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2005/08/18(木)
本・「半七捕物帖(二)」岡本綺堂 光文社文庫
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きりん舎さんにお借りした本です。帰りの新幹線の中で読んできました。面白かった。どうせろくに本など読めず、うたた寝してしまうだろうと思っていたのですが、仙台に着くまできっちり起きて読んでいました。
(一)は持っています。古本で買ったのです。読んで面白かった記憶はあるのですが、買いそろえる気にまではなれませんでした。でも気になってはいたのです。人と行ったデパートで暇になった時、本屋でこれを立ち読みしたりもしました。
ところで偶然にも、本日のNHK教育テレビで「半七親分の日本語」というのをやっていました。「知るを楽しむ」という番組です。
▽14代前から江戸住まいという作家の林えり子さんが、東京言葉の魅力を伝えるシリーズ。3回目は「”半七捕物帳”に見る職業別ことば使い」を送る。東京言葉の魅力は話す人によってのバラエティー。同じ人でも状況によって違う言葉が使われ、それが言葉の風情を醸し出していた。江戸から東京へ移っていったころの東京言葉の博物誌といえるのが岡本綺堂の「半七捕物帳」である。半七老人や武家、娘、職人、商人などそれぞれが使う言葉の違い、そこから生まれる風情を伝える。
半七の魅力がその語り口にあるのは確かですね。落語も好きなので江戸言葉にはえもいわれぬ風情を感じてしまいます。言葉が暖かい。つまりそれが人情というやつなのでしょうか。
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