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2010/05/19(水)
オールメタルスピーカー
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従来の考え方で設計されたスピーカーではどうしても聴こえなかった音を実現できたのが、オールメタルスピーカーです。 まず、筐体は全ての部分が金属で出来ています。叩いても響きがありません。また、ユニットの振動板も金属製です。音楽を再生しても、キンキンするような音質ではありません。 このスピーカーの音の性格をひとことで言えば、余計な音が聴こえません。それでいて、ヘッドホンで聴くように、「情報量は豊か」です。 アルミなどの金属をエンクロージャーに使った製品はありましたが、とても木製のエンクロージャーのスピーカーのように豊かな情報は伝わらず、余計な響きがついてしまいます。 振動板に金属を使えば、やはり気になる音がつきまといます。結果として、小型にできるメリットを超えるデメリットを感じてしまいます。 したがって、このように「オールメタル」であるとその欠点ばかりが表出して、また紙と木に戻ってしまうのです。 それでも、この超小型スピーカーが完成度の高い音質のスピーカーになったのには、目に見えないところにノウハウが生かされているのです。内部の吸音材から始まり、ネジに至るまで、特別に選ばれた素材です。 いままで聴くことができたどのスピーカーよりも、「小さく」「豊かな表現力」です。
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