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2007/03/13(火)
デジタル・オーディオの本質(その1)
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デジタルオーディオを利用して音楽を聴くことがあたりまえになりました。 画像、映像も、オーディオと同様デジタル・データに変換して伝送、保管する方法に切り替わりつつあります。 しかし、音声、楽音について、その質が保証されていないことが多いのです。 つまり音楽を十二分に楽しむことができるという点では、アナログオーディオに一日の長があります。
もし、アナログオーディオが「生鮮食品」であるとすれば、デジタルオーディオは「冷凍食品」であるということができます。 (アナログオーディオを楽しんでいた時代に、レコードは「缶詰め音楽」であると言われてきましたが。) デジタル化された音すなわち「AD変換された音」は「冷凍された食品」に例えることが出来ます。 冷凍食品は遠くに運んでも、長い時間置いても保存状態が良ければ全く変化しないものです。 デジタル化された音も伝送の距離、時間の経過にかかわらず、正しいデータとしてそのまま手に入れることが出来ます。また、全く同じものとして、コピーすることさえ出来ます。 冷凍食品を解凍してたべてみると、冷凍をしていない生の食品とは味が違います。 上手に解凍すれば生に近いのですが、解凍のやり方を誤ると生とは全く異なるものになります。 デジタル化された音も、「DA変換」してアナログ音として聴いてみると、デジタル化以前のアナログの音と同じには聴こえません。(つづく)
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