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2012/01/06(金)
オーディオ・アミーゴVol.9から(つづき)
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――いいまでは、ちがう理屈があったのが見えていなかった…。
私は、アナログが好きなだけに、そのよさを若い人に知ってもらいたかった。そう思ってレコードをCD−Rに録音しています。それもRIAAイコライザーに通さず、直接カートリッジからのデジタル録音です。
――ずいぶん前にMJで、佐久間駿氏が推奨していましたね。
そうです。そのやり方です。そのときは、DATでやっていたと思いますが。これは、理論的にも有利な方法です。CDは、高域のレベルを下げて入れているため、ビット数も少なく、歪みが多いという状態になっている。非常に損な使い方をしているわけで、高域が強調されたRIAAカーブのまま、入れてやれば、デジタルが効果的に使われることになります。そしてDA変換された後で、イコライジングすれば、いい音で聴けるということです。私はその方法でCD−Rに収録しています。つまり、いろんなことに挑戦しているうちに、よいものが発見できる。それがオーディオだと思うのです。
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