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2019/12/14(土)
アンプに要求されること
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50年ほど前に、トランジスタアンプの負帰還特性に疑問を呈し、無帰還型トランジスタアンプについて検討していた方がいました。金田明彦先生です。金田先生のコメントの一部を引用させていただきます。 「楽音は、それが永久的に継続しない限り、正弦波の集合とみなす事は出来ない。むしろパルスの集合と考えるべきであり、オーディオ・アンプは、パルスアンプでなければならない。そしてアンプは再生装置の一部である以上、他の部分との相互作用が重要である。特にパワーアンプは、単にスピーカーに電気的なエネルギーを、供給するのではなく、スピーカーからの逆起電力を吸収する必要がある。」 見事に本質を突いた発言です。 同様な疑問を持ち、この点を含む従来のトランジスタ・アンプの問題点をすべて解決したのが、現在の無帰還アンプです。その音を聴けば、一聴瞭然であり納得できます。
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