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2013/12/14(土)
プレスCDとCD-Rの音質
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通常のCDプレス盤は,編集,マスタリングしたデータを,CD-R,DVD-R,HDDなどに収め,それをプレス工場に送ります.その信号からスタンパーを1枚つくり,そこから多数のプレス盤が生まれます. 今回試作したCD-Rは,編集を終えたデータから1枚ずつ、音質改善(クロック交換,制振加工,ノイズ対策済み)したDVD-R(CD-R)ドライブで10倍速で書き込みました.近所の太陽光発電の影響を考慮して,晴天の日を避け,また,深夜のノイズの少ない時間帯に行います. 結果はあきらかで,より深い感銘を受ける音楽ソフトの作製が可能になりました. (試作CD-Rの音を聴いていただくことも出来ますのでお問い合わせください.) 50年程前にレコード会社のモニター・ルームでラッカー盤の音を聴かせてもらったことがあります.その音はショッキングなもので,その記憶はいまでも鮮明です.すなわち,プレスされたレコードの音とあまりにも違うのです.ラッカー盤は数回針を通すと使えなくなる程柔らかいので,試聴さえすることは出来ません. CD-Rはラッカー盤と異なり,マスタリングの結果をプレスCDと同じ条件で確認でき,その後もプレスCDと同様に再生を繰り返すことが出来ます. ラッカー盤に相当するCD-Rをそのままリスナーに届けることができるのは素晴らしいことではないでしょうか.
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