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最新の絵日記ダイジェスト
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2024/03/06 マイスターによって録音されたCD
2024/03/01 トランジスタアンプの音が悪いのは
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2024/01/31 このCDは録音が悪いのか

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2012/01/29(日) 自分仕様で作るオーディオ
近くに住むオーディオファンが、ゲルマニウムアンプを自作しています。キーパーツは相島技研が提供します。
次に作るのはアナログ音質で聴けるDAコンバーターです。部品がマウントされた基板にインターフェイス、トランス、電源などを組み合わせ、筐体に収めれば完成します。筐体に用いるアルミやコーリアンのパネルも用意されたものが使えます。
相島技研が注文を受けて制作するものは一つ一つが異なるものです。そのときの注文する一人一人の要求に合わせたものになります。いままでに制作したアンプ、DAコンバーターすべてが同じものではありません。
また、音質改善のためのチューンアップ、制振加工、クロック交換、などもその都度、できるだけ期待に違わぬよう、仕様が異なるものになっていました。

2012/01/27(金) アナログ変換の意味
CD,MD,MP3,SACD,DVD-AUDIO,Hi-Sampling-PCM等々、様々な形式が登場してきました。
その中で最も豊かな音を聴かせてくれたのが、DCCに用いられたPASC方式です。これはいまでも認めることが出来る事実です。データ圧縮をしているにもかかわらず、CD再生を超えるアナログ音質で聴くことができました。MDにはATRACという圧縮方式が使われましたが、MDとPASCが組み合わせられていたらどんなに素晴らしい音が聴けたかを想像できます。
CD再生でもこれに近い音質で聴けるように、newDACを完成させたのが約6年前です。
一方、現存する方式の中で、理論上もっともアナログ音質に近いといわれてきたのがDSD方式です。
この信号形式の真の音質を確かめてみようと試みています。
まず、CDをアナログ音質で聴くために採用したDACチップの中から、PCMにもDSDにも対応できるDACチップを選び、CDのためのDACと共通の回路形式とし、CDと同じ土俵の上で聴き比べることにします。
(いままでの体験では、同一のプレヤーでCD,SACDの比較をしても、SACDの音質に優位性があるとは認められませんでいた。)
アナログレコードもCDも、そこに記録された音の真の姿を見ることが出来ないままでは結論が出せません。また、方式を変えてみるだけでは無意味なのではないでしょうか。

2012/01/26(木) DSD音源のアナログ変換
デジタルオーディオで聴く音楽の音質は、いろいろなフォーマットで送られてきたデジタル信号をアナログ信号に変換するところで決まります。
デジタル信号のデータ量の多少にかかわらず、DA変換を行う装置のクオリティが決定的です。
この5、6年は、まず、CDフォーマットの音質を決定的に決めるのは何か、を探って答えをみつけました。
次に、明らかにしたのは、PCM方式(CDの方式)ではないもう一つのDSD方式についてです。

2012/01/22(日) 録音された本当の音で音楽再生
音楽を聴く手段のなかでもCDは確かな容れ物であると言えるようになったのがここ数年のことです.わたしのところでは少なくとも2006年にnewDACができるまでは、CDの音質の物足りなさを感じていたのです.
まず初めに、CDに記録する段階の音質劣化が問題でした.
これを解決する為に、CD-Rにどれだけよい音が記録できるかにチャレンジし、アナログの素晴らしい録音音源を市販のCD音質を超えて記録することができました.
このCD-Rのパフォーマンスを、さらに超えるものにできる方法に気がつきました.さらに豊かな音楽の世界を味わうことができるようになります.

2012/01/18(水) 資料の紹介
古くは1980年代から、オーディオ雑誌などに登場した記事の中から、相島技研に関する資料のリストを作成しています.

2012/01/17(火) 制振加工例
オーディオと音楽の楽しみに夢の実現をもたらす材料がM2052制振合金です.
開発の当初の目的はオーディオの為だけではなかったのですが、これをあらゆる音響機器、コンピューター、ビデオ、精密機械加工、楽器、等々に取り入れて、振動を原因とする問題を確実に解決できることが認められています.
特に、オーディオの分野では感覚に訴える要素に絶大な影響が現れるので、使うところが一カ所であっても、振動を除去する能力の高さを実証できています.
当ホームページの制振加工例を更新しながら、検索した結果、ユニークな事業を展開されている企業のホームページをみつけました.
鈴木金属工業(http://www.suzuki-metal.co.jp/story/silencer/index.html)です.
とても多くの示唆に富んだ内容を見ることができます.

