ロバの耳
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2005/09/30(金) 音楽♪The End Of Worldとか
 最近、Sixpence None The Richとか、トレパンとか聴いたせいでしょうか。
 急に脳みそが音楽が聴けるモードになって、今日の仕事が死ぬほど暇なことがわかっていたので、手持ちのCDをPCに落として、MP3プレイヤーに入れて持っていきました。

 久しぶりに聴きたいな〜と思って抜き出したのは、90年代後半のものばかり。

 The End Of Worldの「優しい繋がり」は買った妹がピンとこなくて、私が聴いたら滅茶苦茶はまってしまって、譲ってもらったもの。サラリーマン辞めてすぐの頃、こればかり聴いてました。このアルバムの「THE RAINLOVER」は、好きな曲十指の中に入る。

 サラサラと風の吹くたびくずれる
 体中 粒子が流れだす
 いまはもう涙のでないレンズで
 この星を逃げてく水を追う

 鴨宮さんがらみではelliottの「ビリジアン」。
 鴨宮調の曲のアレンジが、当時のコギャルたちのけだるい日常という歌詞の内容にぴったりでした。

 眠気14時2分 肩先かすめてく
 飛び交う小さなメモ手紙の嵐
 退屈 やけに長いまったりした授業
 ふざけた誘惑の文字に笑っている

 猫沢エミのマキシシングル「バロット」に入っている「NO LOVESOMG」。
 これも全然人には知られてないけれど、かなり好きな曲。ピッピッピピッピピッピッピピー、というかなりノリの良いテンポのメロディなのに、歌詞は嫌になった女の子を捨てる男の子というシチュエーション。でも、ホントは作詞者の自虐的な気持ちがこもっているような気がします。

 ねぇ、キミはボクの全てじゃないんだ
 可愛い顔だけじゃ 恋は続かない
 ロッカーにもう今日を預けて

 ちなみに選んだ曲、女性ボーカルばっかりでした。

2005/09/29(木) Deutsch・100ステップ完聴
 4月からのラジオドイツ語講座、100ステップ完聴しました。ラジオのドイツ語講座をまともに聴き初めてから二年半、1ステップも聞き逃しがなかったのはこれが初めてです。

 来月からは以前やったテキストが流用できるので、少し節約になります。でも、いい加減、少しは会話できるようになりたいな。やはりただ聴いているだけではダメですね。

 昨年、テレビの講座の方にレギュラーとして出ていたお笑いコンビ・ペナルティの二人は、ドイツにワールドカップを見に行くから、という理由でかなり熱心に勉強したらしく、かなりきちんと会話を身に付けたようです。確かにテレビで見ていても、凄いと感心するほどの上達ぶりでした。そういや二人は今年も後半からテレビの講座に登場するらしいです。

2005/09/28(水) 音楽♪「05.9.18ねじ祭」Tremolo/pan
 またまたトレパンの(そんな略し方すんなと叱られそう)ライブ音源を頂いてしまいました。今回のはかなり音が大きくしっかり録られていて聞きやすいです。 

1 太陽黒点
2 魔術師と僕
3 真昼の月
4 月光の陰
5 Y.S.
6 佐川三世
7 浜松町
8 馬鹿になろう

 「佐川」が「三世」になっていることからして、前回のは「二世」だったんでしょうね。

 まだ一度しか聴いていませんが、曲が連続していたせいか、こんなに曲数があったとは思いませんでした。私的に初めて聴く曲の中では「馬鹿になろう」がなかなか良かったです。「真昼の月」はもともと好きな曲だけど、いい味のアレンジになってました。楽器的にはドラムが格好良かったなぁ。

 一つだけ注文というか、個人的な希望があるとしたら、ボーカルの声の力が以前より弱くなったような気がするので、発声練習とかをもっと頑張って欲しいです。まぁ、ボーカルさんからは反論があるかもしれませんが、素直な感想として聞いてください。

2005/09/27(火) 本・『インド夜想曲』アントニオ・タブッキ/須賀敦子訳白水社
 インドの深層にふれるミステリアスな内面の旅行記。失踪した友人を捜してインド各地を旅する主人公。彼の前に現れる幻想と瞑想の世界。イタリア文学の鬼才が描く十二の夜の物語。

 関くんに勧められて購入した本です。ふと読み直したくなって読みました。前回読んだのは今から七年前のこと。一度しか読んでいなかったのですが、意外と内容を覚えてました。

 七年前の読書日記を調べてみると、「良かったけれど、何が良かったのかうまく説明できない」と書いてありました。たぶん、「雰囲気は気に入ったけど、内容理解はできなかった」ということでしょう。

 読み直した今回も、決して内容理解ができたとは思いません。ただ、以前は「失踪した友人を捜す」という、ミステリちっくな視点で読んでいたので、そんな感想を持ってしまったのだと思います。

