|
2005/08/25(木)
マンガ・「超常機動サイレーン@」井原裕士 メディアワークス
|
|
|
面白いです。はまりました。この歳でラブコメにはまるというのも恥ずかしいのですが。大体、題名からしてなんかオタクくさいですよね。でも絵柄も内容も萌え系でも秋葉系でもないと思うんですよ、個人的は。
基本的には特撮ヒーローマンガです。古くは「ウィングマン」「パトレイバー」みたいな。でも、本筋は少し違います。
ヒロインの波良(なみよし)めるなは、サイレーンという市街でのテロ集団を想定した政府第三セクターである公共警備防衛機構(略して公警)に所属する特殊部隊の一員で、精神波でパワーを強化させる戦闘スーツサイ・ドルフィン≠着用する女性です。
一方、悪の組織的な集団はエコロジーを謳い文句にし、各地の工場を巨大なメカや改造人間で襲撃するのですが、もう一方の主人公・ドクターMこと水凪(みなぎ)俊一郎はその組織の博士。お茶目な首領に突っ込みをいれるようなクールな科学者です。
この二人がお互いの正体を知らぬままに、次第に恋におちていくというのが、メイン・ストーリーなのです。
でも、その過程がやたらとおかしい。二人はひょんなことで知り合いとなるのですが、水凪はめるなが敵対する公警の職員であること知って、情報を引き出そうと考えて、食事などに誘うようになります。めるなはそんな思惑はしらず、誘いに応じます。ところが水凪が情報を引き出すためにすることは全てある意味裏目。どんどんめるなの好感度をアップすることに繋がってしまうのです。
また、二人とも組織の中である程度重要なポジションで働く者同士なわけですから、お互いの時間作りなどにも苦労をするわけです。今時の恋愛ドラマのパロディにもなっていてその辺も面白い。
題名には少し引くかもしれませんが、機会があったらぜひぜひ読んでみてください。とっても面白いですから。
|
|
|
|