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2017/01/04(水)
旧型アンプに学ぶ音の良さ
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旧型の小出力アンプに思い知らされた第一の収穫は、「音の良さ」は 測定器に示された数値には無関係だったということです. また、電源トランスの大きさ、容量の大きなコンデンサーが音質の劣化に通じていることも判ります. 音のよい真空管アンプ、JBLのゲルマニウム・トランジスタ・アンプを見習って、完成度の高いアンプをつくることが出来ました. 現代の半導体アンプは全て測定上の数値を追求した結果、測定用のアンプ回路に酷似しています.測定用の負荷抵抗に対してよい数値を示していますが、実際に繋がれるスピーカーをドライブする能力は別の問題になります.多くの半導体アンプは、特性を重視した設計のため多量の負帰還を掛け、フラットで硬く、冷たい傾向の音に感じます.
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