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2005/08/31(水)
私事・鈴虫
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父親が鈴虫を飼い始めました。これがうるさくてかないません。 私がまだ小学二年生の頃、当時住んでいた埼玉の公団団地で大繁殖させ、毎夜「り゛ーん」という大音量を響かせていた悪夢が蘇ります。
鈴虫を買うコツというのは、少ない数を広い場所で飼うことなのだそうです。そうすると適度な間隔を置いて静かに鳴きます。たくさんの鈴虫を狭い入れ物で飼うとひっきりなしに鳴くようになります。これは雌へのアピール合戦で雄同士が必死になるからだそうです。
また、数いるとそれだけ音量も大きくなります。蝉もそうですが、虫というのはバラバラに鳴かず、声を揃えていっせいに鳴くという習性があります。蛍の明滅にしても初めはバラバラでも不思議と揃っていくものだそうで、これは雌へのアピール効果をより高めるためらしいです。いっせいに鳴かれると、共鳴効果も手伝って大変な音になります。ほとんど暴力的と言っても良いくらい。
よく日本人と欧米人では虫の音を聴くために使う脳の部分が違っていて、日本人は良い音色に、欧米人は雑音に聞こえるなどという話を聞きますが、度を超した音量は雑音・騒音に他なりません。
生き物を飼うのは自由ですが、他人や家族に迷惑をかけていないかどうか、その辺を心がけて欲しいものです。
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