2012/01/13(金) 情報誌でないオーディオ誌
オーディオ・アミーゴ誌は日本では唯一といってもよい程のオーディオ文化誌です.
第10号の目次を見ると、
宇野功芳/秋葉良彦.対談、上原晋、古山磐雄、景山功など経験と知識の持ち主の名が出てきます.
視野が広く集められた内容は、読み返す価値のあるものを含んでおり、私の「モノの見方」の醸成に役立つことが多いのです.
これからは、NETでも公開されていつでも読むことが出来るようにしていただくことを期待しています.

2012/01/06(金) オーディオ・アミーゴVol.9から(つづき)
――いいまでは、ちがう理屈があったのが見えていなかった…。

 私は、アナログが好きなだけに、そのよさを若い人に知ってもらいたかった。そう思ってレコードをCD−Rに録音しています。それもRIAAイコライザーに通さず、直接カートリッジからのデジタル録音です。

――ずいぶん前にMJで、佐久間駿氏が推奨していましたね。

 そうです。そのやり方です。そのときは、DATでやっていたと思いますが。これは、理論的にも有利な方法です。CDは、高域のレベルを下げて入れているため、ビット数も少なく、歪みが多いという状態になっている。非常に損な使い方をしているわけで、高域が強調されたRIAAカーブのまま、入れてやれば、デジタルが効果的に使われることになります。そしてDA変換された後で、イコライジングすれば、いい音で聴けるということです。私はその方法でCD−Rに収録しています。つまり、いろんなことに挑戦しているうちに、よいものが発見できる。それがオーディオだと思うのです。

2012/01/05(木) ストレート・アーム〜オーディオ・アミーゴVol.9から
オーディオの常識を忘れる〜
 
私は、デジタルよりもアナログにもっと関心があるので、CDプレーヤーだけではなく、レコード・プレーヤーに対しても、いろんなことをやってみました。寺垣プレーヤーの寺垣さんや、オーディオ実験論の江川さんの言っていることや、やってることをヒントに、自分でもいろいろやりましたね。その中で、作ってみて面白かったのは、トラッキングエラーを防ぐための角度をつけないストレートのアームです。アームはどんなものでも、レコードをトレース時にエラーが生じないよう、溝方向に沿った方向へ、ヘッドシェルに角度を付けていることが当然のようになっていますが、このストレートアームはパイプがストレートなら、カートリッジを装着する部分も真っ直ぐになるというものです。これが、非常に音がいい。理論的には、角度をつけた方がいいはずなんですが。ほんとうに驚きました。

――そのストレートアームは、相島さんのところだけですか。

 現在、ベスタクスというブランドから出ているアナログ・プレーヤーに、いま話したアームが付いています。このプレーヤーは、クラブのDJ用に開発されたもので、アームは針飛びを防ぐために考えられた機能です。音質を追究したものではなかったのですが、結果的に、音がよくなったわけです。いままでのオーディオの常識は、忘れた方がいい。いい音に到達するには、それが必要だと思います。
(写真はTEAC S-300のスピーカー・ユニット)

2012/01/04(水) 振動の問題ーオーディオ・アミーゴVol.9から
――それは、どういったことでしょう。

 振動の問題についてです。オーディオ機器というのは、振動がつきものです。トランジスタ、抵抗、コンデンサーすべてが振動に支配され、それが音にも悪影響を与えています。
 昔は、回転機構を持つレコードプレーヤーなどに、よくゴムや鉛を使って、振動対策を講じるような話がありましたが、ゴムだと、ぶよぶよした音になったり、また鉛だとトローッとした音になるということで、次第にそういったことは、なされなくなりました。でも相変わらず、振動の問題は残っているわけです。
 これについては、最近開発され評価の高い、M2052という制振合金から造られた、ネジやワッシャーを振動の受けやすい箇所に使って、振動から逃れるやり方で解決しています。
 この方法が有効なのは、回転機構をもつ振動の多いCDプレーヤーやトランスポートに対してだけではなく、アンプに対してもとても効果があります。
 私は、技術的な立場で、長年オーディオに携わってきましたが、ようやく良いところが少しづつ見えてきました。
 オーディオは結論がない。だから、いろんなことをやってみることが大切です。つまり、オーディオは、後から手をかけないと、よくならない世界です。機器のセッティングや部屋の環境を整えたりすることも必要です。いま、機器のチューンナップというか、改善をよく頼まれるんですが、コスト制限の上で作られている既成の製品は、購入した後から手を加えないと、望んでいたよい音にならないことがよくあります。

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