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2011/05/28(土)
4.筐体内部のノイズ環境
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筐体の内部には、機械的なノイズと電気的なノイズが存在します. 機械的なノイズに対して、制振合金は少量でも極めて有効に働きます. 大きな発生源の一つは電源トランスです.制振合金を利用した取り付け方法で改善することが出来ます.電源トランスの振動はシャーシーを経由して、ピックアップ・メカニズム、回路基板上の部品などすべてに影響を与えています.この振動を減らすだけでも音質に大きな変化を認めることが出来ます. 一方、電源トランスが発生する電磁的なノイズに対して、鉄、パーマロイなどによるシールド対策が有効です. 機械的ノイズ、電気的ノイズ両方のノイズ対策が有効に働けば、アナログ信号として出力される音はとても静かになり、微細な音の情報が豊かに伝わってくるようになるでしょう.
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