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2010/12/15(水) デジタルオーディオの原点
オーディオの先達である中島平太郎さんの本を再読して、様々な発想が浮かびます.
デジタルオーディオの音質について考えることは、アナログオーディオの原点に還ることを意味しています.すなわち、データの正確性を求めるのではなく、原音の情報を精確に伝達することを求めるべきなのです.
デジタル信号の処理をさらにいじくりまわしても、大して音質の変化は起こりません.アナログからデジタルへ、デジタルからアナログへ、という変換を行うことそのことがキーポイントになることを教えられます.

2010/12/14(火) MOの音質評価
デジタルオーディオの記録メディアは多くの種類の中から選ぶことが出来ます.
いまでは大勢をCDが占めており、他の選択肢にはなかなか目が向かなかったのですが、あらためてMOディスクに注目してみました.
高音質CD(XRCD)制作の為に、一時アナログ録音とMOレコーダー(PCM-9000)によるマスターディスクの使用が条件とされていたことがあります.
MOディスクでもあるMD音楽ディスクは、素性のよいメディアであるにもかかわらず、用いられた圧縮方式が原因で高音質とされませんでした.
種々のメディアのなかで最も信頼性が高いと言われているMOディスクを再評価してみる価値がありそうです.

2010/12/13(月) クリーン電源に要求される特性
要求される特性とは、自身がノイズを発生しないことと、外部からのノイズを遮断出来ることです.
ノイズの発生源となるスイッチング電源は最近になって十分にノイズの少ないものが作られています.オーディオ用途に十分な特性の電源が出来ているので、コンポーネントの内蔵電源そしてACアダプターにも使われます.
ノイズカットの性能が高ければ、よい音質につながります.EIコアトランスがトロイダルトランスより音がよいと言われたのは、ノイズの遮断効果がより大きかったからです.
スイッチング電源については,ノイズカット効果の大きい設計が出来るようなので,それを生かした使い方で音のよいDACなどを設計出来るようになりました.

2010/12/12(日) USBでクリーンな電源供給
USBオーディオがポータブル・プレヤーのみならず、ホーム・オーディオにも使われるようになっています.
PCオーディオにUSB接続を使ってよい音を聴くのはベストな手段ではありません.しかし、その簡便さからよく使われているようです.
一方、よい音で聴くためには電源の質やノイズ環境を吟味することが重要です.例えば、電池からは水にたとえると岩清水のようなクリーンな電源が供給されます.その結果ポータブル・オーディオは多くの人に好まれているのです.
PCからのUSB接続ではクリーンな電源は得られません.
そこでこれを解決すべく、USB電源装置を開発、試作しました.USB延長ケーブルとしてこれを使えば、音質を改善出来、さらに電源としての容量を増やすことが出来ます.
(また、特別仕様として、電圧も自由に設定出来るようになる.いままでのUSBでは5V500mAまでとなっている.)

2010/12/11(土) 究極の音までの道のりを長くする不文律
 真空管マニアは管の響きに目をつぶる

オーディオアンプの増幅素子としては、真空管が半導体より適しているようです.実はオーディオの帯域より遥かに高い周波数においても半導体よりも真空管がより優れた動作を示しています.
ところが、真空管アンプのどれもが音質の点で半導体アンプより高い評価をされている訳ではありません.
その原因の一つに、振動対策が十分にされていないという現実があります.原音になかった響きを付け加えてくれるので、真空管を差し替えてそれぞれの管が持つ特有の音色を楽しんできました.

2010/12/10(金) ソリッドステート・アンプの音
ソリッドステート・オーディオの時代になっても真空管の音のよさは捨て難いので、大いに利用すべきでしょう.
半導体の装置で聴く音は硬く、鮮明さに欠けています.これを改善すべく検討すると様々なことがわかってきました.
 半導体の電子のスピードが遅い.
これは聴感上、真空管アンプと比較するとわかり易いポイントです.
少しでも立ち上がりのよい音を求めて,ゲルマニウムトランジスタアンプを作りました.シリコントランジスタアンプと比較すると、スピードの速い音です.
 オペアンプの音が硬い.
オペアンプを使えば特性の良いアンプになりますが,オーディオ回路に使うと伸びやかな音に聴こえません.測定器にもオペアンプが多用されますが、特性を良くすることが目的です.オーディオアンプには無帰還回路が適しているようです.(オペアンプは、フィードバック技術などを使って特性が優れたアンプを実現しています.)

2010/12/09(木) ゲルマニウムトランジスタを使用したアンプを設置
古淵の喫茶ナチュラルにBGM用としてゲルマニウムトランジスタアンプが設置されました.
使用されたパワートランジスタの現物も展示されています.黒いダイヤと言ってもよい希少なトランジスタでNEC製です.今は亡き方ですがNECに勤務されていた松本さんから提供されたものです.
アンプは点検、改造のために一時外されていたのですが、音質改善の結果生まれ変わりました.いままで聴けなかったような鮮明で、心地よい音を一日中流しています.電源供給はACアダプターからで,そのサイズはマッチ箱の大きさです.
もし、よい音のCDをじっくり聴いてみたいのであれば,店主が応じてくれると思います.

2010/12/08(水) クロック整形器の正体
デジタル処理の回路による音質の変化は多少なりとも感じることは確かです.
アナログ部分(例えばアンプの回路など)と同程度に変化すると感じられても、実は、デジタル処理の回路も周辺の部品や回路(例えば、電源部)の一部になっており、その全体はアナログ要素が支配していることになります.
クロック成形器のような回路では音質が変化しますが、実はアナログ要素による音質変化を聴いているのです.はっきり言えば、クロック信号はデジタルではなく「アナログ信号」です.
今回、クロックのジッター低減装置を2台比較して聴いてみましたが、1台は音質の変化が大きく音に癖がつく,1台は音質の変化が少ない,という結果でした.
比較した2台の個性の違いは、測定したデータにも表れていました.

2010/12/07(火) 音質と測定データの不一致
ジッターの測定データを,いくつもの組み合わせについて比較してみました.データを比較すると同時に、クロックの異なるCDプレヤーの音質比較、測定データの異なる組み合わせで音質比較をしました.
やはり、「音質」と「測定データ」の完全な一致はありません.
明らかに、測定データが悪い組み合わせでも「聴いてよいもの」がありました.デジタルオーディオとアナログオーディオの組み合わせであるのですが、原理的にデジタル動作をしている部分は0.1%にもなっていないと考えてみるべきです.デジタル波形や数字で示されるデータは殆どは音質とは関係が薄いようです.
現時点における結論として、「聴いて、自分の納得できる判断をする.」ことが正しいと言えます.「これを聴いていればこれからも(死ぬまで)満足できるのか」という目で判断すればよいのだと思います.

2010/12/06(月) デジタルPHONOイコライザーの商品化
次に実行しようとするアイデアは、「デジタルPHONOイコライザー」というものです.
これは、既にLPレコードのCD化の際に実用化して繰り返し使ってきた
方式です.そしてLPレコードの再生音が少しも損なわれることがなく、原アナログ信号の品質が高いレベルで保たれたまま、メディア変換出来た実績があります.
このイコライザーを、LPレコード鑑賞時にも使ってこの方式のメリットがあるのではないかと考えました.
アナログ再生は、一度もデジタル変換せずにそのまま聴くのがベストであると言ってよいのですが、あえてデジタルに変換すると別の利点が表に出てきます.既製の純アナログイコライザーにもいろいろありますが、デジタル・イコライザーはLPレコードの音のよさをあらためて感じさせてくれるでしょう.
「CDレベルのアナログ出力」と「CDと同等のデジタル出力」を備えています.

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