|
2011/02/25(金)
流行に関係がない本物
|
|
|
新しいプロジェクトにより開発したDAコンバーターを用いて、コレクションとしていたCDをつぎつぎに聴き直しています. すると、全く新しい発見ができる盤とそうでないものと、両方あることがわかります.CDの初期に発売されたフルトヴェングラー(CC35)は、新鮮な感動を与えてくれました. この一枚は音質はよくないのですが、システムの音質の確認に役立つのです.モノ録音であることもポイントです. ところが、今回再生してみると、見違えるように鮮度が高く、周波数レンジが広い音で再生されました.特に、つぶれているように聴こえたオーケストラの弦楽器が、新しい録音と同じように柔らかくなったのです.もちろん演奏が楽しめるようになりました. 再プレス、再々プレスされる演奏は、決して初プレスと較べてよく聴こえないという事実があります.原録音の音質は、20年も前にプレスされたディスクに既に収められていたことがわかります.(ブルーノ ワルターのCDもよい音で録音されていたことがわかります.) このCDの音質がよくないと思っていたのは誤りで、実は再生に使っていたDAコンバーターに誤りがあったのです.
|
|
|
|