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2007/09/01(土)
孤高のソプラノ 矢野滋のCD
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このCDが出来るのに際して、貴重な出会いと発見がありました。 40年も前に、主にヨーロッパで一流の歌手(ソプラノ、コロラテューラ)として活躍していたことを知ることが出来たのは、当時のラジオ放送の録音テープが残されていたからです。ベルリン放送のスタジオで録音されたというテープを再生してみると、リートの一曲目から想像もできなかった見事な声が聴こえてきたのです。このような高いレベルで、オペラ、宗教曲などすべてのジャンルで活躍の場を与えられていたことを知り、驚きました。大いなる発見でした。 このCDはわずかに残されていた、その一部の録音からようやくピックアップできた音源からまとめたものです。雑音も多く含まれていますが、それにもかかわらず音楽性豊かな歌声、ピアノ伴奏、競演のオーケストラ、コーラスなどが美しくつたわってきます。 (「矢野滋・イン・ベルリン」9月28日発売予定.disk union他)
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