 本書は、西洋人にとって(日本人にとっても)あまりに幻想的な(良い意味でも悪い意味でも)インドの現実≠旅した主人公の、断片的な記録集としてとらえると、たぶん、もっと素直にその魅力が把握できるような気がします。

2005/09/26(月) 音楽♪『Kiss Me』Sixpence None The Rich
 ドコモのフォーマのCMに使われている曲、以前から少し気になっていたのですが、ネット検索して調べてみました。

 すると曲名は『Kiss Me』、歌っているのはSixpence None The Richであることがわりました。しかもオフィシャルサイトで試聴できるというのです。

http://www.sixpence-ntr.com/home_content.html#

 試聴でもフルで聴けるので、聴きたくなったらネットを繋げばいいか……と思うとアルバムを買うか買うまいか迷います。

2005/09/25(日) 本・『銭形平次捕物控(十五)』野村胡堂 嶋中文庫
 十日前に死んだ巣鴨の万両分限、井筒屋重兵衛の死にようが怪しいから、再度のお調べを願いたいという投げ文があった。さらに、重兵衛が死ぬ前に、高価な茶道具が滅茶苦茶に叩き割られるという事件も起きていた。平次と八五郎が井筒屋に出向いてみると、今度は若主人重太郎が……。表題作「茶碗割り」など十編を収録。

 第二期刊行が終了しました。
 
 表題作は確かになかなか面白い筋でした。単に人殺しがあったというだけではあまり興がそそられなくなってしまっているのですが、プラス些細でも別の謎があると良いですね。この場合は、大切にしていた茶碗を主人が死ぬ前に割りまくった、という点です。

 ところで、昨日は珍しく「金田一少年の事件簿」のドラマを見てみました。一役を亀梨和也が演じるので見る気になったのです。彼はカッコイイですし、なにより野球が上手いというのが良い。漫画の方は絵柄に抵抗があったので初期の頃、雑誌で読んでいただけでした。

 前半は「これはギャグドラマだな」と思わないと見ていられない気恥ずかしい作りでしたが、後半からラストにかけてはひさしぶりに謎解きのカタルシスを味わえました。いくつかの伏線を提示し、それを一本の線として読み解いていく。トリックは新本格的な強引さがありましたが、遊びと考えればそれもOKなのでしょう。

 一つ、気になったのは、作中、「伝説の名探偵」とされている祖父・金田一耕助との比較で、一の消極性や傍観者的な立場がしょっちゅう非難されること。

 金田一耕助は個人的には「名探偵」というより「迷探偵」だと思います。だからこそ愛すべきキャラでした。彼はあくまで事件の傍観者で、殺人事件の一つも止めることができない。非力で、誰かを守るという立場で活躍したことは皆無。

 でも、ある意味「伝説化」というのはそんなものなのかもしれませんね。ドラマでの持ち上げられ方を聞いたら、あの世で金田一さんが照れまくると思います。

2005/09/24(土) 食べ物・そうめんかぼちゃ
 頂きものです。初めて食べました。正式には金糸瓜≠ニいうものらしい。

 瓜型をしたカボチャ……いや、瓜なのかな?……なのですが、茹でるだけでそうめんか春雨のような糸状になります。食感は春雨と変わらない。母親に指摘されるまで春雨だと思って食べていました。

 今回は胡瓜と大根と一緒に酢の物に。他にも食べ方は工夫しだいで、トマトケチャップを使ったりする調理法もあるようです。

2005/09/23(金) 漫画・『風光る(42)』川三番地/七三太郎
 甲子園大会二回戦、多摩川対関大淀川、四回表多摩川の攻撃です。

 雨が降り始めた甲子園、日頃から雨対策をしていた多摩川高校に有利に傾くという展開。「雨ならうちが勝つ」と言い切る君島監督の予言通り、スクイズは決まるのでしょうか。

 最近の野球漫画では「雨の日の練習」がよく取り上げられます。

 自分の高校時代は、雨がふるとグラウンドを使わずにウェイトなどの室内練習をしていました。単純に練習時間が短くなるので喜んでいたのですが、雨の日対策としてグラウンドで練習するというのは確かに必要な行為かもしれません。

 ただ、この巻での主人公・野中ゆたかの打席、彼が濡れたバットのグリップやヘッドをユニフォームで拭くのを見て、アナウンサーがほめるというシーンがあるのですが、これはやりすぎだと思います。
 そんなことは、自分らの頃からやってました。

2005/09/22(木) 本・『チョコレート工場の秘密』ロアルド・ダール著/柳瀬尚紀訳
 届いてさっそく読んでしまいました。

 読んでみて、映画がけっこう原作に忠実に再現されていることを知り、驚きました。ウィリー・ワンカ氏に父親との新エピソードを加えたり、その登場シーンを凝ったり、あごひげがなかったといくつの変更もありましたが。

