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2005/08/02(火)
落語・「千早ふる」五代目柳家小さん
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今週からか、また「ラジオ名人寄席」の落語を月・火にやるようになってました。(何週かやった「アラビア語」はなんだったのだろう?)
五代目の小さんが亡くなった年の追悼特集の再放送。昨日はスタジオ録音の「粗忽の釘」、本日は寄席の音源で「千早ふる」でした。
「千早ふる」は根問いもの。 百人一首の中の業平の歌、「ちはやふるかみよもきかずたつたがわからくれないにみずくぐるとは」(この噺のおかげでいつのまにか暗唱した)のわけを聞かれた大家さんが、珍解釈を披露します。
「知ったかぶり」というのは誰でもしてしまいがちな悪癖なのかもしれませんが、ここまでぶっとんだ解釈ができればそれは一つの芸と言っていいと思います。
かといって、あまりにもっともらしすぎるのも面白みがありません。「千早ふる」の良さは、明らかにそうではないことを聴き手にわからせつつ、うまく話が展開するからだと思います。
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