|
2004/11/24(水)
メカニズムの設計思想が再現する音
|
|
|
様々な設計のCDプレヤーの音に触れてみて。 出てくる音には、ピックアップ・メカニズムの設計思想が聞き取れます。ここで失われた情報は後でどのような手段を採ろうとも取り戻せないようです。 音の骨格はここで決まっているようです。 ピックアップされたデジタル信号の骨格を決めるのは、光学ピックアップを含むメカニズムの振動処理の思想であると考えられるのです。 まず、土台となるベースが揺るぎ無いことは絶対条件でしょう。また、サスペンションの構造、リジッド、クッション、材質など見落とせない要素がいくつもあります。このあたりのことは、過去から現在までアナログ・ディスクの再生から多くのことを学んできました。 光学ディスクの信号ピックアップの方法についてはアナログ・ディスクを理想的に再生することと共通の考え方が通用するようです。 スイングアーム方式、ベルトドライブ方式、ピックアップ固定方式、VRDS方式のプレヤーからその音を聞き取ることができます。 写真は、ピックアップ固定方式のステンレスのベースをM2052制振合金の支柱でリジッドに支えた構造を示します。
|
|
|
|