 いろいろ感じたことのうち、感想を二つほど。
 一つめは、子供はそんなにお菓子が好きなんだ、ということです。

 ヘンゼルとグレーテルに出てくる「お菓子の家」はその原点ですが、ハリー・ポッターシリーズでも奇妙な魔法のお菓子など、お菓子についてはかなりの枚数を裂いています。それはつまり、「お菓子」を出すだけで多くの子供への魅力になると作者たちが考えていることを示しています。

 私個人の子供時代を振り返ると、そこまでのお菓子への執着はありませんでした。小遣いをもらえば駄菓子に使い切る友人を尻目に、マンガばかり買っていましたから。お菓子が嫌いだったわけではないのですが、食べてそれきりのものよりも後々まで何度も楽しめるマンガの方に価値を置いていたわけです。そのせいか、こういった童話に出てくるお菓子の描写に魅力を感じたことはありません。
 ならば本作のどこを楽しんだの?と突っ込まれそうですが。

 二つめは、チャーリーの工場への招待チケットの入手法。拾ったお金でチョコを買い、それがチケット入手に結びつく。これは個人的な道徳感からすると、かなりの抵抗がありました。拾ったお金は交番に届けようという意識は、むしろ私の方が「バカ正直」だとは思うのですが。

 吾妻ひでおのマンガ『失踪日記』の中で、交番で不審者として尋問されている作者が、サイフの中にお金が入っていることを指摘され、「拾ったんです」と言ってそれを警官がとがめないシーンがあります。

 『失踪日記』は現実を元にして描かれたものですから、実際にそういう会話はあったのでしょう。警察官ですら拾得物を私物化したことに対する言及はしない。もはや拾ったお金は自分のものというのはごく当たり前の概念になっているのですね。

 最後に、柳瀬尚紀の訳について。

 本書の新訳の最大の特徴は、訳者が登場人物たちの名前のダール流のユーモアを読者に理解してもらおうとしたことだと思います。例えばチャーリー・バケットをチャーリー・バケツにしている。バケットはバケツのことだというのです。一番、変えられてしまったのはヴェルーカ・ソルト。彼女の名前はイボダラーケ・ショッパーになりました。ソルトは塩だからショッパー、VerucafはVerruca(イボ・タコ)に通じるからというのがその理由です。

 確かにダールのユーモアをできるだけ理解してもらおうと思うなら、そういう訳し方もあるでしょう。ただ、これは感性の問題だと思います。私は名前というのは固有名詞だから、仮に原作者のなんらかの意図があったとしても、オリジナルを尊重し、注釈程度にとどめておいたほうが良いと思う方です。

 ただ、訳者の解説の中で、私がひどく反感を覚える一行がありました。以前の翻訳にはどうやらキャラクターたちの名前は原名そのままであったらしいのですが、それを「あの訳書では名前が面白くもなんともない。はたして訳者がわかっていたのかどうか」と語っているのです。

 原本の単語や表現をどう訳すかは、訳者の価値観やセンスの問題でしょう。それを「わかっていたのかどうか」とまで言うのは失礼ではないでしょうか。

 本来であれば、私は名前をどう訳そうが気にしない方です。しかし、訳者の指摘をふまえてあえて私の価値観を述べれば、この実に荒唐無稽な物語にある程度のリアリティを持たせるためには、名前はオリジナルの方が良いと思います。「ヴェルーカ・ソルト」ならまだともかく、「イボダラーケ・ショッパー」なんてあまりにもあまりにもわざとらしい名前ではないでしょうか。そこから物語のリアリティに疑問が生まれてしまうと思うのです。

 こういう訳者のセンスというのは訳文全体に関わることです。機会があったら、以前の訳本との比較してみたいと思ってしまいました。

2005/09/21(水) 注文・書籍二冊
 宮城県の秋の県大会は東北が優勝しました。仙台育英はまさかの二回戦負け。東北大会へは準優勝・一迫商業(昨年と同じ)と宮城水産(初出場)です。

 またAmazonで本を注文してしまいました。一冊は20日発売の銭形平次N。一応、これで最後です。出てももう買いません。

 もう一冊は……はい、「チョコレート工場の秘密」です。

 昨日は田村隆一さんが訳していたことを紹介しましたが、現在新刊で手に入るのは「ロアルド・ダールコレクション1 チョコレート工場の秘密 R・ダール (著), Q・ブレイク (イラスト), 柳瀬 尚紀 (翻訳)」でした。

 ダールコレクションなんて出ていたんですね。面白かったら揃えてみようかな。

9月絵日記の続き


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