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2005/09/04(日)
小説・「銭形平次捕物控(十四)」野村胡堂 嶋中文庫
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大地主、岡崎屋の支配人の娘が、土蔵に雛の道具を運んで入り、巨大な唐櫃の下敷きになって無惨な死を遂げた。この家では、先代が亡くなった一と月前から、火箸、鉄瓶の蓋、用箪笥の鍵など、変なものが無くなる事件が起きていた。娘の死と紛失事件の裏に隠された真相に平次が迫る。表題作「雛の別れ」など十編を収録。(文庫本カバー裏より)
全体的にアイディア、筋、トリックにおいて底の浅い話ばかりでした。平次と八五郎が出てくれば満足という方向けの巻ですね。次巻で第二期五巻が出そろいますが、それ以降は出ても購入は考えていません。むしろ「半七」の方が読んでみたくなっています。それと同じ嶋中文庫からの出版で、子母澤寛の「おとこ鷹」が少し気になります。これは若き日の勝海舟の話らしいです。
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