ロバの耳
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2005/09/16(金) 小説・「TUGUMI」吉本ばなな
 いまさらながらに読みました「TUGUMI」。

 買ったわけではありません。本棚に置いてあったのです。嫁に行った妹がおいていった荷物、家を建て替える時にみんな処分することになったのですが、その中から救済しておいたものの一冊でした。

 本って、騒がれている時に読むのって、なんだか嫌じゃありませんか。普通はむしろ逆なのか。作家たらんとする者、むしろベストセラーなどはよく読んで研究するべきなのかもしれませんが、性根がへそ曲がりなのでしょう。

 吉本ばななもずいぶんもてはやされた時期がありました。妹もそんな時期に読んだのでしょう。他にも「キッチン」などがありますから。今もたくさんのファンがいるに違いありませんが、ネコもしゃくしも読んでいたあの頃よりは少し沈静化したような気がします。

 以前、友人から「キミの理想としている文体や世界観は吉本ばなななのではないか?」と指摘されたことがあります。

 今回、実際に読んでみて、文章や世界観はともかく、物語を構成する上でのテクニックは一つ学べたような気がしました。それがなんであるか。あまりに基本的なことゆえ、それが自分に欠けていたことを恥じる気持ちから、申し訳ありませんが打ち明けないことにします。


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