存在した。それは前述の藤井と、もうひとり右SHに入っていた柳澤隼(柏レイソルユース)だ。プレースタイルは鹿島の本山にそっくりで、ドリブルで相手を抜くことも出来るし、パスのセンスもある。そして(この日も1点決めたように)シュートが非常に巧い!この選手はU-17世代であり、高校3年生が主体のチームにあって1学年下の選手だ。しかしその類い希なるサッカーセンスは、見ている側を「わくわく」させてくれた。サッカー観戦で、もっとも嬉しいワクワク感がこの選手にはあるのだ。レイソルユースだからといってそのまま上に上がるとは限らないが(他のJが触手する可能性は十分にある)、2年後が楽しみな選手(クラブユースの選手なのですぐにでもJに出して欲しい選手)だと感じた。(ただフィジカルが弱いね、この点も本山に似ているが、、)
もうひとり、今日はボランチに入りブラジルのパスサッカーに振り回されて良いところなしだったが、(私が観た限り)この世代最高のゲームメーカーを見た。それは細貝萌(前橋育英高等学校)、守備に追いやられ(それも満足に出来ていなかったが)90分のほとんどを目立たずに試合を終えたが、彼がボールを持ったときの姿勢、視野の広さ(これはチェンジサイドパスを見ると一目瞭然)は、小野伸二(フェイエノールト)を彷彿させた。この選手は攻撃的な仕事がもっと出来る位置で使ってあげるべきと思うが、次のイタリア戦を楽しみにしたい逸材だ。

2004/09/16(木) 中田英寿の代表復帰に待った!
オマーン戦での代表復帰が予想される中田英寿だが、わたしは無条件で復帰させる事に強く反対する。(ジーコ監督は違うようだが)普通の監督なら選手の怪我が治っても、すぐには復帰させないだろう。そして彼の場合は特に慎重に事を進めるべきと私は感じている。
彼はイタリア杯後の記者会見で日本人記者の質問だけを(イタリア語での質問も駄目)シャットアウトした。どういう理由かは定かでないが、こういうおかしな事をやる人間が代表チームに入ってきてもプラスに働かないのではないか?今のジャパンは宮本(プレーぶりには疑問ンも残るが)を中心に上手くまとまっている。フォーメーション的にもトップ下には俊輔が入り、中田をスタメンでとなれば中盤を4枚にする4-4-2の形に戻さなければならない。試合途中での(目的を持った)システム変更なら問題ないが、ヒデを入れるための変更というのでは、代表そのもがおかしくなりかねない。
アジア杯以降、わたしは「中田英寿代表不要論」が出る事が怖いと感じていた(彼は色んな経験をしている、W杯予選を戦った唯一のフィールプレーヤーでもあるので)。しかし今は彼が入ることでせっかく良くなってきたチームに亀裂が生じるのでは?という心配の方が強い。

2004/09/15(水) 組み合わせ。
U-17アジアチャンピオンシップは日本の入ったA組1位の中国と2位の北朝鮮がファイナルを戦うことになった。同時に来年ペルーで行われる世界大会の出場権を得た(3位まで出場権があるので、イランとカタールの勝者がもう1枠を争う)。
で、、、どうしても「死のA組」と言われ、得失点差で予選リーグ敗退となった我がU-16日本代表の事を考えずにはいられない。モンテギュー国際大会に優勝したのだから決してレベルは低くないチームだった、しかし予選リーグ敗退。単純に組み合わせが悪かったという訳でもないだろうが、なんだか複雑な印象ではある。アテネ五輪でも日本と同組1位通過のパラグアイは準優勝、2位通過のイタリアは3位といずれもメダルを手中にしている。
25日からマレーシアで行われるアジアユースも予選リーグこそ恵まれたが、決勝T1回戦で中国、イラン、カタール、インドネシア(ここは弱いだろうが)のどこかと当たる。ここで負けたらワールドユース出場はない、この世代のイラン、中国、カタールは強いぞ!!U-17選手権でも4強に残ってるんだからねぇ、、。

2004/09/14(火) 梶山は歴代司令塔に匹敵するか?
アジアユース(AFCユース選手権)に出場する20人が発表され、平山などが順当に選出された。詳しい事は召集選手紹介で書いているので省略するが(そちらを見てください!)、あそこでは書けなかった事をここで、、。それはFC東京の梶山が選出されていること、いくつもの情報によると全治3週間以上の怪我という事でアジアユースは絶望視されていたと私は認識していたが、、、。彼に代わる選手がいないということなのか?95年以来、中田、俊輔、小野、山瀬、成岡と司令塔と呼ばれた選手は他の選手とは比べものにならないテクニックと視野の広さを持っていた。が、、、梶山がそれほどの選手だろうか?と疑問に感じる。確かにFC東京ではいい仕事をしていた(前回大会でも最後まで候補には入っていた)、しかし彼無しでは立ちゆかない様なチームでは無いはずだ(事実私が観たU-19代表の試合で彼の動きはかなり悪かった)。彼がボランチにはいるのか、トップ下に入るのかは解らないが、決勝Tで初めて使えるような選手を召集するのってどうなんだろうか?サッカー協会ナショナルトレーニングコーチという肩書きながら、FC東京からも完全には離れていない大熊監督。まさかそれは関係ないだろうが、梶山を特別扱いしていないよなぁ?と疑いたくなるような選出ではあった。

2004/09/06(月) 全てが物足りない。
確かにU-17世代のタイは伝統的に強い。98年にはアジアナンバー1に輝いているし、その世代が育ったアジア大会でも好成績をおさめている。しかし、アジア杯でも証明されたようにフル代表レベルでの差は歴然。しかも日本はホームでの試合だった。まさか負けるような事態になろうとは、、、正直思いもしなかった。タイは個人技に優れ、なおかつパス回しも速くて正確だった。それでも日本は何度も決定機を作り、、、、でも結果は1-2で負け。布監督が目指すサッカーとは何だろう?とさっぱり解らなかった。北朝鮮戦でもっともキレテいた右サイドの内田は使われなかった(怪我でもしたか?)、サイド攻撃が自慢と聞いていたが、、??センターラインの選手も強い?んーーーボランチでキャプテンの青山は明らかにチームの足を引っ張っていた。
何かが足りない、、、いや技術も精神力も体力も、、なにもかも全てが足りない。これが日本のU-16トップの選手達なのか?五輪代表のアテネでも感じたが、俊輔や小野たちが代表から抜けてしまうだろう2010年以降、日本は長く低迷の時期を迎えるかもしれない。(正直いって採点したくない試合内容だった)

2004/09/04(土) U-17アジア選手権はじまる。
土曜日と言うことで子供達と外でサッカーをしたり、散歩に出たりと(割と健康的な)のんびり過しました。運動会の学校も多かったようで、各地で花火がなっておりました。
さて今日から、U-17アジアサッカー選手権(U-16日本代表が参加)が始まりました。BS朝日でライブ中継、テレビ朝日でダイジェスト版を放送していたかと思います(テレ朝系チャンネル全てで放送されたかは不明)。スポーツ紙やサッカー専門サイトなどを見ても、扱われ方はフル代表の練習試合より下でした(苦笑)。あまり皆さん、興味ないのかな?と思いつつも、選手採点をしました。おそらく名前も知らない選手ばかりだと思います、こういう選手がいるんだ、、、こういうプレーをするんだ、、程度で結構ですのでコラムを読んで頂ければと思います。中には2.3人、面白い選手もおりましたよ!2年後(いやもっと早くにも)にはJに鮮烈デビューする選手が出てくるかと思います。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.