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2016/01/02(土)
原点回帰のためのトランス
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オーディオ・システムの根本を決めるアンプの音質は,1960年代にトランジスタが大量生産され、直結アンプが主流になり,周波数範囲が広くなって以来、悪化の方向に進んできました. その経過の中で、より帯域の狭いゲルマニウムアンプ(ドライバートランス搭載)や真空管アンプ(出力トランス搭載)の音を聴いてショックを受けたことは確かです. 今、アナログ音源,デジタル音源ともに「よい音」で聴けるシステムには少なくとも2〜3個のトランスが搭載されています.(トランス類は周波数帯域が広く、扱える周波数範囲はおよそ10HZ〜100kHz,サンプリング周波数192kHz,またはDSD方式にも対応します.) 「良い音」の原点に還るために,周波数帯域を広くする必要があったのか,それと引き換えに失った情報はどうしたら取り戻せるかがわかってきました. 測定値がどれほど良くても,聴いた結果が良くなければ.
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