ロバの耳
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2005/08/22(月) 落語・「紋三郎稲荷」二代目三遊亭圓歌
 二代目三遊亭円歌
 明治24年4月28日新潟県新潟市生まれ。

 新潟中学卒業後、横浜の貿易商をはじめとして、様々な職種に就いたが、いずれも長続きはせず、やがて地方周りの芸人一座に加わり三遊亭柳橋という柳三遊を掛け合わせた名前で巡業中に北海道にて、二代目の三遊亭小圓朝に発覚して、大正4年プロに転向初代三遊亭圓歌に入門して三遊亭歌寿美(さんゆうていかすみ)を名乗る。その後歌奴と改名しその名前のママで大正10年4月に、真打ちに昇進し、昭和9年10月に二代目三遊亭円歌を襲名した。

 地方訛りと、吃音というハンディーを見事に克服し、明るい芸風で古典新作に独特の味わいをもっていた。

 初代圓歌門下に兄弟子の三遊亭歌当(さんゆうていかとう)のちの三代目三遊亭金馬がいて終生代わらぬ友情で結ばれていた。

 三代目の三遊亭金馬が、実体験から創作した『取り次ぎ電話』を二台目の円歌がやりたいと言ったら、その後この噺を円歌にゆずり、生涯やることはなかった。この『取り次ぎ電話』が題名を『呼び出し電話』と改名され、生涯を通じて、円歌の十八番になり、さらに『空き巣の電話』『社長の電話』と電話シリーズを生み出す切っ掛けとなり、電話の円歌、または電話落語と呼ばれるようになった。

 落語協会副会長に就任後昭和39年8月25日に74歳で永眠した。
(柳亭燕丸のHPより)

 「紋三郎稲荷」は面白い噺です。

 籠にのったお侍がひょんなことからお狐様と勘違いされ、悪のりして狐のふりをする。宿でも下へも置かぬもてなしぶり。翌日、やりすぎたことに気がついて逃げ出すと、その姿を見ていた狐が「最近は人の方がうまく化かす」とこぼすというオチ。オチとしては「王子の狐」の方が気が利いていますが。

 話は変わりますが、最近、同じ噺を立て続けに見たり聞いたりしました。

 一つは米朝の「はてなの茶碗」。東京に行ったおり、友人のSの家でビデオに録画したものを見せてもらったのですが、先週の金曜日にNHKラジオ第二の「上方演芸会(再)」を聴いたら、恐らくは同じ席であろう「はてなの茶碗」を流していました。

 もう一つは喬太郎の「寿司屋水滸伝」。東京に行ったおり、寄席で喬太郎がやっているのを見たのですが、昨日の笑点でも喬太郎が出てきて、やっぱり「寿司屋水滸伝」をやっていました。

 


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