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2011/05/22(日)
1.メカニズム部分の改善対策
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ディスクから正確にデータを読み取るのがピックアップと回転メカニズムです. ここで、もっとも注目すべきはピックアップ・レンズを支持する部分、ディスクを回転させるモーター、軸受けの振動です.常に振動が発生している環境において精確なデータを読み取るために、不要な振動を消さなければなりません. よく使われているゴム、スプリングは外部からの振動を減らす効果はありますが、内部(ピックアップ、モーター)で発生する振動には効果がありません.そこに、ディスクの回転が起こす振動が加わります. ディスクに貼付ける音質改善アクセサリー、スタビライザーなどによる効果を試された方も多いと思います. ここに振動対策を行えば確実に音質が改善されます.聴感上のSN比が上がり静かな音質に変わります. 改善するための手段は、メカニズム全体の重量を増すことと、制振対策です.手軽に改善するには、制振合金を用いて各部の微細な振動を消します. 制振合金は広い周波数範囲の振動を副作用なく消す効果が大きいのです.さらに、金属(鉛より高く、鉄と同程度)なので剛性が高いことも特長です. ピックアップされた信号は高周波信号です.(信号処理回路につづく)
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