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2003/10/04(土)
事故
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10月3日、その日は、真木蔵人の誕生日でもありSONY元会長盛田昭夫の命日でもあった。少し遅めの朝食を終え、いつものようにアルマーニのスーツと愛用のグッチ鞄を手に取り会社のある中島公園方面へ健康のためあるいて通勤していた時の事、悲劇は突然起こった。
通勤途中に某観光ホテルの前を通り、押しボタン信号機付きの横断歩道を渡るのだが、その場所は三叉路交差点でホテルに滞在している観光客も頻繁に利用するためか、若干、交差点という割には、横断歩道がホテルよりに作られていて、交差点より離れた位置にある。そのため、初めてこの交差点を通行する(というか右折する)ドライバーはちょっと戸惑うかもしれない。そんな交差点なのだ。
青信号に変わるのを待っていると、観光客らしき5人の年輩の女性と初老の老人が自分の前に並ぶ。つか横入り。そして信号は青に変わりその交差点を横断していると、左方向から右折してくる大きなトラックが目に入った。横断報道を渡っている順番は5人組の女性・初老の老人・自分の順なのだが、そのトラックはどう見ても止まるような速度で交差点に進入してきていない。その軌道はまさに目の前の老人を跳ね飛ばさん勢いなのである。
「じいさん危なぁぁぁぁぁぁ〜い」
と心に叫んだその瞬間、トラックの運転手も俺の心の叫びが聞こえたかのように、ハンドルを右に切り老人を回避した。
というか
俺かよっ!
気がつくと隣には救急車が止まっていて、搬送先を電話でやり取りしていた。あれよあれよという間に時計台病院まで運ばれ、6時間に及ぶ精密検査をうけ、頚椎挫傷・頭部打撲全治10日間の名誉の勲章を頂きました。
そうだ、事故した時に吹っ飛んだと思われるロレックスの時計と大切な10カラットの指輪が見つからないのですが、誰か知りませんか?
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