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2011/02/01(火)
レコードプレヤーの再調整
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重量級(30kg以上)のレコードプレヤーは基本的に、カートリッジを除いてそれぞれが質量の大きいパーツを用いて組み上げられています.リフォームの為に組み立て直すことになりました. 質量が大きい部品は振動しないだろうと考えるのは間違いです.また、硬い材料は振動に対して強いと考えるのも誤解です.かえってそのような材料程、振動は減衰しないで伝わります.部品がどんなに重くても、また硬くても振動は固体の中を減衰しないで伝わります. レコードプレヤーの音質のよさを求めるときに、最大の害となるのは部品の振動です.ピックアップはプレヤーに生じたどんな微細な振動も逃さず拾い、音に変換する働きをしています.感度が高いピックアップ程,不要な振動を拾う能力も高いのです. これを解決する方法は一つしかありません.微細な不要振動をなくすために開発された硬度の高い材料、M2052制振合金を利用します.構成部品を互いにリジッドに組み合わせることが重要なポイントです.どこにも、ゴムやスプリングを挟みたくないのです.
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