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2016/08/27(土)
テープを再生する環境について。
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最も注意すべき点はテープの保存状態です。数十年経過したテープは録音の時期にかかわらず、ベース(テープ)と塗布された磁性材料の経年変化による問題に注意しなければなりません。再生ヘッドがきれいな状態であることにも確認が必要です。 問題があるかどうかは、テープを走らせてみればわかります。まず、粉(磁性体を含む塗布された材料)が落ちないかどうか。また、走らせてピーピー、キーキーと言う音が出るときは問題があり、正常な再生が出来ません。 オープンリールテープに問題が多いのですが、カセットテープには滅多にこのようなことは起こりません。オープンリールテープが長さ方向にテンションを強くかけるのに対し、カセットテープには弱いテンションをかけてパッドでヘッドに当てるという違いからと思われます。したがって、カセットテープは古いテープでも安心して使えるようです。 音質については、録音の品質によりほとんど決まる事が多く、テープレコーダーの完成度は平均して高いものが多いです。 パフォーマンスの高さが期待できるのは、真空管を搭載したテープレコーダーです。
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