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2005/11/13(日)
追悼・松本健仁郎
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私事にかかわることで恐縮ですが、24時間前に、私たち音楽とオーディオを愛する仲間にはとても悲しいまた怒るべきことが起こりました。(12日、「神奈川新聞のニュース」) 少し前に、仲間のオーディオ・ルームのお披露目に集まって、手打ちの蕎麦を味わいながら楽しい談義ができたのが最後でした。 10数年前に、江川先生のお宅で紹介されて依頼の親しいおつきあいでした。 ジャズ、オーディオ、自転車を愛し、コーヒー好きでしたが、とりわけ「人と人を繋ぐのが私の役目」と、だれからも嫌われることなく元気に飛び回っていました。 そして、共に、永年勤めた大会社を辞めてからはオーディオの楽しさを広めたいという共通の目標を持ちながら、ネットワークを広げ続けていたのです。 また、出身のNECで造られた貴重なゲルマニウム・トランジスタでアンプを作る機会を与えてくれました。(喫茶店「ナチュラル」のホームページ)新方式のDAコンバーターを聴いてもらったときには「ここのスピーカーからようやく納得できる音が聴こえた」と、初めて音を認めてくれたような口振りでした。 私はゲルマニウム半導体でのみ再現できる音を聴いてもらう為に、ラスヴェガスのオーディオSHOWに出品する予定ですが、出来れば松健さんに英語のプレゼンテーションをお願いしたかった。 たくさんの借りを返せないまま、行ってしまいました。 あの世でも楽しんでもらうために、ゲルマニウム・オーディオ・システムを持っていってもらいたいとおもいます。 ご冥福をお祈りします。 (写真は、APRIL24,2005「ASAHI WEEKLY」に紹介された時のもの。)
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