|
2010/05/08(土)
ステレオ・システムの損失
|
|
|
「ステレオ」または「マルチ・チャンネル」は「モノ」(1950年代後半からステレオが普及したが、それまでのオーディオは1個のスピーカーで聴く「モノ」が当たり前だった。)よりは不利な条件で動作しています。音質の良さに関して、ステレオはどうしてもモノを超えることができないのです。 片チャンネルに「無音」を記録したCDを聴いて、このディスクを聴くとなぜ「音が良い」かを考えてみました。 まず、CDプレヤーにリアルMONO・CDをかけると、回路には常に一つの信号だけが流れて二つの信号が内部で互いに干渉することがありません。そのとき、電源部の負担もステレオ動作時と較べて少なくなっています。 これに続くアンプ、パワー・アンプの動作についても同様に考えることが出来ます。通常、L,Rの2チャンネルが、完全に独立したシステムになっていないのです。 このようなステレオ・システムの”音質”を改善するには、モノ・パワーアンプ、パワー・エクストラが有効です。それによって、ステレオ再生でも”完全なモノ再生”と同等のクオリティにすることが出来ます。 (写真は相島技研作のモノ・パワーアンプ。ステレオに用いるには2台が必要。)
|
|
|
|